サバ研:CQBの立ち回りとは?

サバ研:CQBの立ち回りとは?
サバ研:CQBの立ち回りとは?
 

サバゲーといえば、森や原っぱにバリケードややぐらを設置したフィールドが一般的な構成だが、近年では他フィールドとは差別化を図るために屋外でも本格的なCQBエリアを設置したり建物を模した設置物を多数配置したり、インドアフィールドでも細かくエリアを区切ってCQBに特化したフィールドが増えてきている。
バリケードや壁越しの撃ち合いに慣れた人でも、狭い部屋や迷路のように入り組んだ廊下のような環境になると戸惑うプレイヤーも多いだろう。このような時にどう立ち回れば有利にゲームを展開できるか考えていこう。
 
どういった立ち回りが良いのか想像しづらい場合は、映画などでよく見る特殊部隊の突入シーンを重い出すとよいだろう。CQBとは、まさに特殊部隊が人質救出作戦やテロリストの拠点制圧など、室内での至近距離戦闘術のことである。
 

狭小エリアへの突入は複数人で

サバゲーで、フラフラと1人でCQBエリアに入って行ってしまうプレイヤーをたまに見かけるが、敵が既に潜伏している可能性が高い場合は命取りであるし、クリアリングにも慎重になり時間がかかってしまうのでお勧めはしない。どんなミリフォトや映像を見ても、1人で建物に侵入する特殊部隊隊員などいないだろう。どんなに狭い空間とはいえ、そういったエリアへの突入はチームによる動きが取れる方が有利だ。
 
狭いエリアでは至近距離での撃ち合いとなるため、敵と鉢合わせた場合、不意打ちでもできない限りは相撃ちとなってしまうのがほとんど。ましてや待ち伏せでもされようものなら一方的にヒットを取られて終わりというパターンも考えられる。
敵がそのエリアを既に複数人で押さえていた場合、無駄死にとなってしまうのだ。
逆に複数人で突入した場合は、先頭のプレイヤー(ポイントマン)が万が一ヒットを取られてしまった場合でも後発の仲間が制圧をするなり、エリア内の状況を察知して自陣に状況を伝えられたりと、何かしら突入した成果を得ることができる。
突入は、数と勢いで押し込んでしまった方が反撃も受けにくく、あっさりと制圧できてしまうことだってある。
 
Special Force
 

突入の技術その1:ボタンフックエントリー

狭い部屋やバリケードに囲まれたCQBエリアに突入する際は、必ず2名以上で行いたい。
入口の左右に1名ずつ待機し、まずはそれぞれバディーの着いた壁裏に敵が潜んでいないかをお互いチェック。あとは目やハンドサインなどでタイミングをとって、入口際の足を軸にして回転するような動きで2名同時に部屋内に突入し左右に展開、エリア内の制圧またはクリアリングを行う。
最初に突入する2名以外にもバックアップできる仲間がいた方が、突入時にヒットを取られた場合の人員補給や制圧後のエリアの確保など、その先の作戦の展開がしやすくなる。
 
ボタンフックエントリー
ボタンフックは、軸足を中心に体を回転させて勢いよく部屋内に突入しよう。
ボタンフックエントリー
 

突入の技術その2:クロスエントリー

こちらも基本的にはボタンフックと同じで入口の左右に1名ずつ待機するが、突入時の動きに変化をつけたもの。クロスという名の通り、突入時に動線が交差するように部屋になだれ方法だ。入口右側で待機していたプレイヤーは突入後はそのまままっすぐ進みエリア内の左側を、入口左側で待機していたプレイヤーはエリア内の右側を制圧またはクリアリングする。
ボタンフックと同じく2名だけでなく複数人で行うのが好ましく、2名がクロスエントリーしたあとバックアップメンバーも後に続いて続々と部屋内に突入し敵を制圧する。
 
クロスエントリー
 
CQBエリアは細かな部屋の連続で構成されているので、一部屋一部屋確実な制圧、クリアリングをしていかないとエリア全体の確保は非常に難しい。是非複数人で作戦を立てて攻略を目指してみて欲しい。数人のチームでフィールド内のCQBエリアを制圧できたとなれば、ゲーム全体を優位に運ぶことにも大いに貢献できるだろう。
 
Special Force