電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン

電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン
電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン
 

HK416A5は、VFCが出している人気の電動ガンだ。ここでは、RAL8000のMagnusチューンを整理する。ORGAの手順を、写真に沿って紹介する。

HK416A5のMagnusチューンの要点まとめ

  • アッパーとロアを分解し、メカボックスを取り出して洗浄する
  • 軸受け、ギア、シリンダー、ピストン、ノズル、スプリングを交換する
  • VFCチャンバーの二発給弾の防止加工と、面HOPを行う
  • 最後はインナーバレル長で初速を調整し、ロングレンジで試射する
部位 使用パーツ(本文より) 目的
軸受け ORGA SUS420 8mm軸受け 耐久性の向上
ギア J-Armament製18:1強化ギア 耐久性の向上
シリンダー MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 飛距離アップ
ピストン J-Armament製14歯メタルTeethピストン 耐久性の向上
ノズル でんでんむしM4用 集弾性の向上
タペットプレート GUARDER タペットプレート Ver.2用 耐久性の向上
スプリング MAGNUSスプリング 従来電動ガン用 初速の調整
モーター 東京マルイサマリウムコバルトモーター ハイレートへの対応
インナーバレル Magnusバレル 弾道の安定
HOPラバー ORGA DIMENSION フラットHOP 面HOP化

VFCのHK416A5 RAL8000の全体
今回はVFC製電動ガンHK416A5 RAL8000 Magnusチューンのご紹介です。
トイガンとしてHK416シリーズの中でも大変に人気のあるA5です。

A5は、HK416シリーズの中でも人気が高い。そのため、カスタムの相談も多いモデルだ。また、ORGAでも取り扱いが多い。


HK416A5の分解を始める

HK416A5のフレームロックピン(F)の位置(赤丸)
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。

ピンを抜くと、アッパーとロアが分かれる。そのため、最初にこの作業から始める。また、抜いたピンは、なくさないよう保管する。


ロアレシーバー後部のイモネジ(赤丸)
ロアレシーバーの後部にイモネジを発見!
後程ご説明しますがこのネジでバッファーチューブを固定しています。

このネジは、バッファーチューブを固定している。そのため、先に位置を確認しておく。また、固定の仕組みも見ておく。


グリップエンドを外したHK416A5のモーター配線(赤矢印)
グリップエンドを外してモーター配線の通し方を確認します。
この銃は前と後ろそれぞれから立ち上げて来ています。
前がマイナス配線で後ろがプラス配線です。

配線は、前後から立ち上がっている。そのため、取り外す前に、前後の位置を必ず確認する。また、写真に残すと安心だ。

配線を確認したらモーターを取り出してグリップも外します。


HK416A5のセレクターレバーを外す

右側のセレクターレバーを外す位置(赤丸)
次に右側のセレクターレバーを外します。

レバーは、右側から外す。そのため、左側のパーツと混ざらないよう、順番に並べて保管しておく。


HK416A5の左側のセレクターレバーやボルトストップなどを外す位置
左側のセレクターレバー、ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。

外すパーツが多いため、順番に並べておく。そのため、組み戻しの際に、迷わず作業ができる。また、ネジも種類ごとに分けておく。


特殊な固定方法のHK416A5のマガジンキャッチ
このマガジンキャッチはボタンの固定方法が特殊でボタン上部にイモネジがありそれを緩めるとボタンが外れマガジンキャッチが外せます。

ボタンの固定方法が特殊なため、無理に外さない。そのため、イモネジを緩めてから取り外す。また、小さなパーツなので、紛失に注意する。


メカボックスとバッファーチューブ

取り出したHK416A5のメカボックスとアンビ機構用のギア
これでメカボックスが取り出せます。

アンビ機構用のギアは、先に外す。そのため、メカボックスを引き出す際に、引っ掛かりにくくなる。

アンビなのでアンビ機構用のギアがありますのでこれを外しておきます。


実銃方式のバッファーチューブをねじ込むHK416A5のロアレシーバー
先程少し触れましたがバッファーチューブが通常のスタンダード電動ガンと違い、ガスブロやトレポンと同じく実銃方式のバッファーチューブをロアレシーバーにねじ込む方式です。
なので先ほど触れたロアにあるイモネジでバッファーチューブの固定が出来る訳です。
スタンダードタイプでもこの方式が増えて来ているのはバッファーチューブを外せばメカボックスを取り出さなくてもQDスプリングガイドにアクセス出来るからでしょう。
余談ですが次世代M4系も同じ方式なのでバッファーチューブにガタがある場合は、この様にロアレシーバーにネジを切ってイモネジを組込みバッファーチューブを固定する場合もございます。

