G&P外装ベース Mk12 ハイレスポンスメカボックスカスタム

G&P外装ベース Mk12 ハイレスポンスメカボックスカスタム
G&P外装ベース Mk12 ハイレスポンスメカボックスカスタム
 

G&P外装ベース Mk12 ハイレスポンスメカボックスカスタム


今回はG&P外装ベースのMk12にJA製ハイレスポンスメカボックス仕様のMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのSpecial Purpose Rifle「SPR」 Mk12は、狙撃銃よりもコンパクトでM4A1よりも射程・射撃精度に優れた選抜射手ライフル(マークスマンライフル)として開発されました。



それでは作業に入ります。
まずメカボの組上げ作業を行います。
ベースとなるのはJ-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.2 リア配線です。
マイクロスイッチを使用する事で今までのメカボックスよりトリガーレスポンスが向上したORGAお勧めのメカボックスです。
スプリングガイドやトリガー、カットオフレバー、セレクタープレートなども付属しているので今までの強化メカボックスに比べてコストパフォーマンスに優れたメカボックスです。



軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
この組み合わせの場合は組込みが少しキツイ場合があるのでその時は無理をせずメカボックスの軸受けを入れる穴を丸ヤスリ等で少し削り丁度良い穴の大きさに調整して下さい。
もちろん接着は必須です。



ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くORGAカスタムでは定番のギアセットです。



続いてシム調整を行います。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
ギアのグリスアップはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
またシリンダーヘッドはマルイ純正Ver.2用シリンダーヘッドを使用しました。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。



ピストンもORGAカスタムでは定番となっている耐久性抜群のJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
タペットプレートは東京マルイ製A2(Ver.2用)タペットプレートを使用しました。



SHS 逆転防止ラッチ Ver.2/3用を使用しメカボックス内のパーツを全て組込みます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボックスを閉じたらMagnusスプルリングとスプリングガイドを組込みます。
これでメカボックスは出来上がりです。
あとはメカボックスを乗せ換えててチャンバー周りのチューンでOK!



と言う訳でレシーバーを分解します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。



次にストック後部にあるネジを外します。
これでストックは取り外せます。



あとは通常の流れで既存メカボックスを取出してハイレスポンスメカボックスを組込みます。
グリップも付けてモーターは既存の東京マルイEG1000を使用します。



ストックやマガジンキャッチ、ボルトストップなどを組付けてテストドライブを行えばロア周りは完成です。



次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用しHOPアームに接着します。
HOPの降りる量が足りなかったので0.5mmのゴムシートを貼って嵩増ししました。
少し大きめのゴムシートを貼付け接着剤が乾いたらDIMENSION HOPの形に添って余分な部分を切り落とすと綺麗に出来ます。


これらを組込んでアッパーロアを組み上げれば初速調整です。
Magnusチューンは流速仕様となりますのでHOPを掛けていくと弾速がUPします。
弾速が高い時でも1Jをオーバーしない様に初速設定を行います。
初速設定が終わったらロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離をチェックして終了となります。