シリンダー分解の注意点、ORGA WIDEBOREトレポンシリンダーをご利用の方向けに、要点を整理します。分解の際は、ページ内の各項目を、ご確認ください。
シリンダー分解の注意点の要点まとめ
- ノズル部分は黒染済みで、使わないときは錆止めやシリコンスプレーで拭く
- グリスは出荷時に塗布済みで、自分で塗るなら、なるべく薄めにする
- シリンダー管は2ピース構造で、分解の前にヒートガンなどで暖める
- シリンダーヘッドは4パーツ構成で、分解にはHEX(六角)4番のレンチを使う
- M130以上のスプリングでは、シリンダーエンドの水平を確認しながら組み込む
ORGA WIDEBOREトレポンシリンダー ご利用に関しまして
本ページは、ORGA WIDEBORE トレポンシリンダーをご利用のユーザー様へ向けたページとなります。以下、ご利用に関しての注意点や分解に関しての要点などを纏めてありますので、ブックマークをお願い致します。
この度は、ORGA WIDEBORE トレポンシリンダーをご利用頂き有難う御座います。
本ページでは、シリンダー分解の注意点のうち、迷いやすい箇所を、順番に解説します。そのため、メンテナンスの前に、一度目を通してください。
ノズルの保護について
本トレポンシリンダーのノズル部分はスチール削りだし素材に黒染を行っております。黒染することで防サビ効果を発揮しておりますが、ご利用を重ねる 若しくは、お使いのトレポンチャンバー内径によっては、ノズル表面の黒染が薄くなる事があります。その状態で放置してしまうと(特に夏季)は、地金部分からサビが発生する場合がありますので、お使いにならない時は、錆止めやシリコンスプレーなどの油分で拭いてあげる様にしてください。
つまり、ノズルの錆対策は、使わないときに油分で拭くことです。特に夏季は、サビが出やすいので、注意してください。
シリンダー内のグリスについて
ORGA WIDEBOREトレポンシリンダーは、出荷時に適切な量のグリスを塗布して出荷しておりますので、ユーザー様の方で初速調整(スプリング交換など)をして頂ければ、そのままご利用頂けます。ご自身でメンテナンス等を行う際には、シリンダー内壁へのグリス量はなるべく薄めに塗布して頂き、少量を塗り拡げて頂く様お願い致します。内壁への塗布量が多いと、射撃時にグリスごと発射してしまい、トレポンチャンバー内に混入することで適切なHOPが得られなくなってしまいます。
つまり、出荷時のグリスのままで、初速調整を行えます。一方、グリスを塗り直す場合は、薄く塗り拡げることが大切です。なお、塗布量が多いと、HOPに影響が出ます。
シリンダー管の接着ヶ所について
ORGA WIDEBOREトレポンシリンダーのシリンダー管は2ピース構造になっています。シリンダー管にエンドブロック(青丸)を差し込みシリンダーストッパー(赤丸)で留めています。
エンドブロックとストッパーを分解する必要がある場合は、必ずヒートガン等で暖めて頂き、接着剤を緩めてから分解する様にしてください。ストッパーには分解時を考慮して、M2.6のネジを切ってありますので、引き抜く際にご活用ください。
つまり、シリンダー管の分解前には、必ず加熱が必要です。そのため、ヒートガンなどを、事前に用意しておくと安心です。
シリンダーヘッドについて
シリンダーヘッドは、シリンダーヘッド・ノズル胴・ノズル先端・ノズルスプリングの4つのパーツで構成されています。接着ヶ所はノズル胴とノズル先端のネジ部分となり、LOCTITE263(赤)で固定しています。LOCTITE263も分解の際には加熱が必要となります。ノズル先端内部には、ミルスペックHEXが切ってありますので、分解の際には、HEX(六角)4番のレンチをご利用ください。
分解の際は、ヘッドを加熱してから、HEX4番のレンチを使います。つまり、無理に力をかけず、加熱で緩めるのが基本です。例えば、ノズル胴とノズル先端は、LOCTITE263(赤)で固定されています。
ピストンについて
ORGA WIDEBORE トレポンシリンダーのピストンは以下の通りのパーツ構成となります。ピストン+ピストン歯 及び シリコンOリングのみ他社製品の流用が可能です。ピストンヘッドはWIDEBOREシリンダーに合わせた専用径ですので、従来のトレポン用ピストンヘッドよりも外径が大きくなっていますのでご注意ください。ピストンとピストン歯は耐久性向上を狙い接着してあります。
