ベレッタPMX サブマシンガンがガスブロで登場!

ベレッタPMX サブマシンガンがガスブロで登場!
ベレッタPMX サブマシンガンがガスブロで登場!
 

イタリア国家憲兵隊カラビニエリのために誕生したサブマシンガン「 ベレッタPMX 」がガスブロで登場

ベレッタPMXが、UMAREX・KWA製のガスブローバックとして発売された。ベレッタPMXは、カラビニエリ向けに生まれたサブマシンガンである。カラビニエリとは、イタリアの国家憲兵隊だ。この記事では、ガスブロ版の特長と注意点を整理する。

ベレッタPMXガスブロの要点まとめ

  • ベレッタPMXは、カラビニエリが長年使ったM12の後継として開発された9×19mmのサブマシンガン
  • ガスブロ版は、BERETTA正式ライセンスを取得したUMAREX製品で、設計・製造はKWAが担当
  • スペックは、重量2,400g、装弾数48発、セミ/フルの切り替えに対応
  • チャージングハンドル、セレクター、マガジンキャッチは左右どちらでも操作できる
  • マガジンはKWA MP9と共通。ただし、バージョンによってはボルトストップが掛からない場合がある
  • ハイダーはMP5と同じ3ラグ仕様。サイレンサーは12mm正ネジに合うものを選ぶ

ベレッタPMXがガスブロ化された背景

UMAREX(ウマレックス)がIWA Outdoor Classics 2023で新製品として発表したガスブローバック・サブマシンガン ベレッタPMX がいよいよ発売開始となった。ベレッタ(Beretta)といえば、米軍が長年サイドアームとして採用していたM9ピストルを知らない人は少ないと思うが、現存する世界最古の銃器メーカーとして有名である。M9ピストルの知名度がありすぎるが故に他のモデルはあまり知らないというサバゲープレイヤーも多いが、競技射撃や狩猟など散弾銃を扱う人にとっては確実な動作と命中精度で信頼性が高く、数百年と長きに及ぶ同社の歴史は伊達ではない。

PMXはベレッタ最新の9×19mmサブマシンガンで、イタリア軍を構成する4軍のひとつ、国家憲兵隊カラビニエリの要請により開発されたモデルである。ガスブロ化にあたってはBERETTA正式ライセンスを取得しておりディテールや刻印もリアルに再現。老舗ベレッタらしい機能美をガスブローバックでも堪能できるエアソフトガンとして注目が集まっている。

UMAREX ベレッタPMX

BERETTA PMXとは?

イタリア国内の治安維持を主任務とする法執行機関でありつつ、有事の際には憲兵や戦闘部隊としても活動するイタリア国家憲兵隊「カラビニエリ(Carabinieri)」は、サブマシンガンにベレッタM12を長年採用していた。M12は生産コストが抑えられているにも拘わらず、ボルト駆動の滑らかさをはじめ標準フォアグリップによる反動制御やグリップセーフティ搭載の安全機構など信頼性が高く優秀な短機関銃である。しかし、オープンボルト方式やスチールプレス製ボディの重量感など1959年開発という設計の古さは否めず、後継機種の開発が求められていた。

実銃のPMXは、2017年11月にパリのミリポルで公開された。口径は、拳銃弾でもおなじみの9×19mmである。そのため、ガスブロでも、サブマシンガンらしい軽快な取り回しを楽しめる。

M12の後継機に求められた条件

カラビニエリからは、M12の後継機への要望して「軽量化」と「最低限の訓練で適応できること」が挙げられていた。ベレッタはその要望に応えるべく、ポリマーやアルミ合金を用いたレシーバーで重量を抑えつつ、M12同様に水平方向に折り畳めるストックや、フォアグリップが装着できるようレールシステムを備えた現代的なサブマシンガン、PMXを開発した。

M12は、オープンボルト方式の短機関銃である。一方、後継のPMXは、クローズドボルト方式を採用した。また、現場の訓練を最小限に抑える狙いも、設計に反映されている。

Beretta M12 PMX 比較

ベレッタM12とPMXの違い

ベレッタPMX はM12とほぼ同じサイズで設計されているものの重量は1kgほど軽くなり、現代では一般的なクローズドボルト方式を採用した。グリップ・セレクター・マガジンの位置関係はM12に近いレイアウトを継承しており、現代的な外観ではあるがM12の後継機として移行しやすいデザインを実現している。20mmピカティニーレールはフォアグリップのためだけでなく、光学機器など各種アクセサリーの搭載もできるようトップレールを中心にハンドガード周りもクワッドレールを配置している。