バッファーチューブを外せば、QDスプリングガイドに触れる。そのため、スプリングの交換も楽になる。


HK416A5のバッファーチューブは外せるか

HK416A5のバッファーチューブを外そうとしている様子
とりあえずバッファーリングを緩めてバッファーチューブを外そうと試みましたが接着剤でも付いてるのか全然回りません。
無理をしてレシーバーが破損すると困るので断熱しました。
今回は外さなくても作業に支障はないのでこのまま作業を続けます。

チューブは、無理に外すと破損する場合がある。そのため、外せないときは、そのまま作業を進める。


メカボックスを分解する

アンビタイプのボルトストップ機構のパーツ
続いてメカボックスの分解です。
ボルトストップ機構のパーツもアンビタイプの物が使われていました。
このパーツを外します。

アンビタイプのパーツは、左右にある。そのため、外す順番を確認してから作業する。また、向きも覚えておく。


HK416A5のQDスプリングガイドとスプリング
QDスプリングガイドを外してスプリングを取り出します。


HK416A5のメカボックスを開けた内部
メカボックスネジを外してメカボックスを開けます。

メカボックスは、ネジを外すと開けられる。そのため、内部のパーツは、順番に外して洗浄する。また、汚れも落としておく。

ギアやシリンダーなどを外して洗浄します。


HK416A5のトリガー下側のFET基盤とスイッチ
トリガーの下側にFET基盤があります。
スイッチ自体は従来通りのアナログスイッチを使用しそれに基盤が繋がれている構造です。
スイッチ&基盤を外し軸受けも取り外してメカボックス自体も洗浄します。

FET基盤は、トリガーの下側にある。そのため、基盤とスイッチを外してから、メカボックスを洗浄する。


軸受けとギアのチューン

ORGA SUS420 8mm軸受けを組み込んだメカボックス
軸受けは耐久性向上の為ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
組込み方の詳細はブログにも電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。

軸受けの接着は、耐久性に関わる。そのため、メカボックスの穴を清掃してから、接着する。また、接着剤が固まるまで待つ。


J-Armament製18:1強化ギアとセクターチップ
ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。

スチール製のギアは、耐久性に優れる。そのため、ハイレートのスプリングにも合わせやすい。また、精度も高い。


シム調整とギアのグリスアップ

HK416A5のシム調整とギアのグリスアップ
軸受けの接着剤固まったらシム調整を行います。

シム調整は、ギアのガタを減らす作業だ。そのため、回転音を静かにしたい場合にも欠かせない。また、耐久性にも関わる。

スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。

ガングリスを使用し、少量を歯や軸部分に塗って、筆で薄く延ばして下さい。塗りすぎないよう注意してください。


シリンダーとピストンを組み込む

HK416A5用のMagnusシリンダーセットVer2~Ver6
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。

シリンダーヘッドは、既存のものを使う。そのため、シールテープで気密を保つ。また、はみ出した部分は切り落とす。


J-Armament製14歯メタルTeethピストン
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。


ノズルを交換する

HK416A5に使うでんでんむしM4用ノズル
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

ノズルを交換したら、チャンバー内で動きを確認する。そのため、組み込み後に抵抗がないか確かめる。


HK416A5のタペットプレートを交換する

GUARDER タペットプレート Ver.2用
タペットプレートも耐久性向上の為強化タイプのGUARDER タペットプレート Ver.2用に交換します。

タペットプレートは、強化タイプに交換する。そのため、ハイレートでも耐久性を保ちやすい。


シリンダー内にグリスを塗って組み上げた状態
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。

グリスアップには、ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。気密漏れがないかも確認します。

その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。


潤滑材を塗って組み込んだメカボックス内部
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

潤滑材は、新しいガンオイルを使用します。摩擦が発生する部分に、薄く塗って下さい。

このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

ガンオイルは、金属部分以外にも使える。そのため、プラスチックパーツの摩擦部分にも塗っておく。


スプリングガイドの加工

VFCのスプリングガイドのベアリング部
メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込むのですがVFCのスプリングガイドはベアリング部が厚く最大圧縮スペースが小さくなるのでMagnusスプリングを使用すると引ききれない現象が起こります。

