CZ スコーピオンEVO3について
CZ スコーピオンEVO3は、2009年にチェコ共和国の(CZUB)チャスカー・ズブロヨフカ社が開発した、ポリマーフレームが特徴のサブマシンガンである。元祖スコーピオン・VZ61の後継機として開発された最新の小型機関銃。スコーピオンと名づけられた事から、CZUB社のサブマシンガンシリーズの次世代バージョンである。
狭いスペースでも簡単に操作できるように、軽量でコンパクトな非常に取り回しの良い設計となっている事から、チェコの軍や警察に採用されている。また、ベトナムやマレーシアなどの法執行機関でも使用されている。
軍・法執行機関向けはA1・フルオート/民間用向けはS1はセミオート。
特徴
口径は9mm×19mm
全長 410mm (伸長時・660mm)
重量 A1 2.77kg・S1 2.55kg
装弾数 30
発射回転数 1150
作動方式はクローズドボルト式でブローバック。
チャージングハンドルは左右の交換が可能。
ストックは伸縮・折り畳み・取り外しが可能なフォールディングストックを使用。
折り畳みの状態で射撃ができる。
レシーバー上部とハンドガード及び下部に、ピカティニーレールを装備。
A1からのマガジンは半透明のものあり、残弾を確認できる仕様。
S1はストックレスのピストルモデル、またロングハンドガード仕様のカービンモデルなどもある。
使用国
チェコ共和国・アフガニスタン・アルゼンチン
ボリビア・ドミニカ共和国・エジプト
フィンランド・ホンジュラス・ ハンガリー
インドネシア・ケニア・マレーシア
マルタ・パナマ・パラグアイ
フィリピン・ セルビア・ ルワンダ
スーダン・タイ・ チュニジア
ベトナム・ モルドバ共和国・ポーランド共和国