ミニミ派生の軽機関銃、Mk48の新型が発表される

ミニミ派生の軽機関銃、Mk48の新型が発表される
ミニミ派生の軽機関銃、Mk48の新型が発表される
 

【実銃ネタ】ミニミ派生の軽機関銃、Mk48の新型が発表される

FNハースタル社が生んだ名軽機関銃「ミニミ」から派生したMk48。もともと5.56x45mm NATO弾を使用するミニミ(M249:Mk46)に対し、7.62×51mm NATO弾を使用するモデルとして誕生した。派生元はミニミであるが、用途としてはM60機関銃(Mk43)の後継機として採用された機関銃がMk48だ。

MK48はUSSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)による配備で最新型はMK48Mod1が各地の特殊部隊の元で使用されているが、今回FNアメリカが発表したMK48Mod2は6.5mmクリードモア弾を使用する。

6.5mmクリードモア弾は口径こそ7.62×51mm NATO弾よりも小さいものの、2017年に行われたUSSOCOMでの狙撃銃によるテストにおいて7.62×51mm NATO弾よりも2倍の命中率・1.5倍の有効射程距離・風による影響を1/3に減少・低反動と高性能さを実証しており、今回のMk48Mod2での6.5mmクリードモア弾の採用もこの結果からきているのもではないかと思われる。

弾薬の違い以外にも、調整可能なチークパッド付ストックの他、チャージングロッド、シアー、ハンドガード、バイポッド、給弾トレイラッチの改善がなされ、全体的にアップグレードが施される。バレル交換とアップグレードキットの導入によってMk48Mod1をMod2バリアントモデルとして使用することも可能とのこと。

Mk48における改良はM249(Mk46)シリーズにも適用されているとのことだが、分隊支援火器としてはM249(Mk46)の一部がM27 IARに置き換わる計画が進行中であり、M249は継続使用はされるものの軍用軽機関銃としては今後Mk48がより日の目を浴びることになりそうだ。


 
ORGAの最新入荷商品はこちら!