DMAG MRS-M103 RMR タイプ ドットサイトの実力や如何に?!

DMAG MRS-M103 RMR タイプ ドットサイトの実力や如何に?!
DMAG MRS-M103 RMR タイプ ドットサイトの実力や如何に?!
 

エアソフト史上最高の完成度?DMAG製 RMR タイプ MINI REFLEX SIGHTの全貌

MRS-M103 は、DMAG の RMR タイプのエアソフト用ドットサイトです。また、実物 RMR とほぼ同じ寸法とフットプリントを持ちます。ORGAスタッフが実測した数値をもとに、見え方や取り付けの注意点を紹介します。

MRS-M103 の要点まとめ

  • MRS-M103 は、実物 RMR に近いフットプリントを再現しています。
  • レンズは青みが薄く、クリアな見え方が特長です。
  • IP65 の防塵防水性能を備えています(付属マウント装着時)。
  • バッテリーは CR2032 で、輝度4で約230時間使えます。
  • 取付ネジは M3.5 とインチネジで異なるため注意が必要です。

MRS-M103 の強みは、見た目の再現度と取り付けの相性です。ただし、取付ネジは M3.5 とインチネジで規格が異なります。そのため、購入前に取付先を確認してください。なお、レンズ接着については追記もご確認ください。

選ぶ前に、次の3点を確認してください。そのため、取付先のフットプリント、取付ネジの規格、使う環境の明るさです。この3点が合えば、失敗は少なくなります。

DMAG MRS-M103 の概要

RMR タイプ ドットサイト(リスレックスサイト)と言えば、ハンドガンのオプティクスレディーへの搭載やスコープのバックアップサイトとして定番中の定番です。各社光学系エアソフトメーカーからノーブランド品まで、これまでに世に出てきたレプリカは数知れず。

RMR は、米Trijicon社が展開する小型の実物ドットサイトです。ただし、拳銃のスライドに直接載せられる小ささが人気を集めました。そのため、エアソフトでも RMR タイプが数多く作られています。

実物については今や新品で10万円越えと簡単には手を出せない価格帯であり、ほとんどのサバゲープレイヤーさんにとってレプリカ製品はなくてはならない存在です。ですが、レプリカの完成度はメーカーや製造工場によってまちまちで、ある程度妥協するというのがこれまでの常でもありました。

しかし2025年になり、遂に決定版とも言えるエアソフト用リフレックスサイトが登場しました!その名も DMAG MRS-M103 !

DMAG MRS-M103 が何故これまでのレプリカとは違うと言い切れるのか、その理由について解説していきましょう。

この記事では、レンズ、フットプリント、光源、フレーム、ボタンの順に見ていきます。また、後半では実物 RMR との数値比較も掲載します。ただし、性能値には販売店の公表値を含みます。

DMAG-MRS-M103 RMRレプリカ

DMAG MRS-M103 のオススメポイント

DMAG MRS(MINI RIFLEX SIGHT)M103 のカタログスペックを見れば、これまでのレプリカ製品との違いは一目瞭然です。ですがスペック値を並べるだけでは芸がありませんし、スペック値だけでは語れない推しポイントもあります。長年サバゲーを嗜み、実物とエアソフト製品を見比べてきたORGAスタッフだからこそ見えてくる「オススメポイント」について紹介していきたいと思います。

ここでは、5つのポイントに絞って紹介します。なお、サイズの数値は、ORGAスタッフがノギスで実測したものです。一方、性能の数値はカタログ値を含みます。

レプリカの良し悪しは、実物との違いで測られがちです。そのため、寸法や操作性まで見比べる価値があります。

レンズ

MRS-M103 のレンズは実物に比べても遜色のないクリアさが特長です。レプリカ製品で気になる「青さ」については、むしろ実物よりも薄く感じます。レンズの上部にいくほど青さが濃くなりますが、これはレンズが湾曲しているせいで実物にも見られる特徴。コーティングが一定の厚さでムラなく掛かっている証拠です。レンズの暗さはほとんど感じられません。

