【実銃ネタ】 ブラックホーク DMR トリビュート

【実銃ネタ】 ブラックホーク DMR トリビュート
【実銃ネタ】 ブラックホーク DMR トリビュート
 

英雄ランディ・シュガートに想いを馳せる M14 ブラックホーク DMR トリビュートモデルが登場

サバゲープレーヤーをはじめとするミリタリー好き・銃器マニアにとっては金字塔とも言える書籍及び映画「 ブラックホーク ダウン」。アメリカ軍のソマリア内戦介入から撤退するきっかけになった激戦「モガディシュの戦闘」を描いた同作で最も心に刺さるシーンは、墜落した ブラックホーク の乗組員を民兵から守るため、たった2名で地上へ降下したランディ・シュガートとゲイリー・ゴードンの勇姿であることは言わずもがな。

特に、墜落した ブラックホーク へと迫る多数の民兵たちを、命を落とすその瞬間までM14で狙撃し続けたランディ・シュガートの姿に心打たれ、サバゲーでM14とシュガートの装備を再現するプレイヤーは少なくない。M14はエアガンとして、電動ガンでもガスブロでも優秀な製品が多く根強い人気を誇るが、実銃においても侮るなかれ。スプリングフィールドでの製造を終えて60年近く経とうとしている今もなお隊員からの信頼が厚く、改修をしながら配備されている実に優秀なライフルなのだ。

そんなランディ・シュガートとM14に敬意を表したモデル「M14 ブラックホーク DMR トリビュート」が、FULTON ARMORYから発売され話題となっている。

M14 ブラックホーク

 

M14 ブラックホーク DMR トリビュートの概要

アメリカ軍ではいまだに現役として活躍する個体が多いM14であるが、そのため民間市場にはオリジナルのM14レシーバーが出回ることはない。そのためFULTON ARMORYではオリジナルを忠実に再現したセミオート仕様のレシーバーを製作してM14を組み上げている。

M14 ブラックホーク DMR トリビュートについてはただのM14クローンではなく、当時のデルタフォース仕様やランディ・シュガートが使用していたM14外装を再現しつつ、バレルやトリガー、ガスピストンについてはナショナルマッチパーツを多数使用。射撃精度については、Federal Gold Medal Match弾を使用すれば1.5MOA以下の集弾性能を保証する。中には質の悪いクローンも多いなか、「何よりも優れたM14を製作する」というFULTON ARMORYのポリシーを象徴する仕様となっている。

M14 ブラックホーク DMR トリビュート レシーバー

M14 ブラックホーク DMR トリビュート バレル

USGI同様の素材と熱処理を行ったレシーバーにはスコープマウントが取り付けられ、グラスファイバー製のストックフレームにはチークピースが付属。 ブラックホーク ダウンで登場したM14とは幾分仕様が異なるようだが、海外の銃愛好家がブラックホーク・インスパイアとして製作したM14クローンにおいても同様の仕様が見られるため、映画よりもFULTON ARMORYの仕様の方がシュガートのM14に近いのでは?とも思える。

FULTON ARMORYが「単なるクローンではない」と言う通り、シューター個々に併せて運用しやすいようバレルやレバー類をアップグレードできるオプションが用意されており、ただ形恰好を揃えたのではなく、あくまで実用的なライフルとして販売している点に同社の姿勢を感じる。

M14 ブラックホーク DMR トリビュート トリガー

M14 ブラックホーク DMR トリビュート ストック

M14 ブラックホーク DMR トリビュート スコープマウント

FULTON ARMORY M14 Black Hawk DMR
※実銃のためもちろん日本では購入はできません!

 

FULTON ARMORYとは?

FULTON ARMORYは、United States Rifleと呼ばれるM14(M1A)を最高の状態で銃愛好家達に届けるために立ち上げた創業30年以上の老舗ビルダーで、現在では他にM1ガーランドやM1カービン、AR-15、AR-10も含めたアメリカ生まれのミリタリーライフルの民間仕様を製造・販売している。

M1ガーランドについてはスプリングフィールド製のオリジナルレシーバーを使用するものの、一般市場では入手が困難であるその他のミリタリーライフルについては、設計から製造方法、材料に至るまで忠実に再現を行い、アメリカ軍の武器遺産を保存し続けることに注力している。

M14 ブラックホーク DMR トリビュート

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