アメリカ海兵隊が大都市戦の準備開始

アメリカ海兵隊が大都市戦の準備開始
アメリカ海兵隊が大都市戦の準備開始
 

アメリカ海兵隊が大都市戦の準備開始

アメリカ海兵隊が、今年8月から都市部での戦闘を想定した大規模なトレーニングセンターでの訓練を開始するとMilitary.comが報じていいる。この訓練にはイギリス軍も参加する予定のようだ。緊張感が高まってきているアメリカとイランの対立や中東情勢もあり、より実践的な訓練によって海兵隊の都市部での対応能力を上げる目論みがあるようだ。

この訓練は地下トンネルや都市中心部での銃撃戦の模擬訓練をメインに何週間も行われ、さらにはドローンやハイテク機器を使用した戦闘に対応する訓練も含まれている。他にも民間人が戦闘に巻き込まれた際の対応なども想定するとのこと。

この海兵隊による都市戦訓練に関しては元々行われることが早くに決定していたものだが、今回のアメリカとイランとの緊張状態を経て、より想定する戦闘が明確になったのは明らかだろう。

アメリカ軍は近年、中東地域ではアフガニスタンを中心とした対テロ戦争を継続的に行ってきているわけだが、今回の大都市戦訓練はアメリカの戦う相手が今までのようなテロ組織だけではなく、より訓練された敵との戦闘になることを想定してのことと言える。もし軍同士の戦いということになれば対テロ戦より高度な機器を使用され夜間においてもアメリカ軍側が検知される可能性も格段に上がる。

万が一イランとアメリカが衝突することになれば、今までの対テロ戦のような規模・レベルではいかない大きく過酷な戦闘が予測されるため、奇しくもアメリカ海兵隊はタイミングよく準備に入ったことになるが、こういった情報が敢えてメディアに大々的に流れるという事もイランへのけん制の一部になっているのかもしれない。

サバゲーは日頃、理解の無い方面からは「戦争ごっこ」として揶揄されることも多々あり、近年のブームをもってようやく趣味やレジャーとして広く認知されるようにはなったが、世界的に大きな軍事行動が起こると自重してしまう傾向も少なからずあるだろう。しかしそれは趣味として純粋にサバゲーを楽しみたいユーザーにとっては悲しむべきことだ。サバゲーはなにも戦争自体を迎合するものではない。

どちらにしろ、平和を想う一般市民としては大きな戦闘や戦争に発展することは回避してもらいたいもの。今回のアメリカ海兵隊の準備したものが実際に起こるような緊張状態から早く脱することを願うばかりだ。

 

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