青みの出方は、レンズの曲面に沿って変わります。そのため、上部ほど濃く見えるのは自然な現象です。

暗さの感じ方は、周囲の明るさで変わります。そのため、実際の使用環境で確認するのが確実です。

レンズの青みを見るときは、角度を変えてみましょう。さらに、真正面と斜めでは、色の見え方が変わります。また、窓際と屋内でも印象が違います。

RMR レンズ 実物サイトとの比較

レンズ接着の品質について

そしてレンズ周りで驚いたのは、MRS-M103 はフレームへのレンズ接着が非常に丁寧であることです。レンズとフレームの間にはほどんど気泡が見られず、全面的にしっかりと接着されています。気泡があるとその部分は光を反射して銀色(鏡面)っぽくなりますが、MRS-M103 はビチッと真っ黒!また、レンズとフレームの境目も接着剤のはみ出し量が必要最低限に抑えられています。これらは実物のドットサイトでもあり得ないほどの丁寧な仕事です。

2026年3月2日追記:
ショップとして、レンズ接着の品質は依然として高く評価できるポイントではあるものの、商品の性質的に全個体において全く気泡が入らない事はお約束できません。また多少の気泡が発生していても機能的に全く問題ございません。お客様に過度なご期待を持たせてしまったことから実物との比較画像は削除させて頂き、訂正してお詫び申し上げます。
———-追記ここまで

視界の歪みについて

視界の歪みについては、ある程度許容する心が必要となるでしょう。しかしこれは MRS-M103 に限った話ではなく、実物であってもレプリカであってもこの手の小型リフレックスサイトでは致し方ないところでもあります。理由はレンズの湾曲の大きさです。光源と対物レンズが非常に近い小型リフレックスサイトは、レティクルのピントを合わせるためレンズのカーブがきつく、レンズを通した視界にはどうしても歪みが生じてしまいます。しかし MRS-M103 は実物と同程度か、何なら歪みが少し小さいかもしれません。

歪みは、レンズの端に近いほど目立ちます。そのため、ドットはレンズの中央付近で捉えるのがコツです。また、両目を開けて使うと、歪みが気になりにくくなります。

理由はレンズが実物よりも薄いということが挙げられるでしょう。実物でもレプリカでも、ドットサイトのレンズは至近距離からBB弾を被弾すると割れてしまう可能性がありますので、レンズガードは必須の対策。どうせそれ前提なのであれば歪みは少ない方が良い、と言うのが薄いレンズを採用した理由かもしれません。

レンズの歪み比較

RMR 実規格に合ったフットプリント

フットプリントとは、リフレックスサイトをマウントに固定する際のボルト穴やズレ防止の突起の配置のことです。これまでのレプリカ製品、特にノーブランド品についてはこのフットプリントがマッチしないものが多く、調整を余儀なくされるケースがよくありました。

RMR のフットプリントは、対応するマウントやプレートが豊富です。一方、規格が揃っていれば、ドットサイトの載せ替えも容易になります。ただし、穴位置が合っても、ネジの規格は別問題です。

GHK グロック用プレートとの相性

MRS-M103 ではほぼ実寸通りのフットプリントを再現しており、実規格に合わせて作られたオプティクスレディーとの相性は抜群!UMAREX/GHK GLOCK G17 Gen5 MOS 用に設計されたサイトアダプタープレートなどはそのまま取付が可能です。

MOS は、Modular Optic System の略です。また、スライドに専用のプレートを取り付けて、各種ドットサイトに対応する仕組みです。そのため、プレート次第で載せられるサイトが変わります。

GHK G17 Gen5 MOS と M103

フットプリント
▲DMAG MRS-M103 のノギス実測値と実物RMRフットプリントデータの比較

上記の比較については、M103実機をノギスで図っているため0.1mm未満は誤差の範囲と言えますが、サクッと図った割にはデータとほぼ一致でびっくりしました…。これはもう実物と同サイズと言っても過言ではないでしょう…。

実測値が実規格に近いため、取り付け時の調整は不要です。そのため、これまでのノーブランド品では、穴位置の調整が必要な例もありました。そのため、手間なく載せられる点は大きな利点です。