Beretta PMX 実銃
出典:all4shooters.comより

M12とPMXの違いを、表にまとめる。内容は、本記事の解説に基づく。

項目 ベレッタM12 ベレッタPMX
開発時期 1959年開発 2018年頃から生産開始
作動方式 オープンボルト方式 クローズドボルト方式
ボディ スチールプレス製で重量感がある ポリマーやアルミ合金のレシーバーで軽量
重量 基準 M12より約1kg軽い
ストック 水平方向に折り畳める M12同様に水平方向に折り畳める
レイアウト グリップ・セレクター・マガジンの配置の基準 M12に近い配置を継承

ただし、細かな寸法は、資料によって表記が分かれることがある。そのため、ここでは載せていない。

ベレッタPMXの発注状況と今後

カラビニエリの人員数約11万人に対し ベレッタPMX の発注数はまだ数千挺と少ないが、先代のM12が中東・アジア・南米・アフリカと様々な国へ輸出されていたことを考えると、後継機として開発されたPMXもまた国際的な展開の可能性が考えられるサブマシンガンである。実際、PMXは2018年頃から生産がスタートしたばかりで実績も少ないが、既にサウジアラビア王室警備隊やマレーシアのパラシュート旅団からも発注を獲得しており、今後も活躍の場が広がることが期待される。

ただし、発注数や配備の状況は、今後も変わる可能性がある。最新の情報は、公的な発表や報道で確認したい。

ベレッタPMX ガスブロの概要

ベレッタPMX ガスブローバックは、先述の通りUMAREXがBERETTAと正式ライセンス契約を交わしているため、一部のエアソフト製品としての表記を除きリアルディテール、リアルマーキングとなる。グリップにはベレッタを象徴するDARE IN BROCCAの3本矢ロゴマークも刻印される。設計・製造は、同じポリマーレシーバーであるB&T MP9ガスブロの製造実績を持つKWAが行い、成熟した内部機構により弾道や動作性など安定した性能を持っている。

なお、ベレッタPMXのガスブロには、KSC製の別製品もある。製造元が違えば、仕様や付属品も異なる。そのため、購入時は、UMAREX・KWA製かどうかを確認したい。

ベレッタPMXのレシーバー構造とメンテナンス性

レシーバーは、外装のグラスファイバー強化ポリマーの内部にアルミフレームを組み合わせ軽量で堅牢。異なる素材を複合して設計した点だけでなく、重量やテイクダウンの仕方もほぼ実銃と同じというこだわり様だ。M4/AR15のようにトリガーやハンマー周りはロアレシーバーに、ボルトキャリアやチャンバーはアッパーにまとまっており、構造の理解やメンテナンスもしやすいだろう。

グラスファイバー強化ポリマーのレシーバーは、軽量で扱いやすい。さらに、セレクターはセーフ、セミ、フルの3段階である。そのため、状況に合わせた切り替えが素早く行える。

日本のガス圧への対応

ただし、海外のガス圧を踏まえての仕様のためか、個体により気密を緩くしてある状態の物も散見される。オルガエアソフトで販売する製品については動作・初速チェックを行い、日本のガス圧でも問題なく使えるよう気密調整を行っているので安心して購入していただきたい。

ガスブロは、ガスの温度や外気温で、初速が大きく変わる。そのため、季節や環境に合わせた運用が欠かせない。パワーソースは、HFC134aとHFO1234zeが挙げられている。

PMX フォールディングストック

ボルトキャリアとアンビ操作の使い勝手

軽量なアルミ製ボルトキャリアにはスムーズな動作のためローラーが配置されており、サブマシンガンらしい軽快で鋭いブローバックを実現。ボルトキャリアに直接設置するチャージングハンドルは左右差し替えが可能で、現代では必須とも言えるアンビシステムに対応。そのほかセレクターとマガジンキャッチも常時左右どちらでも操作が可能となっている。ボルトキャッチレバーだけはアンビデザインではなく左面のみ設置となる。

本体重量を抑えるため金属パーツの多くにはアルミニウムが使用されているが、負荷のかかるパーツはしっかりスチールとなっているので耐久性も問題ないだろう。

ボルトキャッチレバーだけは、左面のみの設置である。そのため、操作位置は事前に確認しておきたい。一方、他の操作系は左右対応なので、持ち替えても迷いにくい。

PMX テイクダウン

PMX ボルトキャリア
出典:Youtube:@user-rw3su1mj3m より

ハイダーとサイレンサーの互換性

ハイダーはHK MP5と同じ3ラグ仕様となり、VFC系MP5用のサイレンサーであれば装着が可能。またハイダー自体はアウターバレルに12mm正ネジで取り付けられているため、14mm逆ネジアダプターを介することでお好みのサイレンサーの装着も可能だ。

MP5と同じ3ラグ仕様は、アクセサリーの選択肢を広げる。ただし、サイレンサーは、ネジ径とネジ方向の確認が欠かせない。さらに、長さによって、重心も変わる。

UMAREX PMX 3ラグハイダー

マガジンの互換性とホップ調整

マガジンについてはKWA MP9と共通となるが、マガジンのバージョンによってはPMXのボルトストップが掛からない場合があるため注意が必要だ。PMXに付属するマガジンと最新版の別売りスペアマガジンについては、MP9とPMXの双方でボルトキャッチが可動。

