リューポルド(LEUPOLD)について

リューポルド(LEUPOLD)について
リューポルド(LEUPOLD)について
 

リューポルドとは

アメリカを代表する光学機器メーカーの一つで、ミリタリーとも強い結びつきのあるメーカーでもある。このリューポルド社は1907年から一家族の小さな経営からスタートしており、今ではライフルスコープを中心とした光学機器を取り扱うアメリカの高級な老店のよう。製品はタクティカル、ハンティング、競技共に多数のラインナップがあり、高い性能と精錬された機能で世界中に愛用者がいる。

スコープ類はMade in USAだが、双眼鏡やスポッティングスコープは日本のOEM。機能的には他のメーカーと比べるとシンプルイズベストといった感じである意味「特徴がないのが特徴」といえる。光学系は非常に優秀で、解像度、透過率共に高く、見え方は暖色系。

リューポルドの詳細

軍・公用向けの超精密かつタフな照準器を製造しつづけるメーカーとして有名なリューポルド社(Leupold & Stevens,Inc)。

リューポルド社は、1947 年に窒素充填した曇り知らずのライフルスコープを開発して以降、ライフルスコープやスポーツ用光学照準器界のパイオニアとして牽引。今日までに151を超える特許と、18ヶ国に跨る意匠登録を取得している。

精密でタフなリューポルド社の高品質を示す軍用スコープを使った手荒な品質確認の実証なども映像を公開している。氷で封印した後にハンマーで壊して取り出すテストや、上空のヘリコプターから落下させるテスト、洗濯機に衣類と共に洗い回すテスト等々…日常はもちろん、射撃が行われる条件下においても想定が難しいコンディションを経て、精確な射撃をサポートできるかを示している。

2016年リューポルド社が、ライトフォース (Lightforce) USAを相手取りパテントに関連した民事訴訟を起こした。ライトフォースは、同じくスコープなどの開発で知られるナイトフォース社 (Nightforce Optics Inc) の名でビジネス展開している。リューポルド社の訴えによると、ナイトフォース社はリューポルド社が保有するライフルスコープの調整箇所や、内部の光学メカニズム、フリップカバーなど 6 つの特許に基づく侵害がありながらも、市場で製品を販売しているとした。

同年12月31日に「マーク4」シリーズの民間向け販売を終了するプレスリリースを出した。

「マーク4」シリーズは、自衛隊でも採用されているM24狙撃銃や、M110セミオート狙撃銃などに使われているロングセラー商品で、軍用狙撃銃に採用されていることから民間でも人気があるモデル。すでに後継のマーク6、マーク8といった機種がリリースされており、今回の民間向け販売終了も、単にラインアップの刷新・若返りのためという見方が強い。公用向けの販売も、納入・リース契約の終了とともに順次収束していくものと思われる。