取付ネジの注意点

ネジには注意が必要

実物とほぼ同寸のフットプリントを持つ MRS-M103 ですが、取付ネジだけは注意が必要です。 MRS-M103 に付属するローマウントですが、このマウントへの固定にはM3.5(ネジ径3.5mm)という少々珍しい規格のネジが使われています。そのため、付属マウント以外への取り付けにはそのマウントに合うネジを別途ご用意ください。

ネジ径の違いは、わずか0.5mmです。それでも、無理に締めるとネジ山を傷めます。そのため、必ず合う規格のネジを使ってください。

そして、上記でオススメしたGHKグロック用のアダプタープレートはネジが付属しておらず、プレートは実規格に沿ってインチネジが切られています。実物RMRを取り付ける場合は実物付属のインチネジが使用できますが、 MRS-M103 を取り付ける際は別途インチネジを用意しましょう。 MRS-M103 + GHKアダプタープレート の組み合わせで使えるネジ(実規格同等品)はUNC #6-32×3/8となります。

UNC は、インチ規格の並目ネジを表します。#6-32 は、ネジ径が約3.5mmで、1インチあたり32山という意味です。ただし、M3.5 とは山のピッチが異なります。そのため、互換品として流用しないでください。

取付先 ネジ規格 備考
付属のローマウント M3.5(ネジ径3.5mm) 付属マウント以外へ付ける場合は、合うネジを別途用意
GHKグロック用アダプタープレート UNC #6-32×3/8(実規格同等品) プレートにネジは付属せず、インチネジが切られている

ネジ付きでご購入いただくには

当店ORGA AIRSOFTで DMAG MRS-M103 と GHK グロック用 MOS サイトアダプタープレートを同時購入いただく際は、ご決済時のお問合せ欄に「ネジ希望」とご記入で上記規格のネジをお付け致しますので、是非ご利用ください。

ネジ付きの対象は、同時購入の場合です。そのため、どちらか一方だけの注文では対象になりません。ご注文前に、カートの中身をご確認ください。

ご購入前のチェックリスト

取り付け前に確認したい項目を、表にまとめました。ネジ規格とマウント面は、特に見落としやすい部分です。また、電池は別売ですので、あらかじめご用意ください。

確認項目 内容 理由
取付ネジ M3.5 か UNC #6-32×3/8 か 取付先によって規格が異なるため
マウントの平面 平面がしっかり出ているか 防塵防水の効果に関わるため
パッキン はみ出しがないか IP65の性能に関わるため
レンズガード 併用するか BB弾の被弾でレンズが割れる可能性があるため
電池 CR2032を用意 電池は別売のため
屋外での明るさ MAX輝度でも実物ほど明るくない 煌々と光らせたい場合は不向きなため

確認の優先順位は、ネジ、マウント面、パッキンの順です。取付前の数分で、防水性能の取りこぼしを防げます。また、屋外で使う予定がある方は、レンズガードも検討してください。

取り付けの基本手順

最初に、取付先の面を清掃します。ホコリや油が残ると、パッキンの密着が悪くなります。また、取付面に傷がないかも確認しましょう。

次に、ネジを仮止めします。ドットサイトを軽く載せ、穴位置を合わせてください。そして、対角の順に少しずつ締めます。

最後に、ゼロインを行います。レティクルの調整は、調整ネジで行います。ただし、調整幅は±50MOAです。大きくズレる場合は、取付状態を見直してください。

試射の前には、ネジの緩みを再確認しましょう。ガスブロは反動があるため、緩みが出ることがあります。

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光源・基板

MRS-M103 のオススメポイントはまだまだあります!続いては光源周りの設計です。小型リフレックスサイト(オープンドットサイト)の作りは結構単純で、本体後端で発した光を前方の対物レンズで反射して射手に見えるようにしているだけ。電源をONにすると肉眼で光源が確認できます。

光源は、本体後端の基板に実装されています。そのため、点灯中は後端の小さな光が見える仕組みです。

この光源の光を通すためフレームには切り欠きがありますが、これまでのレプリカ製品では切り欠きを設けるだけで中の基板は丸見えの物が大多数でした。しかし、 MRS-M103 ではこの切り欠き部分に実物同様ガラスで蓋をしています。エアソフト製品でこういった設計が見られるのは、NOVEL ARMSなど一部のメーカーのみでしたが、RMRレプリカでも実装されたのは非常に喜ばしい。

