LCT AKMS Magnusチューン

LCT AKMS Magnusチューン
LCT AKMS Magnusチューン
 

LCT AKMS Magnusチューン


今回はLCT製電動ガンAKMSのMagnusチューンをご紹介します。
オーナー様からご提供頂いた「LCT製AK用スリムピストルグリップ&専用モーター」を組込みます。

実銃としてのAKMSはAK-47の改良型であるAKMのストックを折りたたみ式にした銃で空挺部隊や戦車兵などで用いられています。



それでは作業を始めます。
まずはストッパーを押しながらトップカバーを外します。



ストッパーの横のイモネジを緩めコッキングレバーとストッパーを外します。



チャンバー固定ネジを外しておきます。



リアサイトは板バネで固定されているので押し込みながらズラすと外れます。
中には非常に硬い物もあるのでそういう場合は力技で頑張ります・・・。



リアサイトを外し下の板バネを取るとその下にイモネジ2本あるのでそれを緩めます。
このネジはアウターバレルを固定しているのでこれによりフロント周りがまとめて外せます。



これでフロント周りを前に抜くことが出来ます。
アウターバレルが外れるとチャンバーとインナーバレルはメカボをかわしながら内側から引き出せます。



次にグリップ底のネジを外してグリップを外します。



セレクターレバーのネジを外してセレクターレバーを外します。
従来電動ガンのAK系はグリップとセレクターレバーでメカボックスが固定されていますのでこの二カ所を外せばメカボックスを取り出せます。



メカボックスを取り出す前に配線の通す位置を確認しておきましょう。
レシーバーによって配線が通せる場所が違うので注意です。
この場合は一番後方でした。
配線を通す位置を間違えるとメカボックスとレシーバに挟まれ、最悪は断線なんて事もあります。



通常はこのままでメカボックスが抜けるのですが今回はモーターが引っ掛かり抜けずらいので先にモーターを外します。



これでメカボックスが取り出せました。
メカボックスがVer.3タイプです。
取り出してみたらメカボックスはマルイ製でした。



メカボックス内のパーツを外し洗浄します。
軸受けはマルイ製メカボックスなので6mm軸受けです。
ORGA SUS420 6mm軸受けを使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。



軸受けの接着剤が固まる間にシリンダー周りを組んでいきます。
構成は以下の通りです。
Magnusシリンダーセット従来用
J-Armament製14歯メタルTeethピストン
でんでんむしAK用
シリンダーヘッドとタペットプレートは既存品を流用します。



ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
ギアのシム調整とグリスアップを行います。
グリスアップアはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。



次にモーターです。
ここでLCT スリムグリップ用モーターの登場です。



メカボックスにモーターを組込みテストドライブです。
このモーターはマルイなどの様に下からイモネジでモーター位置の調整が出来ません。
モーターピニオンをずらして調整するかベベルギアのシム厚で丁度良い位置を探り調整します。
今回はベベルギアのシム厚で調整しました。



モーターがスリムなのでモーターを取り付けたままレシーバーに入りました!
グリップとセレクターレバーを取り付けて駆動のチェックです。



ロア周りが終わったらチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。



HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。


初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。