B&T AIR ARCHWICK SPR300 PROは、台湾のARCHWICKが作るボルトアクションのエアコッキングライフルである。この記事では、SPR300の特長と組み立て方を整理する。また、給弾方式や仕様もまとめた。
SPR300 PROの要点まとめ
- B&T AGの正式ライセンスを取得した、B&T AIR製品である
- 実銃は.300BLK亜音速弾を使い、サプレッサーをバレルに内蔵する
- エアガンは、VSR準拠のエアーコッキングライフルである
- テイクダウンされた状態で届くため、軽い組み立てが必要
- 後方のARマガジンから給弾でき、VSRマガジンにも対応する
- HOP調整は、バレル上部の大型ダイヤルで行う
B&T AIR ARCHWICK SPR300 PRO ボルトアクション ライフルが入荷!
2023年初頭、台湾のエアソフトガンブランドであるARCHWICKから発表された B&T AIR SPR300 PROボルトアクションスナイパーライフルが遂に入荷しました。

B&T AGとARCHWICKの関係
B&T AG(Brügger & Thomet AG)は、スイス正規軍への納入や米国法人であるB&T USAを立ち上げたことで昨今非常に注目の集まる実銃メーカーの一つ。北欧らしい洗練されたデザインが特徴で、特に法執行機関向けに製作されたサブマシンガンなど魅力的なモデルが多いメーカーです。
B&T AGは、1991年にスイスで創業した。当初は、サプレッサーやハンドガード、光学マウントの製造が中心だった。また、現在は、銃器本体や他社向けの部品も供給している。
ARCHWICKは、2019年に誕生したエアソフトメーカーである。創業者は、業界で30年以上の経験を持つ。また、B&T AGとは2020年にライセンス契約を結んだ。
実銃SPR300 PROの設計
今回ARCHWICKよりリリースされた、SPR300 PROは、近年AR-15/M4で注目を集める300 BLACKOUT弾を使用する亜音速スナイパーライフルです。SPR300 PROは、スナイパーライフルとしては異例の短さとポリマー樹脂を使用することで軽量化を実現。また、サプレッサーがバレルアッセンブリーに内蔵されており、世界で最も静かなスナイパーライフルとも言われています。
実銃は、携行性と迅速な展開、高い射撃精度を重視して設計された。また、市街地での狙撃を想定し、最大射程は150mとされる。そのため、バレルは必要最小限の長さである。
.300BLKは、亜音速弾とサプレッサーの組み合わせで、静粛性を高めやすい。例えば、220グレーンの弾頭は、初速が約310m/sである。これは、音速より遅い速度である。
B&T AIRとSPR300 PRO
ARCHWICK SPR300 PROはB&T社の正式ライセンスとなる B&T AIR として生産され、その洗練されたデザインはもちろんのこと、携行性を生かした仕様はサバイバルゲームユースでも活躍すること間違いないでしょう!
今回、到着間もないB&T AIR ARCHWICK SPR300 PROについて、開封から組み上についてご紹介させて頂きます!
B&T AIRは、ARCHWICKがB&T AGの認可を受けて展開するブランドである。2022年10月に、トレードマーク使用とブランドの認可を改めて受けた。さらに、製品開発では、B&Tから直接指導も受けている。
B&T Air ARCHWICK SPR300 PRO

