GHK M4 マガジン調整と保持位置
こんにちは!ORGA AIRSOFT トレポン・ガスブロ担当の GHK M4 安藤です。
GHK M4 の醍醐味としてCO2マガジンを使用しているユーザー様も多いと思います。今回、直近において特に問い合わせが多かった内容を紹介させて頂きます。
GHK M4 マガジンの個体差について
GHK M4 のマガジンはM4の外部シェルはスチールプレス、または樹脂製ですが内部はダイキャスト成形=鋳造です。その為、製造どうしても僅かながら公差があります。公差そのものは致し方ないところではありますが、場合によっては動作を阻害するなど問題を引き起こす場合があります。
特に問題となるのが給弾ルートに歪みや段差です。これによりBB弾を正しく給弾することが出来ず最悪の場合弾を砕いてしまうことがあります。
GHK M4 に限らずガスブロはボルトキャリヤやスライドが、前進する際にノズルがBB弾の芯をとらえるように動作するのが正常な動きです。しかし、弾上がりが悪くBB弾の保持位置が低くなるとノズルがBB弾の上部から押し込んでしまうことで、給弾不良やチャンバーエクステンションに挟まりBB弾を砕いてしまうなど致命的な問題となります。
・正常な保持位置
・給弾不良などを引き起こす保持位置
さて、この問題を改善するためにはマガジンリップに加工を行い、給弾ルートをスムーズにする必要があります。
下記の画像のように加工を行うことで弾上がりがスムーズとなり、正常に給弾を行うようになりました。
マガジン保持位置の重要性
マガジンの保持位置が変わるだけで給弾不良を引き起こす場合があります。
従来 GHK M4 はマガジンの挿さりをタイトにすることでマガジンの保持位置が動くのを防いでおりました。しかし、近年のロットはマガジンが自重で落下するような個体もあります。これによりマガジン位置を保つバランスが崩れ、相対的に給弾不良となってしまうことがあります。
保持位置の確認方法としては、マガジンをロアーレシーバーに挿入後、マガジンを下方向に引っ張ることで判断することができます。
しっかり保持しているマガジンと比べ、下方向への可動範囲が大きいことがわかります。
試しにマガジンがしっかりと挿さった位置でマスキングテープでマガジンの動く幅を確認します。
・通常時
・給弾不良発生時
・1~2mm下がってしまう場合は給弾不良が発生し易くなります。
給弾はマガジンの適正な位置まで上げることで改善します。他社製のM4ガスブロであれば、マガジンキャッチを相性の良い物へ交換する方法もありますが、GHK M4の場合マガジンキャッチの形状が異なるため加工が必要です。その為、マガジンを加工して保持位置を上げる必要があります。そのパーツとしてお勧めなのが、エアガンオンラインさんから発売しているマガジンアシスト GHK M4 CO2マガジン用です。
このパーツはマガジンのシェルとインナーに挟み込むだけで、マガジン保持位置を上げることができる優れものです。
マガジンアシスト 取り付け手順
3:インナーを抜き取る
※インナーを抜き取る際にボルトストップステー等のパーツが脱落しますのでご注意下さい。
5:逆手順で戻して組み込み完成です。
※マガジンキャッチが掛からない場合は徐々にマガジンアシストを削って調整を行います。
加工前
加工後
※加工例になりますのでマガジン毎に調整を行って下さい。
GHK M4 マガジン調整 まとめ
GHK M4 の給弾トラブルについては以上となります。寒い時期の屋外フィールドのサバゲーでは特にCO2で運用されるユーザー様も多いと思います。もし給弾不良などのトラブルが発生した場合は是非お試し下さい。
その他、GHK M4 ガスブロ のメンテンスについて記事も公開しておりますので、是非ご覧ください。
加工や記事についてのお問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームからお願いします。
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