サバゲーで地雷といえばM18A1クレイモア地雷型のものが有名だが、イタリアから新しいコンセプトの跳躍地雷「enimine」が予約開始された。
跳躍地雷といってピンと来る人は少ないかもしれないが、第二次世界大戦でドイツ軍が実際に用いたS-マインというものが存在する。爆発する前に地中から飛び出し、人の胴体程度の高さまで飛び上がってから周囲360°に向かって鉄球を飛び散らせる恐ろしい武器だ。
このS-マインのような動きをエアソフトで再現したのがenimineだ。
このenimineは起爆時に発射ベースから地雷本体が垂直に射出され、BB弾を空中水平360°全方位に約7m発射する仕組みだ。
起爆は半径5mの動体を感知するモーションセンサーによる自動起爆の他、リモコンスイッチによる起爆、また敵がenimineによる被弾を回避するための仕組みも備わっており、発射ベースにBB弾を3発命中させると起爆するようになっている。
本体を射出する仕組みは電池によって駆動しているが、BB弾の発射はガスによって行われる。
地雷本体には92発のBB弾が装填可能で、ガスと共に補充することでトルネードやクレイモアのように何度でも再使用できる。
また、発射ベースは地中に2/3程度埋めることができ、敵からの視認性を低くすることができる。
なかなか興味深い仕組みを持つenimineだが、今年春頃にクラウドファンディングで量産の資金調達をしたようだ。
晴れて予約開始となったわけだが、日本で使用する場合海外のようにグリーンガスは使用できないため日本のHFC134aでどこまでの性能が出るかは正直不明だ。
国内ショップなどでの取り扱いもないと思われるので入手は難しそうだが、ゲームで使えればかなり面白い展開を期待できそうだ。