アメリカ海兵隊が都市戦闘の実験及び訓練を実施
高密度都市作戦限定運用実験:イギリス海兵隊と共同実施
都市戦闘の実験「DUO2019」を、アメリカ海兵隊が実施した。ここでは、その内容を、掲載時点(2019年9月)の情報で整理する。
都市戦闘の実験DUO2019の要点まとめ
- 主導は海兵隊戦闘研究所で、場所はインディアナ州のマスカタタック都市訓練センター
- アメリカ海兵隊とイギリス海兵隊が、赤チームと青チームに分かれて戦った
- ドローンやセンサーなど、ハイテク機器を組み合わせて検証
- 歩兵分隊は、13人から15人への増員が最終案とされる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実験名 | DUO2019(Dense Urban Operations 2019) |
| 場所 | インディアナ州 マスカタタック都市訓練センター |
| 参加 | アメリカ海兵隊、イギリス海兵隊 |
| 検証内容 | ロボット工学、センサー、有人無人車両と海兵隊の展開 |
アメリカ海兵隊は8月末、海兵隊戦闘研究所主導による高密度都市作戦「DUO2019(Dense Urban Operations 2019)」の限定運用実験及び訓練をインディアナ州マスカタタック都市訓練センターにて行った。先日OUTLINEでもお伝えした大都市戦への対応を想定したプロジェクトの1つが実際に実施されたとのことだ。
DUO2019は、OUTLINEで紹介した大都市戦プロジェクトの一環だ。そのため、都市戦闘への備えを、実地で試す場になった。
都市戦闘の実験内容と赤青の自由戦闘
この訓練ではロボット工学やセンサー技術、有人無人車両及びそこからの海兵隊の展開などを組み合わせ、驚異の発見及び特定から意思決定や行動の速さ、敵の排除まで至る実験をし、従来の装備と新しい装備との都市環境での効果を検討するもの。昼夜問わず長時間続くプロジェクトとなっているようである。
実験の狙いは、脅威の発見から排除までの速さを比べることだ。また、従来装備と新装備の差も、都市環境で検証した。
隊員らは都市の一室を仮拠点とし、ドローンの操縦や索敵を行うなどハイテク機器を織り交ぜた作戦実施を学びつつ訓練に臨んだ。この訓練では、アメリカ海兵隊とイギリス海兵隊が赤チームと青チームに分かれ、建物の密集する都市部での実戦に近い経験を積むためのフリー戦闘訓練を行ったという。
赤と青に分かれた自由戦闘は、実戦に近い形式だ。そのため、市街地ならではの判断の速さが、問われる訓練だ。
都市戦闘と歩兵分隊の編成案
アメリカ海兵隊では歩兵分隊の編成変更を検討している段階でもあり、今までの13人から2人増える15人編成が最終案としてほぼ決定してるというニュースがある。最終案が今回のDUO2019の実験による結果であるかどうかは定かではない。
分隊の人数は、火力や携行弾数に直結する。例えば、12人案では、火力の低下が大きな課題になった。
別案としてあった12人案では、3人のライフルマン3チームに分隊長、副分隊長、システムオペレーターの3人を加えた編成となり、大隊とのコミュニケーションやドローンの利用・電子対策を担う要因を入れることで、1分隊の火力を減少させても対応できる分隊構成とし海兵隊の人員不足を補う狙いがあったが、結局のところ分隊としての火力や携行弾数の低下は想像以上のデメリットがあり、逆に1分隊あたりの人員を増やす方向となったようだ。
都市戦闘の実験DUO2019に関するよくある質問(Q&A)
Q. DUO2019とは何ですか?
アメリカ海兵隊が行った、高密度都市作戦の限定運用実験だ。Dense Urban Operations 2019の略になる。
Q. 誰が主導しましたか?
海兵隊戦闘研究所が主導した。また、イギリス海兵隊も共同で参加している。
Q. どこで行われましたか?
インディアナ州のマスカタタック都市訓練センターだ。建物が密集する、都市部を想定した施設になる。
Q. どんなことを検証しましたか?
ロボット工学やセンサー、有人無人車両を組み合わせた。そして、従来装備と新装備の効果を、都市環境で比べている。
Q. 訓練はどのように進みましたか?
両軍が赤チームと青チームに分かれ、自由戦闘を行った。ただし、昼夜を問わず長時間続いたようだ。
Q. 分隊は何人編成になりそうですか?
15人編成が最終案とされる。なお、今回の実験の結果かどうかは定かではない。
Q. 12人案はなぜ見送られましたか?
火力や携行弾数の低下が、想像以上のデメリットだったためだ。そのため、人数を増やす方向になった。