ピストンとピストン歯、シリコンOリングは、他社製品を流用できます。一方、ピストンヘッドは専用径なので、従来品より外径が大きくなっています。そのため、ピストンヘッドは、流用しないでください。
(重要)シリンダーエンドの開閉に関しての注意
トレポンの初速調整やメンテナンス等で、シリンダー後方(シリンダーエンド)を開閉する事も多いと思います。他社のシリンダーを含め、シリンダーエンドのネジ山のピッチは細かく歪やすいことから、シリンダーエンドを組み込む際には注意が必要です。M90やM100程度のスプリングを組む場合には、然程影響ありませんが、M130以上のスプリングを組む場合は、シリンダーエンドの水平を確認しながら、適切にネジが噛み合っているか確認しながら組見込んでください。
つまり、M90やM100程度のスプリングなら、大きな影響はありません。一方、M130以上では、組み込み時の確認が欠かせません。
他社のシリンダーでも良く見受けられるトラブルとして、強いスプリングを利用する場合、テンションで押し戻される力も働き、ネジ同士が正確に噛み合っていない状態で締めて行ってしまいネジ山を破損損させてしまケースがありますので、ご注意ください。
そのため、シリンダー分解の注意点として、強いスプリングを使うときは、ネジを正確に噛み合わせてから、締めて行きましょう。
シリンダーエンドが水平な状態の確認
以下は、シリンダーエンドが水平になっている状態です。ちょっとでもおかしいと感じたら、ゆっくりと外して頂き、再度トライしてみてください。上手くシリンダーエンドを組み込む事ができる様になったら、ネジロック(青)などを少量塗布してあげるのも、ネジ山の保護に繋がります。
シリンダー分解の注意点の仕上げとして、ネジロック(青)を少量塗布すると、ネジ山の保護につながります。ただし、上手く組み込めるようになってから、行ってください。
シリンダー分解の注意点のパーツ別一覧
| パーツ | 固定方法 | 分解時のポイント |
|---|---|---|
| シリンダー管 | エンドブロックとストッパーで留める | ヒートガン等で暖めて、接着剤を緩める |
| ストッパー | M2.6のネジを切ってある | 引き抜く際に、ネジを活用する |
| シリンダーヘッド | ネジ部分をLOCTITE263(赤)で固定 | 加熱して、HEX4番のレンチを使う |
| ピストン | ピストンとピストン歯を接着 | ピストンヘッドは専用径に注意 |
| シリンダーエンド | 細かいピッチのネジ山 | 水平を確認しながら締める |
つまり、接着している箇所は、加熱してから分解するのが基本です。
シリンダー分解の注意点に関するよくある質問(Q&A)
Q. シリンダー分解の注意点は何ですか?
ORGA WIDEBOREトレポンシリンダーを、安全に分解するための要点です。ノズルやグリス、シリンダー管やピストンなどの項目に分けて、整理しています。
Q. ノズルの錆は、どう防げますか?
ノズルは黒染済みですが、使うと薄くなることがあります。そのため、使わないときは、錆止めやシリコンスプレーなどの油分で拭いてください。
Q. グリスは、どのくらい塗りますか?
シリンダー内壁には、なるべく薄めに塗布して、少量を塗り拡げます。一方、塗布量が多いと、グリスごと発射して、HOPが得られなくなります。
Q. シリンダー分解の注意点として、加熱は必要ですか?
必要です。エンドブロックとストッパー、ノズル胴とノズル先端は、接着されているため、ヒートガン等で暖めてから分解します。
Q. ピストンは、他社製品を流用できますか?
ピストンとピストン歯、シリコンOリングは、流用できます。ただし、ピストンヘッドは専用径で、従来より外径が大きくなっています。
Q. シリンダーヘッドの分解に、必要な工具は?
HEX(六角)4番のレンチです。ノズル先端内部には、ミルスペックHEXが切ってあるため、このレンチを使います。
Q. シリンダー分解の注意点で、シリンダーエンドはどう扱いますか?
ネジ山のピッチが細かいため、水平を確認しながら組み込みます。特に、M130以上のスプリングでは、噛み合いの確認が欠かせません。
Q. ネジロックは、使ってもよいですか?
使えます。上手くシリンダーエンドを組み込めるようになったら、ネジロック(青)を少量塗布すると、ネジ山の保護につながります。







