ターゲットシューティングはサバゲーのトレーニングに有効か

ターゲットシューティングはサバゲーのトレーニングに有効か
ターゲットシューティングはサバゲーのトレーニングに有効か
 

的を撃つだけでサバゲーは上手くなれるの?
ターゲットシューティングはサバゲーのトレーニングに有効か?

サバゲーフィールドには必ずあるシューティングレンジ。エアガンのホップ調整や照準器のゼロイン調整のために使用しているプレイヤーが大多数であると思う。しかし、折角ターゲットが用意されているにもかかわらず、正確な射撃を行うための練習の場として活用している場面を見ることは中々少ないように思われる。

それ以外にも、フィールド内にターゲットが複数配置され1つずつクリアしていくコースが設定されていたり、実銃のタクティカルトレーニングのように障害物とターゲットを利用した本格的な施設も見られるようになってきたが、講習会や大会などを積極的に実施しているようなフィールドでない限り、これらも有効に活用しているプレイヤーはまだまだ少ないのが現実。

タクトレフィールド

こういったターゲットシューティングの技術は言ってしまえば止まった的を撃っているわけで、果たしてサバゲーで有効なトレーニングなのだろうか?という疑問があるのも事実であるし、サバゲーが上手くなるにはゲームにどんどん参加することが一番!という声も多いだろう。

しかし狙った場所を正確に撃つという事は、サバゲーでは何よりも基本的な動作となる重要なファクターであることを忘れてはならない。そもそも止まっているターゲットさえ正確に撃てないのであれば、動いている相手プレイヤーを狙う事なんてもってのほかだ。自分のエアガンの特性やセッティングを熟知し、あらゆる状況下で狙った箇所にBB弾を撃ち込めるという技術は、やはりトレーニングを通じて磨くのが一番手っ取り早い方法と言える。

ここでは、気軽に実施できるターゲットトレーニングを紹介していこう。

ターゲットシューティング

 

レディポジションからのターゲットシューティング

ターゲットを使ったシューティングトレーニングは、実際に敵を狙う際の姿勢を身体に覚え込ませることができる。レディポジション(狙いを定めていない、待機姿勢)から素早くターゲットに狙いを定め射撃するという動きを繰り返すことで、不意に敵とコンタクトした際の咄嗟の動きに違いが出てくる。正確な初弾を撃つまでのスピードを上げるには、基本的なトレーニングと言える。

レディポジション

シューティングポジション

また、左右の構えを変えるスイッチングのトレーニングにもターゲットは有効だ。逆に構え直したあと素早くターゲットを狙うという動作の繰り返しで利き手以外の射撃にも自信をつけよう。

これはシューティングレンジさえあればどこでもできるうえ、自宅でもターゲットととなるものとエアガンがあれば実際に撃たなくても射撃姿勢の取り方のトレーニングになる。基本動作の習得方法としてターゲットは有効な道具だ。

 

バリケード越しのターゲットシューティング

これは読んで字のごとく、バリケード越しにターゲットを狙うトレーニングを行う。サバゲーへのより有効なテクニックという意味ではホップショットの練習と言い換えてしまってもよいだろう。サバゲーでよくありがちなバリケードを挟んでの撃ち合いに強くなるために必要なトレーニングで、バリケードから一瞬身体を出した瞬間に狙った所に撃てる練習である。これが、毎回素早く正確にできるようになればかなりの上級者と言える技術であるが、同時にサバゲーでの勝敗を決める重要なポイントでもある。少しずつでもターゲットに当てられる回数が増えるようトレーニングを重ねよう。

シューティング

もしサバゲーの休憩時間などでバリケードを利用したトレーニングをする際は、休憩中の射撃がOKかフィールドスタッフに確認を取って行うようにしよう。フィールド内にターゲットがあれば良いが、無い場合は適当な障害物をターゲットに見立てて行うと良いだろう。ホップショットのトレーニングでは射撃後にすぐ身体を引っ込める動作も必要なため、BB弾が当たった時に音が鳴るターゲットが望ましい。

また、バリケードや障害物越しのシューティングは色んな体勢での射撃を習得するにも良いトレーニングだ。スタンディングポジションだけでなく、片膝をついたニーリングポジション、車両などの下の隙間から射撃するモディファイドプローンなど、様々な場所から狙いを定めるテクニックを練習しよう。

ニーリング

 

移動しながらのターゲットシューティング

自分が障害物間を移動している最中に敵とコンタクトすることもサバゲーではよくあること。状況によっては猛ダッシュしてBB弾を避けた方が良い場合もあるが、やはり移動しながらの射撃を正確にこなしてスマートに目的地点まで辿り着けるとカッコいいし相手にもプレッシャーになる。

バリケ越しのターゲットシューティング同様フィールドを利用して、歩きながらターゲットに狙いを定め射撃するトレーニングを行うと良いだろう。ターゲットに対し前後左右、色んな方向の動きに対応できるようにするとよい。

早歩き~小走り程度のスピードで、移動中にターゲットを正確に撃ち抜ける様になればサバゲーでも有効な動きが取りやすくなる。実際、動いている最中はなかなかBB弾は当てられにくいもので、しかもこちらが正確に撃ち返せる状況であれば、相手との位置関係によってはこちらが有利になる場合もあり得る。

タクトレ

いくつかターゲットトレーニングの例を示してみたが、自分自身や仲間同士でサバゲーでの状況を想定したトレーニングを考案して行うと、トレーニングそのものも楽しみながら上達できるだろう。Youtubeなどでも実銃のタクトレの様子などたくさんのコンテンツが溢れる昨今、サバゲーでも活かしやすい動画を参考にするのも良い。

また、最近ではコアなサバゲー人口が底上げされてきた影響か、本格的なタクティカルトレーニングの講習や自主トレができる施設、スピードシューティングや3ガンマッチなどを楽しめる施設なども増えてきた。射撃だけでなく、射手の動作や味方同士の連携の仕方なども学べるのも良い点だ。たまにはそういった場所を利用して自分の動きを確認したりテクニックを磨くことで、普段のサバゲーがより充実したものとなるだろう。

 
ORGAの最新入荷商品はこちら!