【実銃ネタ】エイプリルフールかと思ったわ! ERGOがただの筒…ならぬカーボンファイバーハンドガードをリリース
ERGOハンドガードは、カーボンファイバー製の異色の製品だ。ただの筒に見える形状で、ERGO GRIPSが2023年に出した。仕様と特徴を、ほかの製品との比較も交えて整理する。
ARやAKライフル、ショットガン、ハンドガンなど、多岐にわたるカテゴリーのポリマー製グリップを製造する ERGO GRIPS(エルゴ・グリップ)から、カーボンファイバーを素材としたハンドガードがリリースされた。ハンドガード単体だけ見るとサプレッサーにも見間違いそうな只の筒だが、これが本当にハンドガードとして販売されているから驚きだ。
ERGOハンドガードの要点まとめ
- ERGOハンドガードは、カーボンファイバー製の筒型だ
- 重量は70.87gで、バレルナット込みでは127.57gだ
- 内径は45.7mmで、サプレッサーの使用を考慮している
- ネジ穴とレール固定用の穴だけの、割り切った構造だ
- ERGO GRIPSは1998年設立で、2023年に25周年を迎えた
ERGOハンドガードの構造とシンプルさ
カーボンファイバー製ハンドガードはこれまでも数々のメーカーが手掛けてきたカテゴリであり、決して珍しいものではない。だが、ここまでシンプルに「ただの筒」で製品化されたケースは筆者も前例を知らない。
ハンドガードは、熱くなったバレルから手を守る部品だ。そのため、断熱性のある表面が欠かせない。
カーボンファイバーとはいえ樹脂成型となるため、固定基部やトップレールに補強でアルミパーツが併用されるハンドガードが多い中、 ERGO がリリースしたカーボンファイバーハンドガードはバレルナットに固定するネジ穴と、オプションのアタッチメントレールを固定する穴がフロント側に2箇所開いているだけのようだ。
真円は強度がありプロダクトとしては間違ったデザインではないのだが…これはあまりにも潔過ぎる。
フリーフロート型は、バレルナットだけで固定する構造だ。つまり、バレルに触れずに装着できる。ERGOハンドガードも、バレルナットに固定する。
ERGOハンドガードの軽さと内径
サプレッサーの使用を考慮した設計のため内径は45.7mmと太めのサイズではあるが、無駄を排除した結果、 ERGO のカーボンファイバーハンドガードの重量は僅かに2.5オンス(70.87g)、バレルナット込みでも4.5オンス(127.57g)である。アクセサリーパーツを使用しない射手にとっては、シンプルさと軽さのみを追求した究極のハンドガードとも思えるが、これが果たして民間シューター達に受け入れられるのかどうか、今後の販売数の伸びが気になるハンドガードである。
参考として、PTS ERGO M4 Zレールは、7インチで約383gだ。内径は約28.6mmとされる。一方、ERGOハンドガードは70.87gで、内径は45.7mmだ。
なお、長さが異なる可能性があるため、単純な比較はできない。ただし、軽さと太い内径が特徴なのは確かだ。
筆者がこの存在を知ってから約1週間が過ぎたが、 ERGO の商品ページから在庫数の数字が減ることはない(苦笑)
カーボン素材と他社の例
カーボンファイバー強化樹脂は、一般に軽くて強い素材だ。ただし、衝撃には脆い面があるとされる。
実際、Christensen Armsも、カーボンファイバー製ハンドガードを特徴とするメーカーだ。ORGAの過去記事では、14.75インチのモデルを紹介した。
ERGO GRIPS とは?
ERGO GRIPS はアメリカ合衆国ニューメキシコ州モリアーティに拠点を置く銃器アクセサリーメーカーで、1998年の設立から今年で25年を迎えた。社名にGRIPS(数年前に ERGO GRIP から ERGO GRIPS に変更されたようだ)と付く通りライフル用のグリップを得意とするメーカーだが、ポリマーやラバーの取り扱いに長けていることからレールカバーやストック、マグウェルグリップなど生産パーツの種類も豊富だ。
ERGO GRIPSは、ニューメキシコ州モリアーティに拠点を置く。公式サイトにも、同じ所在地が載っている。また、AR-15向けにはSUPERLITEやMSRなどのハンドガードがある。
ERGO F93 Pro ストックの特徴
シンプルなグリップデザインとは逆に、ストックは伸縮機能と絶対的な固定強度を誇るメカニカルな ERGO F93 Pro ストックを世に出したことで知られており、現在は廃版となっているようだが今でも同社のアイコンとして浸透している。
ORGAの過去記事では、F93 Proの重量を約510gと紹介している。ポジションは多段階で調整できる。そのため、CQBからライフルレングスまで使える。
上の画像は、F93 Proストックだ。多段階のポジション調整が、この製品の特徴である。
ERGO PRO LADDERレールカバー
シンプルさで言えば ERGO はPRO LADDERレールカバーも有名な製品だ。数あるレールカバーの中でも、最もロープロファイルなものとして長く定番の地位を築いている。
レールカバーは、レールに被せて手を守る部品だ。ORGAでは、ERGOタイプやDEFACTORのレールカバーも扱っている。
カーボン製の筒が目を引く理由
こういった定番の製品展開をしているパーツメーカーだからこそ、今回のカーボンファイバーハンドガードの発売については目を疑った。本来のハンドガードの役割(熱くなるバレルからサポートハンドを守る)を担いつつ徹底的な軽量化のみを考え、民間のアクセサリー類を使用しないユーザーであれば確かに理に適ったハンドガードではあるが…これは敢えて奇をてらった製品なのだろうか。
まぁ👇みたいなステッカーを作ったりしているので、ユニークなデザイナーがいるのだろう。
ERGOハンドガードは、樹脂成型の筒にネジ穴を開けた構造だ。一方、多くのカーボン製ハンドガードは、アルミパーツで補強する。
なお、アクセサリー類を付けない射手には、軽さが利点になる。ただし、後から機器を付けたい場合は、取り付け方法の確認が必要だ。
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ERGOハンドガードに関するよくある質問(Q&A)
Q. ERGOハンドガードとは何ですか?
ERGO GRIPSが出した、カーボンファイバー製のハンドガードだ。筒に近い形状で、固定用の穴だけを持つ。
Q. ERGOハンドガードの重量は?
単体で2.5オンス(70.87g)だ。一方、バレルナット込みでは4.5オンス(127.57g)になる。
Q. 内径はどれくらいですか?
内径は45.7mmだ。サプレッサーの使用を考慮した、太めのサイズである。
Q. どのように固定しますか?
ネジ穴でバレルナットに固定する。また、オプションのアタッチメントレール用の穴が、フロント側に2箇所ある。
Q. カーボンファイバー製ハンドガードは珍しいですか?
珍しくない。これまでも数々のメーカーが手掛けている。ただし、ここまで単純な筒の製品は、筆者も前例を知らない。
Q. ERGO GRIPSはどんな会社ですか?
1998年に設立された、ニューメキシコ州モリアーティの銃器アクセサリーメーカーだ。また、グリップやストック、レールカバーも手がける。
Q. ERGOのエアガン向けパーツはありますか?
ORGAでは、ERGO F93 ProストックやERGOタイプのレールカバーなどを扱う。ただし、在庫は変わるため、商品一覧で確認してほしい。
Q. カーボンファイバーの弱点は?
一般に、衝撃に弱い面があるとされる。また、破損すると修理が難しい素材だ。






