ミリタリー・LE向けの防塵マスク「Project Black Tactical Respirator 2」
本格的なタクティカルマスクがサバゲーでもカッコ良く使えそう
ミリタリーや法執行機関など、タクティカルなプロの現場で活躍するギアの1つが防塵マスクだ。作戦行動中やトレーニング中など、銃撃や建造物の破壊時に発生する粉塵は鉛やアスベストを含み、長年現場に立つオペレーターに健康被害が及ぶこともある。そんなオペレーター達を守るために防塵マスクが装備の1つとして標準化されてきているが、最近ではタクティカルな現場に特化したマスクがOps-Coreなどの装備系メーカーからも登場しはじめている。
そんな中、SHOT SHOW 2020で発表されたのが「Project Black Tactical Respirator 2」だ。Project Blackはカナダにある新進気鋭の防塵マスクメーカーで、銃器を取り扱う現場のためのモデルを開発している。Tactical Respirator 2（TR2）はまだ同社としては2つ目のプロダクトとなるが、考えられた機能やデザインが使いやすそうだと話題になっている。
TR2は鼻から口周りを最小の範囲で覆うよう設計されており、ライフルの頬付けへの干渉を極力排除。アイウェアやナイトヴィジョンにも邪魔にならないデザインとなっている。フィルター性能は優秀で、粉塵だけでなくカビや菌類もシャットアウトする。マスクとしての着け心地や他装備との互換性の高さ、通気性やアイウェアの曇り対策など基本的な性能の優秀さもさることながら、専用キットを使用してマイクの接続が可能など通常の防塵マスクとは違う正にタクティカルなモデルとなっている。
開発には特殊部隊オペレーターによるアクティブテストも行い、プロがその使いやすさを実証しているようだ。サバゲーでもマスクは悩みの種の1つであり、頬付けのしやすさや曇り対策、着け心地はエアソフトではなかなか理にかなったマスクが少ないのが現実。プロの現場でも認められる性能の高さはサバゲーでの使用においても期待ができる。春先の花粉と戦いながらのサバゲーでも重宝しそうだ。
TR2は軍事や法執行組織からだけでなく民間でも購入が可能なため、現在世界中で問題となっている新型肺炎の影響からか世界中から発注が相次ぎ在庫がゼロという事態に。現在は夏ごろに発送できるロットの予約受付をしている。
Project Black Tactical Respirator 2