基板を覆うことで、ホコリや水滴の侵入を抑える効果も期待できます。ただし、効果の程度はORGAでは検証していません。

光源の位置は、レティクルの見え方に関わります。そのため、基板を守る作りは、見た目以上に意味があります。

M103の光源部

IP65 の防塵防水性能

そのため、 MRS-M103 はIP65の防塵防水性能も有しています。ただし、これらの性能が発揮されるのは付属マウントに適正に取り付けられている場合のみで、オプティクスレディーなど本体底面のパッキンが一部はみ出したり、マウントの平面がしっかり出ているものでないと防塵も防水も効果がありませんのでご注意を。

IP65 の「6」は、粉塵が内部に入らない等級を表します。また「5」は、あらゆる方向からの噴流水に耐える等級です。ただし、水に沈めて使う性能ではありません。

雨や泥はねの多いフィールドでは、取付状態が結果を左右します。例えば、取付後に隙間がないか、目視で確認する習慣をつけましょう。

防水性を保つには、定期的な点検も有効です。取付面とパッキンを、ときどき確認しましょう。また、プレーや洗浄のあとは、水気を拭き取ってください。

M103 G17搭載時のはみ出し

バッテリーと輝度

バッテリーはドットサイトでは汎用的に使用できるCR2032リチウム電池を使用します。さすがに実物ドットサイトの様に点けっぱなしで何年も持つようなことはありませんが、10段階中、下から4の輝度で230時間のランタイムとレプリカの中では優秀なバッテリー寿命を誇ります。

CR2032 は、家電量販店などで買える汎用電池です。そのため、予備を持ち歩きやすい点も利点です。例えば、輝度4で約230時間は、1日2時間の使用なら約115日分にあたります。ただし、輝度を上げると持ち時間は短くなります。

少し残念なポイントとしては、MAXまで輝度を上げても実物ほどの明るさは得られないことでしょうか。直射日光下においても問題なくレティクルが見えるくらい明るいので使用上の問題はありませんが、レティクルが迷子になりやすく煌々と光らせたい場合はアウトドアでは難しそうです。

レティクルのサイズは3.5MOAです。1MOAは、100ヤード先で約1インチの大きさを表します。そのため、30ヤード先なら、ドットは約1インチに見えます。

項目 内容 出典
電池 CR2032(別売) 本記事、販売店ページ
稼働時間の目安 輝度4(10段階中)で約230時間 本記事(ORGA)
輝度調整 10段階 販売店ページ(ORGA未検証)
防塵防水 IP65(付属マウントへ適正に取り付けた場合) 本記事、販売店ページ
耐衝撃 800G 販売店ページ(ORGA未検証)
動作温度 -25℃〜50℃ 販売店ページ(ORGA未検証)
材質 6061-T6アルミ合金 販売店ページ

レティクルの比較
▲DMAG MRS-M103 MAX輝度と実物RMR 中輝度のレティクル比較

RMR の再現性高めなフレーム

MRS-M103 を見て筆者が一番驚いたのはフレームのディテールです!実物RMRの絶妙な滑らかさと言いますか、角の取れた丸っこさのようなものをここまで再現しているレプリカははじめてです。実物と並べても見分けがつかない!とは流石に言えませんが、ノーブランド製品によくあるカクカクした安っぽさが全くありません。

フレームの素材は、6061-T6アルミ合金です。軽くて丈夫な素材として、広く使われています。

フレームは、実物と並べて見比べる楽しみもあります。角の丸みや、刻印の位置に注目してください。

MRS M103 ディテール

ブラスト&アルマイトのマットな仕上がりも質感が素晴らしいし、刻印もかなり頑張っています。いや、実物よりキレイかも(笑) できればフォントも揃えて欲しかったところですが、単体で眺めている限りは全く気になりません。

ブラストは、表面を細かい粒で荒らすマット加工です。アルマイトは、アルミの表面に酸化皮膜を作る処理です。そのため、傷や腐食に強くなります。

ボタン

ボタンは実物より少し出っ張りが浅い感じですが、押し心地はクリック感があり軽い力で押しやすくなっています。操作方法はほぼ実物と同じで、バッテリーをセットすると電源ON、+-同時長押しで電源OFFとなります。バッテリー装着済み時の電源ONは実物と少し違い、+か-どちらか片方を長押しでレティクルが点灯します。

