Magpul PTS Silent Aggressor チューン

Magpul PTS Silent Aggressor チューン
Magpul PTS Silent Aggressor チューン
 

Magpul PTS Silent Aggressor チューン


今回はMagpul PTS Silent Aggressorのチューンをご紹介させて頂きます。
Silent AggressorはMagpul PTSが本数限定で販売した電動ガンでレシーバーや内部パーツはG&P製、グリップ・ハンドガード・ストックはERGO製を使用しています。
今回はオーナー様ご自身で分解され、ギアやチャンバーは交換済で組上げ途中の状態でお預かりしました。



それでは早速作業に入ります。
まずはメカボックスを開けてパーツを外し内部を洗浄を行い軸受けの交換をします。
耐久性を考慮しORGA SUS420 8mm軸受けを組込みます。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。



ギアはSHS製の18:1強化ギアが入っておりましたのでこのまま使えるか洗浄し精査します。



ブラックのSHS製ベベルギア(右側)は歯の形状が悪く駆動時のギア音が大きいのでシルバーのJ-Armament製ベベルギア(左側)に変更します。



軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。



ギアのグリスアップはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。



ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
動きが鈍い場合はノズルの外径を少し小さく削るとOKです!



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
組んだシリンダー周りやギア周り等をメカボックスに組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。



この部分の潤滑材も新しいBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。



スプリングはM100相当を使用しメカボックスを閉じます。



メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップやストックパイプなど諸パーツも組込みます。
モーターはG&P製M120モーターが入っておりました。
このモーターの場合べべルギアを他社製に変えると歯の角度が合わずギア音が大きくなる事があります。
そんな時はG&P モーターピニオンギアに交換します。
同じG&P製なのですが単品で販売されているピニオンギアは初めからモーターに組込まれているピニオンギアとは歯の角度が違いマルイ製ピニオンギアに近い使用感になります。
モーターを組込んでテストドライブを行いロアレシーバー周りのチューンは完了です。



チャンバーはPROWIN製M4系チャンバーが入っておりましたのでそのまま使用します。



M100相当のスプリングの場合はインナーバレルはMagnusHDバレルが相性が良いのでそれを選択します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
PROWINチャンバーにもカット無しで使用OK!
念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。


チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。