B&T AIR ARCHWICK SPR300 PRO は公式製品ならではの、エアソフトガンとは思えないお洒落な箱に収められており、スナイパーライフルらしくテイクダウンされた状態で梱包されています。そのため若干ではありますが、組み立ての必要があります。
梱包内容と組み立ての準備
実銃のSPR300 PROは、分解と組み立てが簡単な構造である。ARCHWICK版も、テイクダウンされた状態で梱包される。そのため、到着後に、軽い組み立てを行う。
梱包内容は、全部で10点である。ネジ類と組み込み工具も、その中に含まれる。そのため、作業前に、そろっているか確認したい。
1.レシーバー
2.ボルトキャリア
3.バレルアッセンブリー
4.300BLKマガジン
5.ブリッジシステムダミーマガジン
6.VSRタイプマガジン
7.ハンドガード
8.レールアダプター
9.取り付けネジ一式
10.組み込み工具
組み立ての全体像
B&T Air ARCHWICK SPR300 PRO 組み上げ
組み立ての流れは、バレルの取り付け、ボルトキャリアの挿入、ハンドガードの固定の順である。まず、全体の手順を表で確認したい。
| 手順 | 作業 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | VSRタイプのダミーマガジンを外し、バレルアッセンブリーを差し込む | L字の切り欠きに合わせ、30度ほど回して固定する |
| 2 | 前方下の穴からボルトを挿入し、3mmレンチで固定する | 入りにくいときは、側面の固定ネジを確認する |
| 3 | 左側のバレル固定ネジを、3mmレンチで締める | トリガーユニットがずれた個体は、手前のネジを緩めて調整する |
| 4 | ボルトキャリアを後方から挿入する | セイフティーをFIREにして、トリガーを引きながら入れる |
| 5 | スプリングガイドを入れ、コッキングを確認する | コッキングとファイアリングを確かめる |
| 6 | ハンドガードとレールパネルを取り付ける | 左右4箇所のネジを、対角線上に少しずつ締める |
バレルアッセンブリーの取り付け
まず、レシーバーにバレルアッセンブリーを取り付けます。バレルアッセンブリーにはHOPチャンバーやインナーバレルが既に搭載されており、レシーバー下部のネジで固定する仕組みとなります。

まず、レシーバー前方のVSRタイプのダミーマガジンを取り外します。
VSRタイプのマガジンは、東京マルイのVSR-10用マガジンにも対応すると案内されている。ただし、純正の給弾ブリッジとの併用はできない。

次に、バレルアッセンブリーをレシーバーに装着します。バレルアッセンブリーの基部はレシーバーと嵌合するためのL字の切り欠きがありますので、レシーバーに差し込んだ後に30度ほど回転し固定します。バレルがレシーバーに入りにくい場合は、次の項にあるレシーバー側面の固定ネジが締め込まれていないか確認を行ってください。バレルがレシーバーに正しく装着できましたらレシーバー前方下にある穴から付属のボルトを挿入し3mmレンチで固定します。


ずれた個体の対処
また工場出荷時にトリガーユニットとレシーバーがやや後方で固定されている個体がありその状態ではバレルを固定することができません。その場合、トリガーガードとマガジン前方のネジを緩め、バレル固定のネジ穴とレシーバーの穴位置が真っ直ぐになるようにしてからバレルを固定して下さい。バレル固定後にトリガー周りのネジを固定すれば正しい位置となります。

さらにレシーバー左側にも一箇所バレル固定用のネジがありますので、こちらも3mmレンチでしっかりと締めて固定します。

ボルトキャリアの取り付け
次にボルトキャリアを取り付けます。ボルトキャリアはレシーバー後方から挿入を行いますが、その際途中でコッキングシアーに引っかかります。セイフティーをFIREポジションの状態でトリガーを引きながらボルトセイフティーを前方にするとコッキングシアーが下がりますので、その状態でボルトキャリアを挿入します。

ボルトキャリアを挿入後、トリガーガードの前方に穴にスプリングガイドを挿入します。その後ボルトキャリアを引いて正常にコッキングとファイアリングが行えるか確認を行います。また、負担のかかるコッキングレバーやトリガー・シアー類は純正でスチール製となっており安心して運用ができます。
コッキングハンドル、シリンダー、トリガーは、スチール製と案内された。また、ピストンセットは、CNCアルミニウム製である。そのため、負荷のかかる部分は、金属部品で受け止める。
ハンドガードとレールパネル
次にハンドガードとレールパネルの取り付けです。ハンドガードは樹脂製(トップレールはアルミ製)でレシーバーに覆い被さるように取り付けます。左右4箇所のネジはレールパネルと共締めとなりますので、歪みが出ないように対角線上に少しずつ締め込みを行います!
ストック基部は、別売りのレールアダプターに交換できる。そのため、縦型の1913レールに対応するストックも装着できる。グリップは、AR15と同じ仕様である。
実銃のようなマガジンからの給弾を実現!

