アメリカ海兵隊が都市戦闘の実験及び訓練を実施

アメリカ海兵隊が都市戦闘の実験及び訓練を実施
アメリカ海兵隊が都市戦闘の実験及び訓練を実施
 

アメリカ海兵隊が都市戦闘の実験及び訓練を実施
高密度都市作戦限定運用実験:イギリス海兵隊と共同実施

アメリカ海兵隊は8月末、海兵隊戦闘研究所主導による高密度都市作戦「DUO2019(Dense Urban Operations 2019)」の限定運用実験及び訓練をインディアナ州マスカタタック都市訓練センターにて行った。先日OUTLINEでもお伝えした大都市戦への対応を想定したプロジェクトの1つが実際に実施されたとのことだ。

アメリカ海兵隊都市戦闘実験

この訓練ではロボット工学やセンサー技術、有人無人車両及びそこからの海兵隊の展開などを組み合わせ、驚異の発見及び特定から意思決定や行動の速さ、敵の排除まで至る実験をし、従来の装備と新しい装備との都市環境での効果を検討するもの。昼夜問わず長時間続くプロジェクトとなっているようである。

隊員らは都市の一室を仮拠点とし、ドローンの操縦や索敵を行うなどハイテク機器を織り交ぜた作戦実施を学びつつ訓練に臨んだ。この訓練では、アメリカ海兵隊とイギリス海兵隊が赤チームと青チームに分かれ、建物の密集する都市部での実戦に近い経験を積むためのフリー戦闘訓練を行ったという。

ドローン操縦

プロジェクトメトロポリス2

アメリカ海兵隊では歩兵分隊の編成変更を検討している段階でもあり、今までの13人から2人増える15人編成が最終案としてほぼ決定してるというニュースがある。最終案が今回のDUO2019の実験による結果であるかどうかは定かではない。

別案としてあった12人案では、3人のライフルマン3チームに分隊長、副分隊長、システムオペレーターの3人を加えた編成となり、大隊とのコミュニケーションやドローンの利用・電子対策を担う要因を入れることで、1分隊の火力を減少させても対応できる分隊構成とし海兵隊の人員不足を補う狙いがあったが、結局のところ分隊としての火力や携行弾数の低下は想像以上のデメリットがあり、逆に1分隊あたりの人員を増やす方向となったようだ。

 
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夜間も行われる都市戦闘実験

都市戦闘訓練