電動ガン G&G L85 オーバーホール

電動ガン G&G L85 オーバーホール
電動ガン G&G L85 オーバーホール
 

電動ガン G&G L85 オーバーホール


今回はG&G製L85のオーバーホール作業のご紹介です。

実銃としてのL85は、イギリスで開発されたアサルトライフルでイギリス軍が採用致しました。
5.56x45mm NATO弾を使用可能とする事で汎用性をもたせました。
最大の特徴であるブルパップ方式を採用しており全長は短くしコンパクト化を図りながら銃身を長くする事で長距離の命中精度を高めた設計となっております。



こちらの銃は以前にMagnusチューンを施しており、ブログにアップしておりますのでこちらよりご覧下さい。



それでは作業を開始します。
後部にあるロックピンを抜いてアッパーとロアを前後にスライドさせて分解します。



G&G製L85はメカボが上下分解するタイプでシリンダー部とギアボックスに分かれています。
まずはシリンダー部に掛っているスプリングを外します。
ついてにボルトリリースレバーのスプリングピンも抜いておきます。



シリンダー部を固定しているピンを抜きます。
これでシリンダー部は外せますがついでにボルトリリースレバー、ギアボックスを固定しているピンも抜いちゃいました。



シリンダー部後部を上に持ち上げながら外します。



ギアボックスは前側を持ち上げながらフレームから引き抜きます。



これがギアボックスです。
モーターASSYを固定しているネジ2本を外し配線も抜きます。



逆側のモーター配線も抜きます。
この時に配線の通し方をよく覚えておきましょう。



次にトリガー装置とスイッチ部を分解します。
ギアボックスからスイッチ部を取り外します。



ギアボックスを固定しているネジは2本、これを外せばギアボックスを開けられます。



カットオフレバーも外します。
ギアボックス内部やギアなどを洗浄しグリスアップを行います。
軸受けもしっかり接着されているかチェックします。
そして組上げていきます。



今回はオーナー様のご要望でカットオフレバーを交換致します。



通電不良があったのでスイッチ配線セットも交換致します。



スイッチの寿命を延ばす為SBDをモーターに取り付けます。
モーターハウジングのネジを外してモーターを取り出してからSBDを取り付けます。
モーターをハウジングに戻しギアボックスに組込みます。
ギアボックスをロアに組込みます。



次にシリンダー部のオーバーホールです。
4ヶ所のネジを外し上部のレール押さえをスライドさせて外します。



スプリングやシリンダーやピストン、ノズル等のパーツを取出し洗浄を行いグリスアップを行います。
ピストンOリングなども気密漏れがないか、劣化してないか等チェックします。
シリンダー部を組上げたらシリンダー部をギアボックスに合体させます。



これでバッテリーを繋いでテストドライブです。
セミ、フルなど問題無く動くかチェックします。
モーター位置調整は後部のパッドを外し、矢印の部分から六角レンチを差し込み行います。


チャンバー周りも分解チェックし問題無ければすべて組上げ弾速チェックを行います。
これで室内作業は完了です。
屋外のロングレンジにて試射を行い弾道や飛距離をチェックし全ての作業は終了となります。