VFCのスプリングガイドは、ベアリング部が厚い。そのため、最大圧縮スペースが小さくなる。また、純正のままでは対応しにくい。


ジュラコンの自作リングをはめたスプリングガイド
そこでスプリングガイドを分解しベアリングを外してジュラコンで作った自作リングをはめて最大圧縮スペースを確保します。

自作リングで、最大圧縮スペースを確保する。そのため、Magnusスプリングが引ききれる。また、動作も確認できる。


MAGNUSスプリング 従来電動ガン用を組み込んだ状態
後部よりMAGNUSスプリング 従来電動ガン用を組込みます。


モーターとテストドライブ

東京マルイサマリウムコバルトモーターを組み込んだ状態
メカボックスをロアレシーバーに組込み各パーツも組込みます。
ハイレートスプリング使用時には東京マルイサマリウムコバルトモーターがお勧めです!
FETが入っているのでSBDは必要ありません。

FETが入っているため、SBDは不要だ。そのため、配線もすっきりさせやすい。また、部品点数も減らせる。


モーターを組み込んでテストドライブをする様子
モーター組込んでテストドライブを行います。

テストドライブで、動作を確認する。そのため、不具合があれば、この段階で見つけられる。また、動作音もチェックする。


HK416A5のチャンバー周りのチューン

チャンバーから取り出したインナーバレルとHOPアーム
次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルやHOPアームを取り出します。


HK416A5用のMagnusバレル
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。

Magnusバレルは、ワイドボアの設計だ。そのため、弾道が安定しやすい。また、面HOPにも対応しやすい。

ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。


二発給弾の防止加工

HK416A5の二発給弾の防止加工でドリルを差し込む給弾口
ここでVFCチャンバーでたまに発生する二発給弾の防止加工を行います。

二発給弾は、VFCチャンバーでたまに起きる症状だ。そのため、事前に対策しておくと安心だ。また、加工は難しくない。

BB弾の給弾口からφ3.5mmのドリルを差し込み突き当り部に円錐状の溝を付けます。


給弾口から見た円錐状の溝
給弾口から覗くと突き当りに円錐状の溝が見えると思います。
これで給弾されたBB弾が上の溝にはまりズレにくくなり二発給弾が大幅に軽減されます。

給弾されたBB弾が、溝にはまってずれにくくなる。そのため、二発給弾を防ぎやすい。また、給弾も安定しやすくなる。


面HOPを組み込む

HK416A5用のORGA DIMENSION フラットHOP
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。


HK416A5のチャンバーにインナーバレルとHOPを組み込んだ様子
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。


HK416A5の初速調整と試射

フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。

なお、初速はフィールドや法令の基準に収まる範囲で、必ず自分で測定してほしい。また、結果を記録しておくと比べやすい。

ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

HK416A5のMagnusチューンに関するよくある質問(Q&A)

Q. HK416A5とは何ですか?

VFCの電動ガンだ。また、HK416シリーズの中でも、人気のあるモデルだ。RAL8000のカラーも選べる。

Q. HK416A5のバッファーチューブはどう固定されていますか?

実銃方式で、ロアレシーバーにねじ込んである。また、ロア後部のイモネジでも固定している。

Q. HK416A5のメカボックスにはFETが入っていますか?

入っている。トリガーの下側にFET基盤があり、スイッチは従来のアナログスイッチだ。また、基盤が繋がれている。

Q. HK416A5にMagnusスプリングを入れるときの注意点は?

VFCのスプリングガイドは、ベアリング部が厚い。そのため、自作リングで最大圧縮スペースを確保する。

Q. HK416A5のチューンでSBDは必要ですか?

必要ない。FETが入っているためだ。また、配線もシンプルになる。

Q. 二発給弾の防止加工とは何ですか?

給弾口からφ3.5mmのドリルを差し込み、突き当りに円錐状の溝を付ける加工だ。

Q. HK416A5の初速はどう調整しますか?

インナーバレルの長さで調整する。短いと初速は低く、長いと高くなる。また、調整後は試射で確認する。

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