映画「ジョーカー」にアメリカ陸軍が警戒?

映画「ジョーカー」にアメリカ陸軍が警戒?
映画「ジョーカー」にアメリカ陸軍が警戒?
 

映画「ジョーカー」にアメリカ陸軍が警戒
公開迫る話題の映画にアメリカ陸軍犯罪捜査課が文書で警告

日本ではあまり考えられないことではあるが、映画による影響で国家機関が警戒を強める事態がアメリカで発生している。問題となっているのは10月4日にアメリカと日本で公開予定となっている映画「ジョーカー」。

ジョーカーはアメリカDCコミックスで数十年に渡って描かれているヒーローコミック「バットマン」の悪役として登場し、その狂気に満ちたキャラクターはコミックやアニメのみならず映画でも毎度話題となる架空の人物。

ジョーカー

今回公開される映画「ジョーカー」では、恵まれない環境で生きる大道芸人アーサーが次第に心を蝕まれ悪のカリスマへと変貌を遂げるオリジナルストーリーが展開されるが、アーサーと同じような貧困や社会的に追い込まれた立場にいる人々が映画の影響を受け、銃乱射事件などのきっかけとならないか今から懸念されている。

実際、2012年には「ダークナイトライジング」の上映中に死者12人、負傷者70人以上を出す銃乱射事件が起きており、同事件では犯人がジョーカーの影響を強く受けているとの情報もある。(ダークナイトライジングにはジョーカーは登場しないが、前作「ダークナイト」ではジョーカーがカリスマ的な演技を見せ話題となった。)

同じくバットマンシリーズをベースとし最も凶悪といわれるヴィランであるジョーカーを題材とした映画の公開にあたり、アメリカ陸軍犯罪捜査課(USACIDC)は潜在的な脅威があるとして文書にて警告を発している。
ちなみに銃乱射事件の起きたコロラド州の映画館では「ジョーカー」は上映されないという。

アメリカ陸軍犯罪捜査課

この件に関してはFBIも同様に警戒を強めており、法執行機関や民間セクターとの連絡を強めているとのこと。

「ジョーカー」はベネチア国際映画祭で金獅子賞を得るなど輝かしい賞賛を浴びているが、暴力描写や貧富の差が広がる世間に対し悪い方向への影響を与えかねないと不安も広がっており、アメリカでは異例の対応となっているようだ。

アメリカ陸軍犯罪捜査課やFBIは同局員や映画館従業員などに対する警告は出しているが、映画そのものへの批判の意は示していない。

映画「ジョーカー」の公式サイトはこちら

 
ORGAの最新入荷商品はこちら!