Aggressorは、Magpul PTSが本数限定で販売した電動ガンです。この記事では、ORGAで行ったチューン内容を整理します。
Silent Aggressorのチューンの要点まとめ
- Magpul PTSが本数限定で販売した電動ガン
- レシーバーと内部パーツはG&P製、外装はERGO製
- ギアとチャンバーは交換済みで、洗浄して状態を確認
- 軸受け、Magnusシリンダー、メタルピストン、ノズルを強化
- M100相当のスプリングに、MagnusHDバレルと面HOPを組み合わせ
Silent Aggressorのチューンで使った主なパーツ
| 部位 | 使ったパーツ |
|---|---|
| 軸受け | ORGA SUS420 8mm軸受け |
| ギア | Aggressorに入っていたSHS製18:1強化ギア(ベベルギアはJ-Armament製に変更) |
| シリンダー | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 |
| ピストン | J-Armament製14歯メタルTeethピストン |
| ノズル | でんでんむしM4用 |
| スプリング | M100相当 |
| チャンバー | PROWIN製M4系チャンバー |
| インナーバレル | MagnusHDバレル |
| HOP | Aggressorに組むORGA DIMENSION フラットHOP |
Magpul PTS Silent Aggressor チューン
Silent Aggressorの概要

今回はMagpul PTS Silent Aggressorのチューンをご紹介させて頂きます。
Silent AggressorはMagpul PTSが本数限定で販売した電動ガンでレシーバーや内部パーツはG&P製、グリップ・ハンドガード・ストックはERGO製を使用しています。
今回はオーナー様ご自身で分解され、ギアやチャンバーは交換済で組上げ途中の状態でお預かりしました。
ERGO製のグリップやハンドガードは、外装の見た目を大きく左右します。そのため、内部のチューンと外装を、別々に考えられるのが利点です。
Silent Aggressorの分解と軸受けの交換

それでは早速作業に入ります。
まずはメカボックスを開けてパーツを外し内部を洗浄を行い軸受けの交換をします。
耐久性を考慮しORGA SUS420 8mm軸受けを組込みます。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。
Aggressorの軸受けは、ギアの軸を支えて回転を安定させる部品です。SUS420は、ステンレス鋼の種類のひとつで、さびにくいのが特徴です。そのため、内部の洗浄とあわせて交換しておくと安心です。
AggressorのSHS製ギアの確認

ギアはSHS製の18:1強化ギアが入っておりましたのでこのまま使えるか洗浄し精査します。
Aggressorのギアは、18:1の標準的なギア比です。そのため、強めのスプリングでも使いやすい構成になります。
Aggressorのベベルギア交換

ブラックのSHS製ベベルギア(右側)は歯の形状が悪く駆動時のギア音が大きいのでシルバーのJ-Armament製ベベルギア(左側)に変更します。
ベベルギアは、モーターの回転を最初に受けるギアです。歯の形状が合わないと、噛み合わせの音が大きくなります。そのため、静かさを重視するなら、歯の確認が欠かせません。
Aggressorのシム調整

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シムは、ギアの上下の隙間を調整する薄い板です。隙間が大きいとガタつき、小さいと回転が重くなります。そのため、接着剤が固まってから、ゆっくり合わせます。
Aggressorのギアのグリスアップ

ギアのグリスアップには専用のグリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
グリスは、ギアの歯や軸の摩擦を減らす潤滑剤です。ただし、塗り過ぎると、動きが重くなることがあります。そのため、少量をのばすのが基本です。
AggressorへのMagnusシリンダー組み込み

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
Aggressorに入れるボアアップは、シリンダーの容積を大きくする方法です。そのため、同じスプリングでも、BB弾に伝わる空気の量が増えます。
Aggressorのメタルピストン交換

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
Aggressorのピストンの歯は、強いスプリングの力を受け止めます。メタル製は、樹脂製より欠けにくいのが利点です。そのため、耐久性を高めたい時に選ばれます。
Aggressorのノズル交換と確認

