ブラックホークダウン:モガディシュの戦いから26年

ブラックホークダウン:モガディシュの戦いから26年
ブラックホークダウン:モガディシュの戦いから26年
 

ブラックホークダウン
モガディシュの戦いから26年

ミリタリーファンや近代装備好きのサバゲーマーでは金字塔とも言える映画「ブラックホークダウン」。1993年にアメリカ軍のソマリア内戦介入で行われたモガディシュでの激しい戦闘を描いた同映画だが、本日10月3日はまさにその作戦決行日にあたる日だ。アメリカ軍にとってはたった15時間で甚大な損害を被ってしまった苦い日でもある。

アメリカ陸軍にとっては忘れられない日であり、毎年周年記念として現役部隊や退役軍人、遺族らによって式典などが行われている。

モガディシュの戦い 記念日

 

モガディシュの戦いとは?

当時、泥沼化していたソマリア内戦は難民の飢餓など国際的に重要な問題となっており国連も軍事介入をしていたが、モガディシュの戦いが行われた本作戦は民兵組織の将軍と副官2名を捕えるためアメリカ軍が単独で開始したものであった。

作戦の目的である民兵の指導者の捕縛には成功するものの、30分程度で終了させるはずであった作戦は民兵の予想外の反撃を受け、2機のブラックホークが墜落しアメリカ軍兵士18名死亡73名負傷という近代戦でも稀にみる大きな犠牲を出した。アメリカ軍の山岳師団や国連部隊が救援に来る翌10月4日の明朝まで、レンジャーやデルタフォースは長時間の戦闘にさらされた。

ブラックホーク

墜落したブラックホーク

悲劇的な市街戦となったモガディシュの戦いはアメリカ軍のソマリアからの撤退のきっかけともなり、その後アメリカ軍は地上への歩兵部隊派遣よりも航空機やミサイルなどを使用するハイテク戦闘へと舵をきっていくこととなる。

デルタフォース

モガディシュ

 

映画:ブラックホークダウン

2001年に公開された映画「ブラックホークダウン」はモガディシュの戦いを克明に描いた同名の小説を映像化したもので、当時のブラックホーク墜落時の愕然とした様子や民兵に囲まれ窮地に陥った状況、デルタ隊員の英雄的な行動など凄惨さやリアリティを追求した映像づくりがなされている名作だ。

ブラックホークダウン

アメリカ軍の各部隊の火器類や装備もかなりリアルな描写がされているため、ミリタリーファンやサバゲーマーにとって資料的な意味合いでも人気があり、幾度となく鑑賞した方も多いのではないだろうか。

モガディシュの戦いは近代戦闘の移り変わりを知る上では外せない史実でもあり、「ブラックホークダウン」まだ観ていないという方は今日10月3日という日を機に是非鑑賞してみてはいかがだろうか。

 
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