アメリカの退役軍人によって創立されたコーヒー会社が、アフガニスタンの最前線を取材

BRCC（Black Rifle Coffee Company：ブラックライフルコーヒー社）はアメリカの退役軍人によって作られた企業で、実際に多数のコーヒー並びにグッズを提供販売する会社である。創業者は元グリーンベレーの隊員であり、社員も約半数が退役軍人で経営されている。
日本でもサバゲー関連のイベントなどでもグッズが販売されることがあり、ミリタリー好きの間では密かな人気になっている会社でもある。
 
そんなBRCCはコーヒーの販売だけにとどまらず、プロモーションのためなのか趣味の範疇なのか（どちらにしろ注目は浴びているが）、バルカン砲をプリウスに載せてみたりミリタリーや銃器関連の動画を配信したりと、コーヒーとライフルの両方に情熱を注いでいる。
 

 
BRCC社はCoffee or Dieというwebマガジンも運営しているが、そこでアフガニスタンのISISの実効支配する地域への特殊部隊の戦闘任務に同行する記事があげられた。BRCC創業者がアフガニスタンに派遣されていた経緯もあってか、コーヒー会社にも関わらず実際の戦地での任務遂行の一部始終を取材し生々しく語っている。実際に同行した部隊では戦闘も行われた様子だ。
 

COFFEE OR DIEのアフガニスタン取材記事はこちら
 

 
BRCCでは、通常コーヒーのプロモーションを楽しい動画などで行うのがほとんどだが、ポリシーとしてなのか時として国防関連や犯罪に対する啓蒙も行っており、国のために身を捧げてきた退役軍人のため1万人の雇用計画を打ち出したり、人身売買への意識を高める動画をアップしている。
 
今回の取材も、彼らなりの米軍への理解や実際の戦地の過酷さや現実というものをアピールするためのものなのだろう。
 

 
BRCCは、フランチャイズや軍施設でのコーヒー販売をメインのビジネスとしながらも、単なるコーヒー会社には留まらず、国や米軍、国に奉仕する人々のためになる企業として成長していく戦略を掲げる、非常に意志の強い会社のようだ。