アタッカーとディフェンダー:サバゲーの基本戦術

アタッカーとディフェンダー:サバゲーの基本戦術
アタッカーとディフェンダー:サバゲーの基本戦術
 

サバゲーにはアタッカーとディフェンダーの役割分担をして挑もう!

サバゲーは基本的に個人技ではなくチームプレイによるスポーツであるのは周知の事実と言える。
スナイパーなどの隠密単独行動などは除くとしても(それでも慣れたプレイヤーであればチームの動きを考えている)、どんな熟練者であれサバゲーで単独で動いてしまうと、数で勝る初心者に負けてしまうこともよく起こり得ること。

逆に言えば、しっかりとチームの動きが取れていれば、熟練者相手にでも初心者が対等以上の戦力を発揮することが可能と言うことだ。

ゲームが始まる前に自陣でアタッカーとディフェンスの役割分担をして臨めば、おのずとゲーム展開を有利に進められるようになる。ではアタッカーとディフェンダーはそれぞれどうやってフィールドに展開していけばよいのだろうか?

細かく分ければ、アタッカーだけでなく前線、中盤で呼称も動き方も変わるが、今回はわかりやすくチームをアタッカー(=攻撃サイド)とディフェンダー(=守備サイド)の2つに分けた場合のケースについて解説しよう。

アタッカーの役割・動き方

アタッカーは、その名の通り最前線にて敵陣に対し攻撃を仕掛け、積極的にフラッグを取りに行く役割のことだ。サバゲーでは最も重要なポジションと言え、ゲームの中心的役割を担う。フィールド形状やゲーム内容によってはアタッカーだけの構成で進めることもある必須のポジションである。

最前線に立つことになるため被弾率も高いが、ゲームを動かす起点となるポジションなだけに是非ともチャレンジしてもらいたい。相手との動きの読み合いになるため、サバゲーの技術も必然的に上がってくる。

アタッカーは基本的には2~4人程度の動きやすい分隊で行動し、参加者が多く1チームあたりの人数が多ければアタッカーの分隊をいくつか作って行動しよう。

1つの分隊内では各メンバーを以下のように役割分担しよう
●前方の索敵及び前進をして分隊を引っ張る
●最前にいるメンバーが前進するときのサポート、援護射撃
●前方以外の索敵、周囲・後方の警戒、他分隊の状況確認

1分隊が2名になる場合は、サポートと周囲警戒を1名で行うと良い。最前のプレーヤーがヒットを取られてしまったときはすぐ後ろのメンバーがその役割を引き継ぐようにする。

先頭で分隊を引っ張る役目のプレーヤーは前進することに徹し、周りのメンバーがそれをサポートする様にすぐ後ろを追いかけるように動く。先頭のプレーヤーは先走りすぎて孤立しないようにし、後ろのプレーヤーは周囲の状況を前方のプレーヤーに伝えながら、お互い離れすぎないようグループ行動するのが鉄則だ。

先頭以外のプレーヤーは、前方の敵と膠着状態に陥った時などにサイドに回り込むなど、時には変則的な動きをして分隊の前進をサポートしてみると良い。

また、各分隊はチーム全体で見たときに出すぎたり引っ込みすぎたりしないよう、周りの分隊と歩調を合わせることも重要。こういった時の判断がすぐにできるよう各分隊でリーダーを決めておき、リーダーはそれぞれ無線などで他分隊と連絡ができるようにしておくと組織的な動きが取りやすくなる。

ディフェンダーとも連絡が取れると、いざという時に援護に向かえるので無線やBluetoothヘッドセットなどをサバゲー装備に導入することもチャレンジしてもらいたい。

ディフェンダーの役割・動き方

ディフェンダーはフラッグ戦などで自陣を防衛する役割を担う。ただし、なにも敵が来るまでじっと待つのがディフェンダーの役割ではない。

ディフェンダーに充てられる人数が少ない場合はガッチリとフラッグ周りを陣取って守りを固めるのもよいが、基本的にディフェンスに徹しすぎて前に出ないとアタックに参加する人数が減って苦しい展開となるだけなので状況を見ながら動くのが好ましい。

最前線からは1歩引いた位置に陣取り、押され気味のときは真っ先に下がって防衛ラインを引いたり、前線が崩壊しそうなアタッカー分隊の補助に回ったり、全体的に引いた位置で戦況を見ながら動くのがディフェンダーだ。

特に、前線が突破されたときにディフェンダーがいないと、他のアタッカーの分隊が横や背後から襲われやすくなるため、ディフェンダーは今どこを守るべきか状況を常に把握しながら展開しよう。
ゲームスタート後にフラッグから一切動かないというのは、あまり良い策とは言えない。

広いフィールドや人数が多い場合などは、アタッカー同様分隊に分けて行動すると良い。
なお、当然ながら殲滅戦やセンターフラッグ戦などでは不必要なポジションとなる。

基本戦術としてアタッカーとディフェンダーについて解説したが、通常、サバゲーは全体的に前へ前へ出る戦術の方が戦略性が出るうえ、プレーヤーも参加していて楽しい。よほど奇をてらった戦術として全員で防衛ライン引くなどとかではない限り、全員で前線と防衛ラインを上げていく戦術に徹しよう。積極的に連携を取って動くプレーヤーが多いチームが勝利へと近づく。