Mk12 SPRは、SEALsの偵察用プロジェクトが生んだマークスマンライフルだ。この記事では、Mk12の成り立ちと構成を整理する。
Mk12の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベース | M4カービンをベースにしたマークスマンライフル |
| 採用 | Mod0は陸軍特殊部隊、Mod1は陸軍レンジャーとSEALs |
| バレル | 18インチのフローティングヘビーバレル |
| トリガー | KAC製の2ステージトリガー |
| 弾薬 | 77グレインのMk262弾 |
Mk12 SPR(Special Purpose Rifle)
SEALsの偵察用ライフルプロジェクトが生んだ謎の多いマークスマンライフル
SPR(Special Purpose Rifle:スペシャルパーパスライフル)とはその名の通り特殊用途のライフルで、ベースをM4カービンとしつつフローティング式のロングバレルを採用したマークスマンライフル。
SPRは、M4カービンをベースにした、ロングバレルのライフルだ。そのため、カービンより遠くの目標を狙いやすい。
Mk12の開発の経緯
開発の発端となったのは、アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsにより掲げられたスナイパーライフルより短く、M4カービンより射程が長く精度の高い偵察用ライフルの開発プロジェクトによる。
開発の目的は、狙撃銃より短く、カービンより射程が長い偵察用ライフルだった。つまり、中間の役割を担う銃として生まれた。
SPRはアメリカ陸軍・海軍の特殊部隊用狙撃ライフルとして採用されているM16マークスマンライフルのバリエーションモデルと言える。2000年から開発が開始され、アメリカ陸軍と海軍の兵器開発部門のほか民間企業も関わっているが、正確な開発の成り行きなどは謎の部分が多い。
開発は2000年に始まったとされる。一方、経緯には不明な点が多いため、公式な資料での確認が欠かせない。
Mk12のMod0とMod1
SPRの呼称は正式にアメリカ海軍によりMk12という名称が与えられ、Mod0は陸軍特殊部隊に、Mod1は陸軍レンジャーとSEALsによって採用された。他にも、海兵隊においても限定的ながら使用された事実があると言われている。
Mk12は、海軍が正式に与えた名称だ。そのため、SPRとMk12は、同じ銃を指す呼び名として考えてよい。
SEALsによるMk12Mod1の使用においては、実話を元に映画化された「ローン・サバイバー」にも登場していることで有名だ。
ただし、SEALsによるSPRの評価はあまり高くはなく、より短銃身のカービンが選ばれることが多い。
評価が分かれる点は、意外に思える。ただし、映画に登場するなど、知名度は高い銃だ。
ロングバレルのライフルは、構えたときの姿勢にも特徴が出る。そのため、写真で使い方を確認すると理解しやすい。
Mk12 SPRの構成
アッパーレシーバー
アッパーレシーバーはその多くをColt製とし、一部はColt Canadaが製造していた。その後ArmaLiteもアッパー製造に加わっているが、現在はArmaLiteのみの製造であるのかColt及びColt Canada製と混在しているのかは不明である。
アッパーレシーバーの製造元は、時期によって異なる。そのため、現在の個体では、メーカーの確認が必要だ。
ロアレシーバー
クレーン研究所によるSPRプログラムがまだアッパーグループのみを対象とした開発段階であったときは、通常のM16A1ないしM4A1のロワーレシーバーがプロトタイプとして使用されていたが、現在でもその組み合わせが使用されているのかは不明。
現段階ではトリガー周りについてはKAC製の2ステージトリガーが標準採用されている。
2ステージトリガーとは、シアが落ちトリガーが解放される直前に重くなり、トリガープルが2段階に変化するタイプ。狙撃に向いたトリガーで、射撃準備が完了した状態を軽い力でキープしながら必要なタイミングで即座に射撃ができる利点がある。
狙撃では、引き始めの軽さが精度に効く。そのため、2ステージトリガーは、SPRの用途に合った部品だ。
Mk12のバレルとハンドガード
バレル
18インチのフローティングヘビーバレルが標準装備となる。製造はダグラス・バレル社が行っている。後述する、本銃と併せて開発された77グレイン弾頭のMk262弾を利用することを前提に開発されている。
バレルは18インチと長い。また、77グレイン弾を前提にしているため、銃と弾薬がセットで考えられている。
ハンドガード
銃身には触れないフリーフロートハンドガードが用いられる。初期のプロトタイプではPRI(Precision Reflex Inc)社のGen1、Gen2カーボンファイバーフリーフロートチューブを使用していたが、のちにMk12Mod0の正式名称を与えられてからはGen3チューブが使用されるようになる。
Mod1ではKAC(Kights Armament)社製の12インチRASが採用されている。
フリーフロートは、バレルに触れない構造だ。そのため、ハンドガードに力が加わっても、精度に影響しにくい。
Mk12のストックと弾薬
ストック
固定式のM16ストック、もしくはM4リトラクタブルストックを使用している。これはロアレシーバーをM16A1、あるいはM4A1としていることから由来するもので、M16に組み合わせられるストックであればあらゆるストックに互換性がある。
ストックは、M16系との互換性が高い。そのため、好みに合わせて、交換しやすい点が特徴だ。
弾薬
SPRプログラムのためにMk12ライフルと共に開発された弾薬、Mk262が使用される。これは5.56×45mm弾の弾頭を4gから5g(77グレイン)に重量化したもので、射程が長くストッピングパワーも増加している。ただし、弾頭内に弾芯がないため通常弾に比べ貫通力が低いなどのデメリットもある。
Mk262は、5.56mm弾の弾頭を重くした弾薬だ。一方、貫通力は低いため、用途を選ぶ弾といえる。
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VFC Colt Mk12Mod1 電動ガンの紹介記事はこちら
G&P外装ベース Mk12 ハイレスポンスメカボックスカスタムの記事はこちら
Mk12 SPRに関するよくある質問(Q&A)
Q. Mk12 SPRとは何ですか?
M4カービンをベースにした、ロングバレルのマークスマンライフルだ。また、SEALsの偵察用プロジェクトから生まれた。
Q. SPRとMk12は違う銃ですか?
同じ銃だ。SPRに、海軍がMk12という名称を与えた。そのため、どちらも呼び名として使われる。
Q. Mod0とMod1の違いは何ですか?
Mod0は陸軍特殊部隊に、Mod1は陸軍レンジャーとSEALsに採用された。また、ハンドガードも異なる。
Q. バレルはどんな仕様ですか?
18インチのフローティングヘビーバレルだ。また、ダグラス・バレル社が製造している。
Q. 使う弾薬は何ですか?
77グレインのMk262弾だ。そのため、一般的な5.56×45mm弾より、弾頭が重い。
Q. トリガーは何を使いますか?
KAC製の2ステージトリガーが、標準採用されている。また、狙撃に向いたトリガーだ。
Q. 映画に登場しますか?
「ローン・サバイバー」に、Mk12Mod1が登場する。ただし、SEALsの評価は、高くないとされる。











