ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込手順

ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込手順
ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込手順
 

ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込み

今回はORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックスの組込みの様子をご紹介させて頂きます。
多くのサバゲーユーザーから支持されているJ-Armament製 ハイレスポンスメカボックスVer2を使用し内部パーツを組込み、既存メカボックスと入れ替えるだけで高次元のレスポンス化が可能となります。
手間を掛けずにチューンが可能な便利なメカボックスです。

ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス はこちら

使用するメカボはJ-ARMAMENT ハイレスポンスメカボックス Ver.2です。
このメカボの利点は初めからスイッチ&配線、トリガー、カットオフレバー、セレクタープレート、スプリングガイドなどが付属している点です。
通常のメカボックスはパーツ類は付属していないので全て揃えると結構な金額が掛かりコストパフォーマンスに優れています。
何よりスイッチにマイクロスイッチが採用され通常のメカボックスに比べトリガーレスポンスが格段に向上しています。
と言う訳で今回はリア配線タイプでのご紹介となります。


ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込作業

ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込作業

まずはチャンバーをハメてキツくないかチェックします。


ORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックス 組込作業

キツい場合はリューターで軽く削ります。
これは丸ヤスリでも出来ます!


チャンバーを差し込む部分の擦り合わせ完了です。


次にメカボを開けます。
左側にはスイッチ&配線、カットオフレバーなどが組込んであります。


右側にはトリガーが組込まれています。
メカボ内の組込み済パーツ類もアフターパーツとしてラインナップされています。
J-ARMAMENTハイレスポンスメカボパーツ はこちら


まずはトリガー部分を外します。
引っ張れば抜けます!


カットオフレバーとスイッチも外します。
カットオフレバーは固定ネジを外してから取り出します。
スイッチは配線を外していき上に引っ張れば外れます。


カットオフレバーを外したらセレクタープレートも外すのですがセイフティーパーツ部を細いマイナスドライバーで浮かせながらスライドさせると簡単に外せます。



メカボの両側パーツを外し終えたら軸受けの組込みです。
軸受けは8mmタイプですのでORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。


組込み方法ですがORGAでは使っていないスパーギアを利用しています。
ギアに軸受けをはめ込みます。


この様に軸受けをメカボに押し込みます。
この時に奥まで押し込めればOKですがキツく入らない場合はメカボの穴を広げます。


丸ヤスリを使い少しづつ削りながら当たりをみます。
この時に削り過ぎて軸受けがガタガタにならない様に注意して下さい。


この様に全て押し込めました。
次は軸受けを一旦外し接着を行います。
キチンと接着されていないと駆動の振動でメカボと軸受けの間でずれが発生し最悪は破損に繋がります。


接着剤ですがORGAではScotch PREMIER GOLD スーパー多用途2という物を使用しております。
耐衝撃性に優れて強力な接着剤であればこれに限らず大丈夫です。
瞬間接着剤は衝撃に弱く外れてしまう事があるのでお勧め出来ません。


一旦外した軸受けを使用していないスパーギアにハメ込み接着剤を塗ります。


奥までしっかり押し込み、念の為ポンチ等で叩き確実に押し込みます。
この時に水平に入ってるかもしっかりチェックして下さい。
はみ出した接着剤は綺麗にふき取ります。
ある程度乾いたらパーツクリーナー等でふき取っても綺麗になります。
このタイプの接着剤は乾くまで時間が掛かるのでこの状態で乾くまで放置します。


軸受けの接着材が乾いたら組込み再開です。
使用しているギアはJ-Armament製 18:1の強化ギアセットです。
BIG-OUT製セクターチップも給弾不良対策の為に組込みます。


そしてシム調整作業です。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。

【プロの技】 シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!ORGAチャンネル


次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO’Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
その他、シリンダー内にこのグリスが入り込むとピストンヘッドの滑りが悪くなり初速低下に繋がります。


シリンダーはJ-ARMAMENT製 アルミ FULLシリンダーを使用します。


そしてシリンダーヘッドはJ-ARMAMENT製 シリンダーヘッド Ver.2用を使用します。


シリンダーヘッドをシリンダーに組み込んだらシリンダー内とノズル差し込み口にグリスアップを行います。
いずれもグリスを薄く塗り延ばし余分なグリスはふき取ります。
ORGAではWAKO’Sシリコーングリスを使用しています。


ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。


ピストンヘッドはJ-ARMAMENT製 メタルピストンヘッドです。


ピストンヘッドをピストンに組込むのですがピストンヘッドの固定ネジにネジロックを塗ります。
これで駆動中の振動でピストンヘッドが外れる事を防ぎます。


タペットプレートはマルイ純正A2タペットプレートとノズルのセットを使用します。


これらのパーツを組上げシリンダー周りは完成です。


最後のパーツ、逆転防止ラッチですがこれはSHS製 逆転防止ラッチ Ver.2/3用を使用します。


ギアの軸やタペットプレートレールやピストンレール部などもグリスアップを行いメカボにパーツ類を組んでいきます。


スプリングですがご使用のバレル等により丁度良いスプリングは様々です。
ORGAでは駆動確認用としましてM80相当のスプリングを入れてお送りしておりますのでお客様にてスプリング交換を行って下さい。


これでORGA V2 組込済 ハイレスポンス メカボックスは組込み作業は終了です。


作業完了後グリップやモーターを付けて駆動テストを行って作業は終了となります。
この様に使用しているパーツ類は全てORGAにて販売しておりますので必要な方はパーツだけでもご購入可能です。

この組込み済メカボは性能も価格も胸を張ってお勧め出来る商品です!
是非一度お試し下さい。