B&T Air ARCHWICK SPR300 PROは、VSR準拠のエアーコッキングライフルでありながら、リアルなARマガジンからの給弾を実現しています。レシーバー前方のマガジン挿入部にブリッジシステムと呼ばれる専用のマガジンを装着することで、後方のマガジンからBB弾をチャンバーへ送り込む、まさに架け橋としての役目を持っています。
後方のARマガジンは50連で、前方のVSRマガジンも50連である。ブリッジシステムは、後方のARマガジンのBB弾を、チャンバーへ送る専用部品である。そのため、実銃らしい給弾の見た目になる。

ブリッジシステムは言わばBB弾の給弾ルートに過ぎないため、メインマガジンを抜くとBB弾をチャンバーへ送り込むテンションがなくなり空撃ちすることも可能です。
また、ブリッジシステムの代わりにVSRマガジンを装着することも可能となっています。その際メインマガジン側からの給弾を行うことはできませんが、ダミーでありながら雰囲気はリアルに楽しむことが可能となっています。
VSRマガジンは、前方のマガジン挿入部に装着する。一方、ブリッジシステムは、ARマガジンを使うための構成である。どちらを選ぶかで、見た目と運用が変わる。
フィールドでの微調整も容易なHOP機構
主にロングレンジでの運用が多いスナイパーライフルは、HOP調整をいかにスムーズに行うかがポイントとなります。B&T AIR ARCHWICK SPR300 PROは、バレル上部に大型のHOP調整ダイヤルを備えており、慣れればスコープを覗いたままでも調節することができます。
ORGAの案内では、ホップ調整にマガジンを外す必要はない。また、工具も不要である。さらに、ホップアップユニットは、CNCアルミニウム製で、TDC調整ノブが付く。
インナーバレルは、300mmの6.03mmである。シリンダー容量は、45ccと案内された。そのため、内部カスタムのベースとしても期待できる。
仕様
・全長:750/990mm
・重量:2,000g
・装弾数:50発
・付属品:50連ARマガジン(後方給弾用)
・50連VSRマガジン(前方給弾用)
・ARマガジン用給弾ブリッジ
・マニュアル
仕様を表で確認
次の表は、ORGAの案内を項目別に整理したものである。数値は、発表時の案内に基づく。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 全長 | 750/990mm | ORGAの掲載値 |
| 重量 | 約2,000g | 本体のみ |
| 装弾数 | 50発 | ARマガジンとVSRマガジンは、どちらも50連 |
| インナーバレル | 300mm、内径6.03mm | CNCハードアノダイズド加工 |
| アッパーレシーバー | アルミニウム製 | ロアは、一体型の軽量ポリマー |
| ファイアモード | セーフ/シングルショット | ボルトアクション |
| ライセンス | B&T AGの正式ライセンス | B&T AIRブランド |
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SPR300 PROに関するよくある質問(Q&A)
Q. B&T AIR SPR300 PROとは、どんな製品ですか?
ARCHWICKが製造する、B&T AG正式ライセンスのボルトアクションライフルである。なお、VSR準拠のエアーコッキング式である。
Q. 実銃のSPR300 PROは、どんな銃ですか?
.300BLK亜音速弾を使う、携行性重視のボルトアクションである。また、サプレッサーをバレルに内蔵し、静粛性にも優れる。
Q. 組み立ては、必要ですか?
必要である。実際、テイクダウンされた状態で梱包されるため、バレルやボルトキャリアなどを取り付ける。
Q. 組み立てに、何の工具が必要ですか?
組み込み工具が付属する。なお、バレルの固定作業では、3mmレンチを使う。
Q. マガジンは、何が付属しますか?
50連ARマガジンと、50連VSRマガジンが付属する。また、ARマガジン用の給弾ブリッジもある。
Q. ブリッジシステムとは、何ですか?
ARマガジンからBB弾を送る、専用の給弾ルートである。そのため、メインマガジンを抜くと、空撃ちもできる。
Q. HOP調整は、どう行いますか?
バレル上部の大型ダイヤルで行う。また、慣れれば、スコープを覗いたままでも調整できる。
Q. 重量と装弾数は、どのくらいですか?
重量は約2,000gで、装弾数は50発である。なお、全長は、750/990mmと案内されている。







