TRIDENT ALPHA SDPは、KRYTACの電動ガンです。今回は、インナーバレルが130mmと短いTRIDENT ALPHA SDPのチューンを紹介します。通常のパッケージチューンは使えません。そのため、パーツを一つずつ選んでいます。
TRIDENT ALPHA SDPチューン要点まとめ
- インナーバレルは130mmのため、MagnusチューンやAxisチューンは施せない
- シリンダーは、J-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダーを使用
- ピストンはJ-Armament製14歯メタルTeethピストンとメタルピストンヘッド
- メインスプリングはSHS スプリング M110を1.5巻きカットして初速を調整
- モーターは東京マルイ サマリウムコバルトモーターを使用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベース | KRYTAC TRIDENT ALPHA SDP |
| インナーバレル | MagnusHDバレルを130mmにカット |
| メカボックス | KRYTAC専用のVer.2タイプ(ダミーボルトを組み込み、FETあり) |
| シリンダー周り | J-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダー、J-Armament製14歯メタルTeethピストン、メタルピストンヘッド、でんでんむしM4用ノズル |
| スプリング・モーター | SHS スプリング M110(1.5巻きカット)、東京マルイ サマリウムコバルトモーター |
| HOP | ORGA DIMENSION フラットHOP |
KRYTAC TRIDENT ALPHA SDP チューン

今回はKRYTAC TRIDENT ALPHA SDP のチューンをご紹介します。
この銃はインナーバレル長が130mmと極端に短いので通常のMagnusチューンやAxisチューンなどのパッケージチューンは施せません。
インナーバレルを基準としてからシリンダーやスプリングをチョイスしました。
TRIDENT ALPHA SDPのインナーバレルは、約130mmしかありません。そのため、長いバレル向けのチューンは合いません。一方、短いバレルに合わせれば、無駄のない構成になります。
TRIDENT ALPHA SDPの分解とワイヤーストック

それでは作業を始めます。
フレームロックピン(F)を外してアッパーとロアを分解します。

ワイヤーストックのストック部を外します。
下部にあるネジを外すとストック部が外せます。
ワイヤーストックは、下部のネジで外れます。そのため、工具は+ドライバーで足ります。ただし、ネジの位置は事前に確認してください。

ストックパイプ奥にある固定ネジを外しストックパイプを取り外します。
ストックパイプの奥には、固定ネジがあります。そのため、長めのドライバーが便利です。
TRIDENTのグリップとモーター

グリップエンドを外してモーターを取り出し、グリップも外します。
TRIDENTのセレクターレバーとボルトストップ

レシーバー右側のセレクターレバーを外しマガジンキャッチも外します。

レシーバー左側のボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を取り外します。
TRIDENTのKRYTAC専用メカボックス

これでメカボックスが取り出せます。
メカボックスはVer.2タイプですがKRYTACは専用メカボックスとなります。
これだけ短いインナーバレルですので当然加速ポート付きシリンダーですが穴位置はシリンダーの半分くらいの位置にあります。
このエアー量ですと飛距離はあまり期待出来ませんね。
KRYTACのTRIDENTは、専用のメカボックスです。そのため、他社の部品がそのまま合うとは限りません。また、加速ポートの位置も特徴的です。
TRIDENTのダミーボルト

次はダミーボルトの取り外しです。
スプリングの固定ネジを外して上部の4ヶ所のネジを外しすとダミーボルトが外せます。
ダミーボルトがメカボックスに組み込まれているのもKRYTACの特徴ですね。
これと連動しているチャージングハンドルもKRYTACは専用品となります。
ダミーボルトが、メカボックスに組み込まれているのが特徴です。そのため、チャージングハンドルも専用品になります。一方、分解の手順は難しくありません。

ボルトストップを押すとダミーボルトがリリースされる為のパーツです。
これも外します。
TRIDENTのQDスプリングガイドとアンビ連結ギア

今や主流となってきたQDタイプのスプリングガイド。
メカボックスを開けなくてもスプリングを取り出せるのは本当に作業が楽です!
QDタイプのスプリングガイドは、メカボックスを開けずにスプリングを取り出せます。そのため、初速調整の手間が減ります。

アンビ機構の連結ギアも取り外します。
あとはメカボックスのネジを外してメカボックスを開けます。
TRIDENTのFET基盤とスイッチ

メカボックス内部のパーツ類も基本的にVer.2用です。
ギア後方にFET基盤が収納されています。
FET基盤は、ギアの後方に収納されています。そのため、メカボックスを開けるときは、配線を傷つけないように注意してください。

スイッチも通常のVer.2タイプですので破損した場合は社外品でも代用がききます。
スイッチは通常のVer.2タイプです。そのため、破損しても社外品で代用できる場合があります。
TRIDENTの軸受け交換