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
動きが鈍い場合はノズルの外径を少し小さく削るとOKです!
BB弾が毎回同じ位置にあると、回転数のばらつきが減ります。その結果、着弾点が安定しやすくなります。なお、ノズルを削る時は、少しずつ削って確認します。
Aggressorのシリンダー周りの組み上げ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには専用のグリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
組んだシリンダー周りやギア周り等をメカボックスに組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
気密漏れがあると、空気がBB弾に伝わりません。そのため、ピストンを前後させる確認は、省かないようにします。
Aggressorのガンオイルでの潤滑

この部分の潤滑材には専用のガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
金属同士がこすれる部分は、油膜が切れると摩耗が進みます。そのため、組み込む前に、潤滑材を塗っておきます。
AggressorのM100相当スプリング
AggressorのM100は、初速100m/s前後を狙うスプリングの呼び名です。日本の規制は、約0.98ジュールまでです。そのため、機体ごとに初速を測って調整します。
Aggressorのモーターとピニオンギア

メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップやストックパイプなど諸パーツも組込みます。
モーターはG&P製M120モーターが入っておりました。
このモーターの場合べべルギアを他社製に変えると歯の角度が合わずギア音が大きくなる事があります。
そんな時はG&P モーターピニオンギアに交換します。
同じG&P製なのですが単品で販売されているピニオンギアは初めからモーターに組込まれているピニオンギアとは歯の角度が違いマルイ製ピニオンギアに近い使用感になります。
モーターを組込んでテストドライブを行いロアレシーバー周りのチューンは完了です。
ピニオンギアは、モーターの軸に付く小さなギアです。歯の角度が合わないと、ギア音の原因になります。そのため、ベベルギアとの相性を、テストドライブで確かめます。
AggressorのPROWIN製チャンバー

チャンバーはPROWIN製M4系チャンバーが入っておりましたのでそのまま使用します。
Aggressorのチャンバーは、BB弾にHOPをかける部分です。状態のよいものが入っていれば、交換せずに使えます。そのため、確認だけで済む場合もあります。
AggressorのMagnusHDバレル選択

M100相当のスプリングの場合はインナーバレルはMagnusHDバレルが相性が良いのでそれを選択します。
Aggressorのインナーバレルは、BB弾が通る筒です。強いスプリングを使う場合は、バレルとの相性も大切です。そのため、組み合わせを意識して選びます。
Aggressorの面HOP取り付け

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
PROWINチャンバーにもカット無しで使用OK!
念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
HOPアームへの接着は、乾くまで待ってから組み込みます。そのため、接着後は、少し時間を置きましょう。
Aggressorの初速調整と試射
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
Aggressorの初速は、室内で測定してから、屋外で試射します。例えば、ロングレンジで撃つと、弾道のばらつきを確認できます。
Silent Aggressorのチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. Silent Aggressorとはどんな電動ガンですか?
Magpul PTSが本数限定で販売した電動ガンです。レシーバーや内部パーツはG&P製を使用しています。
Q. Silent Aggressorのチューンでは何を交換しましたか?
軸受け、Magnusシリンダー、メタルピストン、ノズル、バレル、HOPです。そのため、内部の主要パーツをほぼ入れ替えた構成です。
Q. なぜベベルギアを交換しましたか?
SHS製ベベルギアは歯の形状が悪く、駆動時のギア音が大きかったためです。そのため、J-Armament製に変更しました。
Q. ノズルの動きが悪い時はどうしますか?
ノズルの外径を少し小さく削ります。そのため、少しずつ削って、動きを確認します。
Q. スプリングは何を使いましたか?
M100相当のスプリングです。そのため、バレルは、相性のよいMagnusHDバレルを選びました。
Q. 面HOPはなぜ接着しますか?
接着しないと、使用中にずれることがあるためです。そのため、HOPアームへの接着は必須です。
Q. 初速はどう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整します。インナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
Q. ピニオンギアを交換する理由は何ですか?
G&P製M120モーターは、他社製ベベルギアと歯の角度が合わない場合があるためです。そのため、ギア音が大きくなる場合に交換します。






