クリススーパーVは、KRISS VECTORを象徴する反動吸収システムです。この記事では、クリスベクターが生まれた経緯と、バリエーションの違いを整理します。
クリススーパーVとKRISS VECTORの要点まとめ
- KRISS VECTORは、TDI社と米軍による共同開発から生まれたサブマシンガン
- 最大の特徴は、反動を抑える「クリススーパーV」という機構
- 使用弾は.45ACPと.40S&Wで、グロック21用のマガジンを流用できる
- バリエーションは、SMG、CRB、SBR、SDPの4種類が基本
- エアソフトガンでは、KWA(KSC)のVector SMGがトレーニング用に存在する
KRISS VECTORについて
クリスベクター(KRISS Vector)は、TDI社(現:クリス USA社)と米軍による共同開発中のプロトタイプサブマシンガンである。クリススーパーV (Kriss Super V) という反動吸収システムが採用されている。TDI社がクリスアームズに名を改め、現在のKRISS VECTORという名称になった。
クリススーパーVは、反動を抑えるための仕組みです。また、この名前は、開発当時から知られていました。そのため、ガンファンには馴染み深い言葉です。
KRISS VECTORの設計と使用弾
本体はMAGPULにより設計されていて、グリップ内に収める工具やバッテリーを入れるケースなど、MIADやMOE用オプションの一部の流用が可能。 固定ストックモデルではマグプルのUBRストックを搭載したものもある。
使用弾は.45ACPと.40S&W。マガジンはグロック21用のものが流用できるとあって利便性が高い。Gen2では9mmx19モデルも登場している。
グロック21のマガジンを流用できる点は、実用面でも有利です。そのため、弾薬やマガジンの調達が容易になります。また、Gen2では9mmx19モデルも登場しています。
ここでは、クリススーパーVの仕組みと開発の経緯を見ていきます。
KRISS VECTORの反動吸収システム
拳銃弾、特に.45 ACP弾は高いストッピングパワーと消音適性を持つ反面、発生する射撃時の反動も大きいため、軽量な銃で制御するには難しいとされていた。TDI社では法執行機関や軍組織向けの新しい低反動短機関銃を設計しアメリカから販売するため、アメリカ陸軍ピカティニー造兵廠の開発研究部門・ARDECとの提携を行い、2006年より開発がスタートした。この共同研究により生まれたのが、本銃最大の特徴である「クリススーパーV」という反動吸収システムである。リコイルのベクトルを腕と肩で一直線に受け止めるため、KSVSにグリップフレームがピギーバック式で覆い被さり、銃身とグリップが一直線上に並ぶ特異なレイアウトとなっているが、反動制御システムが効果的に作用して銃に不慣れな一般人女性でも、単発発射で効果的な射撃が可能である。
クリススーパーVの狙いは、反動の向きを整えることです。そのため、銃身とグリップを一直線にそろえています。一方、この配置は独特の外観につながっています。
KRISS VECTORの標準装備とデザイン
アンビタイプのセレクターレバーやピカティニーレール、フォアグリップを標準で備えた現代的なデザインとなっている。
生産モデルは「べクター」という名称が与えられたが、開発中はメーカーでは「XSMG .45ACP」の名称で呼ばれていた。内部機構のクリススーパーVという名称が開発当時からのガンファンにとっては馴染み深いようである。
開発中の名称が残っている点は、興味深い事実です。例えば、「XSMG .45ACP」という名前は、当時の資料に登場します。ただし、現在は「ベクター」の名称が一般的です。
KRISS VECTORの製造と販売
販売・製造は全て現クリスアームズ社が行っており、バリエーションは主に軍や法執行機関向けのSMG、16インチバレルを使用しセミオートオンリーの民間向けCarbine Rifle Barrel、同じく民間向けセミオートオンリーでSMGと同じ5.5インチバレルのShort Barreled Rifle、そしてそのストックレスピストルモデルのSpecial Duty Pistolがある。
販売や製造は、クリスアームズ社が一手に担っています。そのため、モデルごとの仕様は同社の発表が基準になります。また、民間向けは国や州の規制に合わせて作られています。
KRISS VECTORの種類は、次の表のとおりです。まずは全体像をつかんでください。
| モデル | 特徴 | 対象 |
|---|---|---|
| Vector SMG 45ACP | セレクティブファイア搭載 | 法執行機関向け |
| Vector CRB 45ACP | セミオートオンリーの長銃身カービン | 民間向け |
| Vector SBR 45ACP | 短銃身のカービン。クラス3ライセンスが必要 | 民間向け |
| Vector SDP 45ACP | SBRのストックレス、短銃身モデル | 民間向け |
| KWA(KSC) Vector SMG | トレーニング用のエアソフトガン | エアガンユーザー |
バリエーション詳細
Vector SMG 45ACP:セレクティブファイア搭載で法執行機関向けのSMGモデル
Vector CRB 45ACP:セミオートオンリー長銃身の民間向けカービンモデル
SBR、SDP、エアソフトガン
Vector SBR 45ACP:クラス3ライセンスが必要な短銃身の民間向けカービンモデル
Vector SDP 45ACP:SBRのストックレス、短銃身モデル
KWA(KSC) Vector SMG:トレーニング用エアソフトガン



クリススーパーVとKRISS VECTORに関するよくある質問(Q&A)
Q. クリススーパーVとは、何ですか?
KRISS VECTORに採用されている反動吸収システムです。また、反動のベクトルを腕と肩で一直線に受け止める設計になっています。
Q. KRISS VECTORは、どこが開発しましたか?
TDI社と米軍による共同開発とされています。その後、TDI社がクリスアームズに名を改めました。
Q. KRISS VECTORの使用弾は、何ですか?
.45ACPと.40S&Wです。さらに、Gen2では9mmx19モデルも登場しています。
Q. KRISS VECTORのマガジンは、流用できますか?
グロック21用のマガジンを流用できます。そのため、利便性が高いとされています。
Q. KRISS VECTORには、どんなバリエーションがありますか?
SMG、CRB、SBR、SDPの4種類が基本です。一方、エアソフトガンにはKWA(KSC)のVector SMGがあります。
Q. KRISS VECTORの開発中の名称は、何でしたか?
「XSMG .45ACP」と呼ばれていました。その後、生産モデルは「ベクター」の名称になりました。
Q. KRISS VECTORは、反動が小さいといえますか?
記事では、銃に不慣れな方でも単発射撃が効果的にできると紹介されています。ただし、感じ方には個人差があります。
Q. KRISS VECTORのSBRで、注意すべき点は?
クラス3ライセンスが必要なモデルです。そのため、アメリカでの民間所有には手続きが求められます。