メカボックス内パーツを外し洗浄したら軸受けの組込みです。
ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けの組込み方法の詳細はブログにも電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。
軸受けは、メカボックスの規格に合わせます。そのため、TRIDENTでは8mmのSUS420軸受けを使っています。
ピストンとピストンヘッド

軸受けの接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りのチューンを行います。
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ピストンヘッドはJ-ARMAMENT メタルピストンヘッド使います。
ピストンヘッドの固定ネジは緩み防止の為ネジロックを使用します。
ネジロックは、緩み止めの定番です。ただし、塗りすぎると、次回の分解が大変になります。そのため、少量を使います。
でんでんむしノズル

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルの先端形状が揃うと、BB弾の位置が毎回そろいます。そのため、回転数のばらつきが減り、集弾性の向上が期待できます。
TRIDENTに合う加速ポート付きシリンダー

シリンダーはインナーバレルの長さからFULLシリンダーでは厳しいと判断し既存シリンダーより加速ポートが後方にあるJ-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダーを使用します。
少しでもエアー排出量を多くする事で飛距離が出る様にする為です。
TRIDENTのように短いバレルでは、空気の排出量が飛距離に影響します。そのため、加速ポートの位置を後方にしています。
シリンダー周りのグリスアップ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップでは、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
TRIDENTのスパーギアとシム調整

KRYTACのメカボックスはスパーギアの軸受け間が狭く通常のスパーギアは使用出来ませんのでギア類は変更せずに流用します。
但し、純正スパーギアはシムフリータイプなのでスプリングを取り外し真鍮管を利用しブッシュを作りシム調整を出来る様にしました。
スパーギアの軸受け間が狭いため、通常のギアは使えません。そのため、純正のギアを流用し、真鍮管でブッシュを作りました。

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
グリスは少量をギアの歯や軸部分に塗布し、筆などで薄く塗り延ばして下さい。
潤滑とメインスプリング

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材にはガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックスを閉じてダミーボルト等も組込みます。
メインスプリングはSHS スプリング M110を使用しました。
アンビ連結ギアなども組込みロアレシーバーに組込みます。
SHS M110は、メインスプリングとして使いました。そのため、インナーバレルが短くても、安定して作動しました。
TRIDENTのサマリウムコバルトモーター

グリップも取り付けます。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターの組込みを行います。
ハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ハイレートスプリングは、モーターに負担をかけます。そのため、トリガーレスポンスを保つために、サマリウムコバルトモーターを組み込みます。
その他のパーツ類を組込み動作確認を行いロア周りのチューンは終了です。
MagnusHDバレルを130mmにカット

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

インナーバレルははMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
今回はインナーバレル長が130mm以下と限定があるので130mmにカットして使用します。
ワイドボアのバレルは、BB弾の回転の乱れを抑えます。そのため、短くカットしても、弾道が安定しやすいです。
TRIDENTのフラットHOP

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
ORGAのインナーバレルは、側面にも溝があります。そのため、チャンバーパッキンを回して装着できます。
TRIDENTのスプリングでの初速調整

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
チャンバーの確認は、覗き込んで行います。また、HOPが水平に降りているかをチェックしてください。
通常はインナーバレル長にて初速の調整を行いますが今回はインナーバレル長が130mmと短い為スプリングでの初速調整となりました。
SHS M110そのままでは初速が高すぎたので1.5巻きカットして初速を合わせました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
スプリングをカットすると、初速が下がります。そのため、少しずつ巻き数を減らして調整します。ただし、カットし過ぎると戻せません。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
国内の基準は0.989J未満です。そのため、調整後は必ず初速を確認してから使用してください。
TRIDENT ALPHA SDPチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. TRIDENT ALPHA SDPのインナーバレルは何mmですか?
約130mmです。そのため、通常のMagnusチューンやAxisチューンは施せません。
Q. メカボックスは何タイプですか?
Ver.2タイプですが、KRYTAC専用です。ダミーボルトが組み込まれ、FET基盤も収納されています。
Q. どのシリンダーを使いましたか?
J-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダーです。既存品より、加速ポートが後方にあります。
Q. ギアは交換しましたか?
交換していません。軸受け間が狭く、通常のスパーギアが使えないためです。
Q. シム調整はどうしましたか?
純正ギアはシムフリータイプです。そのため、真鍮管でブッシュを作り、調整できるようにしました。
Q. モーターは何を使いましたか?
東京マルイ サマリウムコバルトモーターです。そのため、ハイレートスプリングでも、レスポンスを損ないにくいです。
Q. メインスプリングは何ですか?
SHS スプリング M110です。ただし、そのままでは初速が高く、1.5巻きカットしました。
Q. 初速はどう調整しましたか?
インナーバレルが短いため、スプリングで調整しました。






