MP7A1について

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MP7A1について
 

MP7A1について

MP7A1は、ドイツのH&K社が開発した短機関銃であり、MP7の改良型である。
元々MP7は、発表当初はPDWという名称であったが、2000年・ドイツ軍により仮制式兵器としてMP7の名称を与えられた。
1990年代、防弾ベストの着用が世界的に定着していた戦場において、それらを撃ち抜くことができないピストルやピストル弾薬に代わるPDWの導入をアメリカ軍が検討しており、そのプログラムの要求に応えるための小火器としてMP7の開発を開始した。

MP7-射撃

MP7の特徴

弾薬は4.6×30mm。
全長340mmでストックオープン時は540mm、重量は1.5kg。
動作方法に関してはクローズドボルトのショートストロングピストンを採用。
折畳式のバーチカルグリップが標準装備され、9mm×19弾を使用するMP5などよりも反動が小さい。
サイレンサー装備時の発射音の静粛性や命中精度などもMP5を上回るとされている。
命中精度に関しては200メートル先の標的にも命中する集弾性を持つ。
セレクターとボルトリリースが左右についている為、利き手を問わず使用可能。

デザイン的には小型機関銃のシルエットを保ちながらもコンパクトであり、その上PDWに求められた携帯性や隠匿性に特化している。それは、ヘリコプターや後方部隊、戦闘機パイロットの自衛用火器という、PDWを使用する場において非常に有効である。また、武器の隠匿を必要とする車両移動の多い警護現場や、小型武器を要するCQBの場でも同様である。
豊富なアクセサリーが使用できる点があり、ピカティニー・レールを上部に付ける事でダットサイトやスコープの取り付けも可能である。
銃口にフラッシュハイダーが標準装備されているが、オーダーメイドのアタッチメントでサプレッサーも装備できる。

MP7

MP7改良型

2004年、MP7A1の名称でリリース。2004年7月・ドイツ軍に制式採用。
ボルトストロークの延長をして、連射速度の低下を図る。
フロントサイドにピカニティ・レールが追加された。その為、フラッシュライトやレーザーモジュールの取り付けが可能となった。

後にMP7A1もリリース。新たにピカニティ・レールがレシーバー前方下面にも装備され、折畳み式グリップは標準仕様では廃止となった。

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MP7A1-銃

MP7A1-スコープ

MP7A2

採用国

アルバニア・オーストラリア・フランス・アメリカ
ドイツ・アイルランド・ヨルダン・イギリス
日本・韓国・ノルウェー・オマーン

MP7-射撃