ボタンは+と-の2つで、輝度の上げ下げに使います。10段階の調整ができるため、環境に合わせて明るさを選べます。

電池を交換したら、ボタンの操作を確認しましょう。点灯しないときは、電池の向きを見直してください。

実物は連続点灯4年とか化け物のようなスペックなので、ON/OFFの操作性より、不意にボタンが押されて輝度が変わったり消灯してしまう危険性を回避するため、ボタンが押しにくくなっています。ボタンには、実銃(オペレーター)向けかエアソフト向けかの違いが顕著に表れていますね。

ちょっと脱線:レンズの青みについて

ここでちょっと話を脱線します。ドットサイトの「実物とレプリカの違い」の1つに、サバゲープレイヤーで気にされる方が多いレンズの青さがあります

レンズの青みは、見た目の好みに直結します。そのため、気になる方が多い項目です。

ドットサイトの対物レンズには、光源を反射しレティクルを見やすくするためのコーティングが施されています。レティクルが赤いドットサイトでは、赤い光が見やすいように赤いルビーコーティングとなります。前側から見ると対物レンズが赤く見えるのは、このルビーコーティングがあるためです。

ルビーコーティングは、特定の波長の光を反射する多層膜です。そのため、赤い光だけを選んで反射し、他の色はそのまま通します。ただし、完全には通せないため、景色がわずかに色づきます。

ルビーコーティング

なぜ後ろからは青く見えるのか

では、これがなぜ後側からみると青く見えるのでしょうか。それは、コーティングは1層だけでなく何層かに分けて掛けられているからです。これをマルチコーティングと呼びます。光源の反射についてはルビーコートが作用しますが、レンズの向こう側の景色については光透過率を調整したコーティングが作用します。後側からだとレンズが青く見えるのは「わざと」そう見えるようにしているのです。また、ルビーコートを掛ける以上、ある程度青くなってしまうのは技術的に仕方がないという側面もあるようです。

光透過率を上げすぎると、ルビーコートの反射が弱くなります。逆に反射を強めると、景色は暗く色づきます。そのため、両者のバランスが設計の要です。

レンズの青み

実物にも青みがある

「実物ドットサイト=レンズに青みがない」という認識は少し間違っていて、今ではレプリカでもコーティングや光源の質が上がり、青味の少ないクリアなレンズが増えてきました。むしろ実物サイトの方が青みが濃いものがあるほどです。安いレプリカが「青い」とか「暗い」とよく言われるのは、実物よりも光源が弱くレティクルが見えづらくなるのを補うため、強めにコーティングを掛けているからでしょう。そのため、この「青さ」はレプリカっぽいとサバゲープレイヤーに嫌われる傾向にあります。現在ではレプリカであっても、サバゲープレイヤーの好みに合わせて青みを抑えたコーティングが一般的になってきています。

実物にも、青みが目立つモデルがあります。そのため、青みの有無だけで実物かレプリカかは判断できません。

ただし、青みの感じ方には個人差があります。

青みが少ないレンズの注意点

しかし、レンズの青みが少ないと「良いドットサイトだ」と感じるかもしれませんが、それは早合点というもの。直射日光下など周囲が明るい環境ではかえってレティクルを見失いやすくもなります。実物ドットサイト、特にオープン型や小型であればあるほど、レティクルが見やすいようにレンズに青みを付けているケースが多くなります。

屋外でレティクルが見づらいときは、輝度を上げましょう。それでも見づらい場合は、青みのあるレンズの方が向くことがあります。

オープン型のドットサイトは、レンズが外気に面しています。そのため、周囲の光の影響を受けやすい構造です。

「実物だから」「レプリカだから」と高を括らず、自分が使いやすいと感じるドットサイトごとの特長を掴んで、使うものを判断するようにしましょう。

MRS-M103 のスペック

MRS-M103 の分かりやすい特長について述べてきましたが、実物と比較した際の実測値やカタログスペックについてもおさらいしておきましょう!①がMRS-M103、②が実物RMRの数値になります。

