SIG P320の暴発事故が、アメリカ・フィラデルフィアの鉄道警察で起きた。ホルスターに収納したままの暴発で、調査中と伝えられた。この記事では、暴発事故の経緯と対応を整理する。
SIG P320の暴発事故の要点まとめ
- フィラデルフィアの郊外駅で、ホルスター内のP320が暴発
- 交通局は、P320を350挺のGLOCK17に置き換える
- P320の問題は、今回が初めてではない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生場所 | フィラデルフィアの郊外駅 |
| 発生状況 | ラッシュアワー時、ホルスターに収納したまま暴発 |
| 対象 | トリガー改修を受けたSIG P320 |
| 交通局の対応 | 350挺のGLOCK17とホルスターを調達 |
| つなぎの対応 | フィラデルフィア警察から同数のピストルを借りる |
SIG P320に暗雲が立ち込める?
アメリカ鉄道警察でホルスター内の暴発事故発生
アメリカ・フィラデルフィアの鉄道にて、鉄道警察官のホルスターに収納したままのSIG P320が突如暴発する事故が発生した。事故は郊外駅のラッシュアワー時に発生し、警官がポリスカートから降りた際に大きな音が鳴り響きその後火薬の匂いが漂ったという。フィラデルフィア警察はこの件について現在調査中とのこと。
暴発事故を受けたGLOCK17への切り替え
この事故を受けてペンシルベニア州南東部交通局ではP320をリプレイスするべく、350挺のGLOCK17とホルスターを急遽調達。GLOCKについては信頼できるモデルであるうえ、メーカーが迅速に製造できるためとしているが、しかしそれでも調達までには数か月がかかるため、当面の間はフィラデルフィア警察より同数のピストルを借りるとのこと。
SIG P320の暴発事故は初めてではない
SIG P320が問題となったのは今回が初めてではない。法執行機関での暴発事故による負傷者も何件か報告されており訴訟にも発展している。アメリカ陸軍でのテスト時にも同様の欠陥は発覚しており、その際SIG SAUERはトリガーシステムの改修を行っているが、今回暴発した鉄道警察官のP320もやはりトリガーの改修を受けたピストルであったとペンシルベニア州南東部交通局は話している。
トリガーの改修後にも事故が起きた点は重い。そのため、改修の効果が改めて注目される状況になっている。
P320の採用実績と今後の見通し
SIG P320はアメリカ軍でもM17/M18として採用されている他、アメリカ各地の警察など法執行機関でも多数の採用があったためその座は安定したものと思われていたが、ここにきて暗雲が立ち込めてきた。
現在のところ、トリガー改修後のP320がアメリカ軍で暴発したとの報告はないようだが、訴訟の結果によってはどうなるかわからない状況となってきている。すでに何十万挺もの納入がされているP320がリプレイスの対象となるのか、今後を見守っていきたい。
なお、この内容は記事公開時点の情報だ。ただし、訴訟の結果によって、今後の状況が変わる可能性がある。
暴発事故に関するよくある質問(Q&A)
Q. 暴発事故はどこで起きましたか?
アメリカ・フィラデルフィアの郊外駅で、ラッシュアワー時に起きた。そのため、大きな音が鳴り響いたという。
Q. どんな状況で暴発しましたか?
鉄道警察官がポリスカートから降りた際に、ホルスターに収納したままのP320が暴発した。
Q. 暴発事故を受けて、交通局は何をしましたか?
350挺のGLOCK17とホルスターを調達した。ただし、調達には数か月かかる。
Q. なぜGLOCKが選ばれましたか?
GLOCKは信頼できるモデルだ。また、メーカーが迅速に製造できるため、選ばれた。
Q. 調達までの間は、どうするのですか?
フィラデルフィア警察から、同数のピストルを借りる。そのため、当面の装備が足りなくなることはない。
Q. P320の問題は今回が初めてですか?
いいえ。法執行機関で負傷者が報告され、訴訟にも発展している。また、陸軍のテスト時にも同様の欠陥が発覚した。
Q. トリガー改修後のP320は、軍で暴発しましたか?
発表時点では、報告はない。ただし、今回の鉄道警察官のP320も、トリガーの改修を受けていた。











