アメリカ陸軍によってスマートガンテクノロジーが加速する?!

アメリカ陸軍によってスマートガンテクノロジーが加速する?!
アメリカ陸軍によってスマートガンテクノロジーが加速する?!
 

スマートガンテクノロジーが加速する?!
アメリカ陸軍が次世代分隊火器「NGSW」にハイテクを導入予定

銃愛好家と銃規制派の間で意見が激しく揺れるアメリカの銃社会。それを解決してくれるかもしれない銃の制御技術「スマートガン」がやはり賛成派と反対派に分かれ、なかなか開発や先進的なアイディアが生まれない現実があるという問題についてお伝えしたことをお覚えだろうか。

ところが、この新技術について世論が真っ二つになる中、アメリカ陸軍が進める次世代分隊火器(NGSW:Next Generation Squad Weapon)の選定プロジェクトにおいてスマートガンのテクノロジーを積極的に導入する計画があることが判明した。

火器オペレーションシステム

アメリカでは銃と登録された射撃手がマッチしないと銃を使用できなくするスマートガンの技術開発が進む一方、ハッキングなどの危険性やいざという時の誤作動、政府による制御などを心配する銃愛好家や法執行機関により長い間阻まれてきた経緯がある。しかし、アメリカ陸軍はそれらの懸念に関係なくスマートガンの導入を進めており、銃のオペレーションシステムを開発する企業の入札を求めているという。

アメリカ陸軍ではスマートガンに導入する機能として指定した射手のみ発射できるというものだけでなく、火器管制システムを搭載して空爆の目標指示をしたり狙撃手でなくても正確な射撃が出来る弾道計算、銃器の動きの記録装置などの様々な面でのテクノロジー利用を検討している。

特に記録装置としての機能は、射撃の角度や銃の動作を保存しておくことで実戦だけでなくトレーニングや調査などでもデジタル記録が活用でき、問題発生時の状況判断や武器のメンテナンスの必要性の有無を診断するなど軍にとってはメリットとなる点が多いと判断されているようだ。

NGSWスマートガン

大きな反発を生み出し停滞すると思われていたスマートガン技術であるが、アメリカ陸軍が導入することによって大きな進展に繋がることが予想できるようになった。これを機に世間でのスマートガンへの賛否の割合が変化したり、スマートガンのシステム開発を担う企業が銃業界において躍進する可能性がありそうだ。

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次世代分隊火器(NGSW)に関する記事はこちら

 

現時点で公表されているNGSW選定プログラムに提出された各社のライフル

SIG SAUER
▲SIG SAUER

RM277
▲General Dynamics

TEXTRON
▲Textron

 
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