寸法は、ノギスによるORGAスタッフの実測値です。一方、性能の数値はカタログ値であり、ORGAでは検証していません。そのため、実物との単純な比較には限界があります。

全長・全高・レンズサイズの差は、最大でも0.4mmです。また、全幅と重量は同値でした。そのため、サイズ面の再現度はきわめて高いと言えます。

  • 全長:①45.3mm / ②45.2mm
  • 全幅:28.1mm(①②同値、ボタン含まず)
  • 全高:①25.5mm / ②25.9mm
  • レンズサイズ:①23.5 × 17.6mm / ②23.6 × 17.9mm
  • 重量:30g(①②同値)
  • 項目 MRS-M103 実物RMR 備考
    全長 45.3mm 45.2mm ORGAスタッフ実測
    全幅 28.1mm 28.1mm ボタン含まず
    全高 25.5mm 25.9mm ORGAスタッフ実測
    レンズサイズ 23.5×17.6mm 23.6×17.9mm ORGAスタッフ実測
    重量 30g 30g ORGAスタッフ実測

    性能のカタログスペック

    サイズや重量についてはカタログ値ではなくORGAスタッフによる実測値となります。こうして見ると MRS-M103 の優秀っぷりが分かります。続いて実物と性能についてのカタログスペックも見ていきましょう。

    レティクル調整幅は±50MOAです。100ヤードなら、上下左右に約50インチ分の調整幅という意味です。ただし、エアソフトの実用距離では、これほどの幅は使いません。

    パララックスは、目の位置がずれたときのドットのズレです。MRS-M103 は30ヤードで2MOAとされています。そのため、多少ずれても、狙いは大きく変わりません。

  • レティクルサイズ:①3.5MOA / ②3.25MOA(②はモデルによって異なる)
  • レティクル調整幅:①±50MOA / ②不明
  • レティクル調整量(1クリック):①不明 / ②1MOA
  • パララックス:①2MOA 30ヤード / ②なし
  • 材質:①6061-T6アルミ合金 / ②鍛造アルミニウム
  • 動作温度:①-25℃~50℃ / ②-29℃~60℃
  • 防塵防水:①IP65 / ②20m防水(防塵性能不明)
  • 耐衝撃:①800G / ②落下試験実施(数値不明)
  • 項目 MRS-M103 実物RMR 備考
    レティクルサイズ 3.5MOA 3.25MOA 実物はモデルにより異なる
    レティクル調整幅 ±50MOA 不明 販売店ページでも±50MOA
    材質 6061-T6アルミ合金 鍛造アルミニウム —
    動作温度 -25℃〜50℃ -29℃〜60℃ 公開情報の違いあり
    防塵防水 IP65 20m防水 実物の防塵性能は不明
    耐衝撃 800G 落下試験実施 実物の数値は不明

    実物 RMR との比較の見方

    カタログ値については双方公開情報が異なる部分もあり一概に比較はできませんが、総じて実物RMRの方が優秀なのは致し方ないところ。とはいえ、 MRS-M103 の性能も決して侮れないことがお判りいただけると思います。

    電池寿命の差は大きく、実物は連続点灯で約4年とされています。一方、MRS-M103 は輝度4で約230時間です。ただし、用途が異なるため、優劣は一概に言えません。

    実物 RMR にはモデルによる違いがあります。レティクルも、3.25MOAのモデルが基準ですが、他のサイズもあります。そのため、比較は代表的な数値に基づく目安です。

    DMAG MRS M103 パッケージ

    DMAG MRS-M103 はエアソフト用リフレックスサイトとしてオススメ!

    DMAG MRS-M103 について細かくご紹介をしてきましたが、如何でしたでしょうか?筆者の個人的な感想では、限りなく実物に寄せられたディテールと、実規格にピッタリ合うフットプリントを持つことについて、レプリカ史上最も優れた製品であることは疑う余地がありません。

    スペックの項目でサラッと流してしまいましたが、ガスブロ程度の衝撃ではレティクルがズレない耐衝撃性もかなり魅力。実際にガスブロに載せて試射も体感してみましたが、レンズやレティクルの見やすさも実物との差を正直そこまで感じません。

    これで著名メーカーの実物ドットサイトの1/10以下という価格はかなりお買い得感がありますが、何より道具としてしっかり機能する点はやはり重要。機能を優先すればデザイン(再現性)を犠牲にしなければならなかったエアソフト用リフレックスサイトに、新たな選択肢が誕生したと言えます!

