RECCE Rifle(レシーライフル):SEALsが生んだ偵察用ライフル

RECCE Rifle(レシーライフル):SEALsが生んだ偵察用ライフル
RECCE Rifle(レシーライフル):SEALsが生んだ偵察用ライフル
 

レシーライフルは、アメリカ海軍特殊部隊SEALsが偵察任務のために生んだライフルだ。名前だけでなく、考え方そのものが今も受け継がれている。ここでは、その成り立ちと特徴を整理する。

レシーライフルの要点まとめ

  • 正式名称は「SEAL Recon Rifle」で、偵察任務向けに開発された
  • 5.56×45mm弾を使い、バレルは16インチと携帯性を保つ
  • フリーフロートのハンドガードとスコープで、精度を高めている
  • 仕様は固定されておらず、今では「概念」を指す呼称にもなっている
項目 内容
開発 SEALチームの兵器課と、アメリカ海軍海上戦闘センター(NSWC-Crane)
使用弾薬 5.56×45mm弾(77グレイン弾も使用)
バレル長 16インチ
基本構成 フリーフロートのハンドガードとスコープ
エアガンでの代表例 東京マルイの次世代電動ガン

RECCE Rifle(レシーライフル)
NAVY SEALsが生んだ偵察用ライフルとその概念

M4/M16には使用する部隊ごとに様々なモデルが存在し、仕様や部隊によって名称も多様であることはよくご存知だろう。エアガンではライセンスなどの問題により実銃オリジナルのモデル名を使えない場合も多く、トイガンメーカーによっては独自の名称を付けることも多い。一方でライセンスホルダーと提携したり直接ガンメーカーと契約して、エアガンにもベースモデルの実銃と同じ名称を付ける努力をしていることも同様に多い。そういったトイガンメーカーの製品を通してライフルの名称が広く知られるようになったケースはよくあることだ。

エアガンで幅広い層に様々なライフルの派生モデルやその概念を提示してきたトイガンメーカーであるが、各社が再現をして人気が高まった軍用ライフルの1つがRECCE Rifle(レシーライフル)だ。アメリカ海軍特殊部隊SEALsが使用する偵察ライフルで、特に東京マルイの次世代電動ガンでモデルアップされた際は大きな話題となり、ミリタリーに詳しくない人にもその名が知れ渡ることとなった。

RECCE RIFLE

レシーライフルの誕生と開発の背景

レシーライフルは本来「SEAL Recon Rifle」という名称が正式で、SEALsの偵察任務向けにSEALチームの兵器課とアメリカ海軍海上戦闘センター(NSWC-Crane)が開発した。標準的なM4カービンよりも精度や致死性の高いスナイパーライフルとしての性能を持ちつつ、偵察任務のために携帯性にも優れたライフルとして誕生した。弾薬は5.56×45mm弾を使用しバレルは16インチとカービンより少々長いだけだが、レシーライフルのプロジェクトをベースに開発されたSPR Mk12とあわせて開発された精密射撃用弾薬である77グレイン弾を使用することで、精密性と威力を維持しつつ7.62mmライフルよりも多くの弾薬数を確保できるようになっている。

偵察では、重い装備を担いで長く移動する。そのため、レシーライフルには軽さと取り回しの良さが求められた。一方で、必要な場面では精密射撃もこなせる点が大きな特徴だ。

レシーライフルに求められた役割

敵地へ潜入し偵察任務を行うために誕生したレシーライフルは、決して「射撃」そのものをミッションの本筋としないながらも、いざという時は狙撃も近距離での交戦も可能なマルチな性能を持つライフルとして特殊部隊の隊員たちを支えてきたのだ。

RECCE

レシーライフルの派生と概念化

その後、先述のSPR Mk12が開発されることによってSEALs以外にもレシーライフルのコンセプトを持つM16がアメリカ陸軍特殊部隊、レンジャー部隊に採用されるが、SEALs隊員からのMk12の評価は高くなく結局は元の16インチバレル仕様のカービンを選択する傾向が高いという。Mk12を使用しないSEAL隊員が多かったためその後もレシーライフルの開発は続くが、使用する隊員の好みによってパーツの組み合わせも様々で仕様が一定ではない。そんなこともあり、レシーライフルという呼称は現在では概念的な要素が強い。

SPR Mk12は、同じ流れで生まれた精密射撃用のライフルだ。ただし、SEALsの隊員には、元の16インチカービンを好む傾向があったという。そのため、仕様が一つに決まらなかった。

レシーライフルの代表的な仕様

軍用レシーライフルでは16インチバレルにフリーフロートタイプのハンドガード、スコープを搭載するなどして偵察任務に適する仕様にされることが基本であるが、搭載するスコープや装着ストック・ハンドガードなど、様々なタイプのものが実際に使用されている。仕様によってはバレル長も異なる場合もある。また初期型HK417の16インチ仕様にRECCEという名称が付けられるなど、コンセプトがある程度定まっていればレシーと呼称してしまうのも今や一般的になってきている。

構成は、部隊ごとに違いがある。例えば、フリーフロートのハンドガードは、KACのM4 Match RASや、LaRue製の長いタイプが知られている。さらに、光学機器にも、Trijiconのスコープなどが使われている。

SEAL Recon

法執行機関と民間でのレシーライフル

レシーライフルという概念は今では法執行機関などでも有効なライフルの選択肢と考えられているため、近年では軍用ライフル以外でも民間ライフルメーカーがレシーライフルという名称を用いた製品開発を行っている。法執行機関では人質事件などの案件の際に特に有用性が高いと考えられており、正確性と戦闘性能を両立したライフルの存在は重要なものであるようだ。

また、民間でのAR-15においてもライフルをビルドする際のコンセプトとして精度と取り回し性能を両立するこの考え方は定着しており、スポーツとしての射撃とホームディフェンスを兼ねる銃愛好家たちの間でもレシーライフルのクローンとも言えるAR-15が定番のモデルとして存在する。SEALsの生み出したレシーライフルとその概念は、AR-15をベースとするライフルにとって1つの到達点とも言える、ライフルのあるべき姿を体現しているとも言えるのである。

エアガンでレシーライフルを選ぶときは、ハンドガードの長さやスコープの有無で印象が変わる。例えば、東京マルイの次世代電動ガンは、定番の1挺だ。

 
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レシーライフル

RECCE RIFLE

レシーライフルに関するよくある質問(Q&A)

Q. レシーライフルとは何ですか?

アメリカ海軍特殊部隊SEALsの偵察ライフルだ。また、その考え方を指す呼称にもなっている。

Q. 正式名称は何ですか?

「SEAL Recon Rifle」だ。そのため、レシーは「Recon(偵察)」の読みから来ている。

Q. 誰が開発しましたか?

SEALチームの兵器課と、NSWC-Craneだ。さらに、偵察任務に合わせて、精度と携帯性を両立させた。

Q. 使う弾薬は何ですか?

5.56×45mm弾だ。また、精密射撃用の77グレイン弾も使われる。

Q. バレルの長さは何インチですか?

16インチが基本だ。ただし、仕様によって、バレル長が異なる場合もある。

Q. Mk12とは何が違いますか?

SPR Mk12は、同じ流れで生まれた精密射撃用ライフルだ。一方、SEALsの隊員は、16インチのカービンを選ぶ傾向が強かった。

Q. 今も仕様は同じですか?

決まった仕様は無い。そのため、現在は「概念」としての意味が強い。

Q. 民間でも使われていますか?

法執行機関や民間ライフルメーカーにも広がった。また、AR-15のビルドでも定番の考え方になっている。

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