CRYE PRECISIONについて

CRYE PRECISIONについて
CRYE PRECISIONについて
 

現代戦装備の代表格、マルチカムを生んだタクティカルギアメーカー

CRYE PRECISION(クライ・プレシジョン)社は、工業製品デザインや設計を行うCRYE ASSOCIATESの製品製造、販売を行う部門で、本社のあるアメリカ本国のみならず、世界中の軍、法執行機関で広く採用され、民間でも極めて人気の高いタクティカルギアメーカーである。
 

 

マルチカム迷彩の開発

特にCRYE PRECISIONを有名にしたのはマルチカム迷彩(MultiCam)で、Multiと言う通りありとあらゆる地形に対応できる万能型の迷彩パターンとして広く知られている。2000年代初頭のアメリカ陸軍のACU(Army Combat Uniform=戦闘服)迷彩パターンのトライアルに参加したものの、残念ながら採用はされずその座をUCPに譲った。
 
しかし、民間での販売を行いつつ麻薬取締局の特殊部隊や民間軍事会社などの採用などもあるなか、UCPが軍内で不評であることを受け2010年に色彩を改良したマルチカムがアメリカ陸軍に採用されることになった。
当時、アフガニスタンで展開中であった不朽の自由作戦で採用されたことから、Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern=OEFCPと軍では呼ばれる。他にもイギリス陸軍やグルジア陸軍が採用するなど、マルチカムの名は広く知られるようになっていった。
 
また、クライ社製の生地は可視光・赤外光の反射率や吸収率までが草原や土壌と同程度になるように作られており、見た目の配色やパターンだけでない迷彩効果の高さがあると言われている。
 

 

コンバットウェアやナイロン装備の最先端をリードする

CRYE PRECISIONが戦闘服や装備類において代表格となったのはマルチカム迷彩開発によるものだけではない。
袖~首部分は迷彩を配しつつも、プレートキャリアなどで隠れる胴体部分は通気性やストレッチ性の良い生地素材を採用するなどしたコンバットシャツのデザインは広く軍や法執行機関に採用され業界のスタンダードとなり、本職のみならずサバイバルゲームでも絶大な人気を誇る戦闘服となっている。ニーパッドを直接パンツの膝部分に装着できるコンバットパンツもクレイ社の有名な製品でこちらも同様にスタンダードの地位を築いている。
2018年のSHOT Showではこれらコンバットウェアの最新モデルとなるG4コンバットアパレルを公開した。軽さや強靭さ、快適性を誇る生地はよりグレードアップしウェアのフォルムも一新され、常に戦闘服の最先端を行く企業と言える。
 

 
また、コンバットウェアだけでなくプレートキャリアやボディアーマー、チェストリグやポーチ類などナイロン製品もCRYE PRECISIONを有名にした製品たちである。特に、JPC(JUMPABLE PLATE CARRIER)はミリフォトなどでも数多く見ることができるプレートキャリアで、レプリカ製品も大量に生産され一時期はサバゲーフィールドで見ない日はないほどの人気を誇ったモデルである。
 

 
マルチカム迷彩の開発を皮切りに、次々と新しい製品を開発してはそれらをスタンダードなモデルとして普及させてきたCRYE PRECISION。今後も、業界を牽引しつつも常に現代装備を代表するポジションに君臨しつづけることは間違いないだろう。
 
マルチカム迷彩の商品一覧はこちら