    選ぶ基準は、取り付け先とのフットプリントです。例えば、GHK G17 Gen5 MOS なら専用プレートで載せ替えできます。ただし、ネジの用意だけは忘れないでください。

    こんな方におすすめ

    MRS-M103 は、見た目の再現度を重視する方に向きます。実物 RMR に近い寸法と、フレームの質感が魅力です。

    一方、MOS 対応のハンドガンに載せたい方にも向きます。例えば、GHK G17 Gen5 MOS 用プレートがそのまま使えます。

    ただし、強い日差しの下で煌々と光るドットを求める方には不向きです。その場合は、輝度の高い他の製品も検討してください。

    MRS-M103 のご購入はこちら

    MRS-M103 は、当店の商品ページからご購入いただけます。また、ORGA楽天市場店でもお求めいただけます。ネジが必要な方は、前述の「ネジ希望」をご利用ください。

    DMAG RMR タイプ レッドドットサイト M103 の商品ページはコチラ!
    ORGA楽天市場店はこちら

    撮影で使用したUMAREX/GHK G17 Gen5 MOS ガスブローバックハンドガン の商品ページはコチラ!
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    MRS-M103 に関するよくある質問(Q&A)

    Q. DMAG MRS-M103 とはどんな製品ですか?

    DMAG が展開する、RMR タイプのエアソフト用ドットサイトです。実物 RMR に近い寸法とフットプリントを再現しています。ただし、実物ではなくレプリカ製品です。

    Q. MRS-M103 の大きさは実物 RMR と同じですか?

    ORGAスタッフの実測で、全長45.3mm、全幅28.1mm、重量30gでした。実物 RMR は全長45.2mmで、重量は同じ30gです。一方、全高は25.5mmと25.9mmで、わずかに差があります。

    Q. MRS-M103 は GHK グロックに付きますか?

    GHK G17 Gen5 MOS 用の専用プレートに、そのまま付きます。ただし、プレートにネジは付属しません。そのため、UNC #6-32×3/8 のインチネジを別途ご用意ください。

    Q. MRS-M103 の取付ネジの規格は何ですか?

    付属のローマウントは M3.5 です。一方、アダプタープレートはインチネジの UNC #6-32×3/8 です。なお、当店では同時購入時に、お問合せ欄の「ネジ希望」でネジをお付けします。

    Q. MRS-M103 のバッテリーはどれくらい持ちますか?

    CR2032 を使い、輝度4で約230時間使えます。ただし、輝度を上げると持ち時間は短くなります。実物の連続点灯約4年と比べると短いため、予備電池があると安心です。

    Q. MRS-M103 は防水ですか?

    IP65 の防塵防水性能を備えています。ただし、付属マウントに適正に取り付けた場合のみです。パッキンがはみ出したり、取付面が平らでなかったりすると、効果が得られません。

    Q. MRS-M103 のレンズが青いのは不良ですか?

    不良とは限りません。反射を見やすくするコーティングのため、後ろから見ると青く見える設計です。むしろ MRS-M103 は青みが薄いと感じます。ただし、青みが少ないと、明るい屋外でレティクルを見失いやすい場合があります。

    Q. MRS-M103 のレンズ接着に気泡は入りませんか?

    全個体で気泡が入らないとは、お約束できません。接着の品質は高く評価していますが、個体差はあります。ただし、多少の気泡があっても、機能には問題ありません。

    Q. MRS-M103 は屋外でも見やすいですか?

    直射日光下でも、レティクルは確認できます。ただし、最大輝度でも実物ほどの明るさはありません。また、BB弾でレンズが割れる恐れがあります。そのため、レンズガードを併用してください。

    Q. ガスブロに載せても問題ありませんか?

    耐衝撃は800Gとされていますが、販売店の公表値で、ORGAでは検証していません。ただし、ガスブロに載せて試射しても、レティクルのズレは感じませんでした。また、レンズガードの併用をおすすめします。

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