ホップアップ調整はMP9と同様にボルトがオープン状態のときに行うが、大型化されたホップダイヤルにより専用工具なしで調整が可能。

ホップ調整のあとは、数発撃って弾道を確かめたい。特に、BB弾の重さを変えたときは、ホップを見直す必要がある。また、マガジンを交換したら、ボルトストップが掛かるかも確認しておこう。

PMX ホップアップダイヤル
出典:Youtube:EliteForceGuns より

スペック

      全長:637mm
      重量:2,400g
インナーバレル長:121mm
 ファンクション:セミ/フル
     装弾数:48発
  パワーソース:HFC134a、HFO1234ze

スペックを、備考つきの表にもまとめる。まずは、購入前の目安として活用してほしい。

項目 内容 備考
重量 2,400g 資料により空マガジンを含む表記がある
装弾数 48発 専用のガスマガジンを使用
ファンクション セミ/フル セーフティ位置を含む3ポジション
パワーソース HFC134a、HFO1234ze ガスの温度で初速が変わる
ホップ 専用工具なしで調整できるダイヤル ボルトオープン状態で調整
設計・製造 KWA UMAREXがBERETTAと正式ライセンス契約
操作系 チャージングハンドル、セレクター、マガジンキャッチが左右対応 ボルトキャッチのみ左面

なお、全長は、ストックの折り畳み状態で表記が分かれる。そのため、数値は載せていない。購入前に、商品ページで確認してほしい。

ベレッタPMX

ベレッタPMXガスブロの総評

マットな質感のポリマーレシーバーや動作性の優れた内部パーツなど、 ベレッタPMX ガスブローバックの完成度は非常に高いレベルでまとまっている。老舗ベレッタ社の正式ライセンスを得たことも大いに頷ける内容だ。本格的なデザインと機能を両立させているため、ガンマニアにとって至上の1挺となること間違いなしの製品だが、武骨過ぎないビジュアルや軽量コンパクトな取り回しの良さ、分かりやすい操作性など、はじめて長物ガスブロに挑戦するビギナーや女性プレイヤーにもうってつけ。

サバゲーをはじめたてで銃への造詣がまだ浅く、デザインの良さなどで「取り敢えずの1挺」を選んだ場合、中堅~ベテランプレイヤーとなった時に愛着がなくなってしまう、なんて話はよく聞くサバゲーあるあるだが、架空銃でもなく他の実銃レプリカとも差別化されたデザインの ベレッタPMX は、あなたにとって長く愛用しても飽きの来ないガスブロとなるだろう。

ベレッタPMXは、軽さと扱いやすさがそろったガスブロである。一方、マガジンとボルトキャッチの相性は、購入前に確認したい。そのため、スペアマガジンを増やすときは、対応バージョンを選ぼう。

ベレッタPMXの商品ページとご購入

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・フラッシュライト

ベレッタPMXを選ぶ前のチェックポイント

製造元とモデルを確認する

ガスブロのPMXは、UMAREX・KWA製とKSC製がある。まず、どちらの製品かを確認したい。そのうえで、付属品や対応マガジンを、各商品ページで見比べよう。

ガスの種類と季節の関係を知る

ガスは、気温が低いと圧が下がりやすい。逆に、暑い時期は、初速が上がりやすい。例えば、夏場に初速が高くなったら、ホップや運用を見直してほしい。

マガジンとボルトキャッチの相性を見る

マガジンはKWA MP9と共通である。ただし、バージョンによっては、PMXのボルトストップが掛からない。そのため、スペアマガジンは、PMXで動作を確認したものを選びたい。

アクセサリーの選び方

トップレールには、ドットサイトなどの光学機器を載せられる。また、ハンドガード周りのレールには、フラッシュライトなどを付けられる。まずは、使うフィールドを考えて、必要なものから揃えよう。

ベレッタPMXに関するよくある質問(Q&A)

Q. ベレッタPMXとは何ですか?

イタリア国家憲兵隊カラビニエリの要請で開発された、サブマシンガンです。口径は9×19mmです。ガスブロ版は、BERETTA正式ライセンスを取得し、刻印もリアルに再現されています。

Q. ベレッタPMXは、なぜ開発されたのですか?

カラビニエリが長年使った、M12の後継機が求められたためです。要望は、軽量化と最低限の訓練で扱えることでした。そのため、ポリマーやアルミ合金のレシーバーが採用されました。

Q. M12との違いは何ですか?

M12は、オープンボルト方式で、スチールプレス製のボディです。一方、PMXはクローズドボルト方式で、約1kg軽くなっています。また、グリップなどの配置は、M12に近いままです。

Q. ガスブロの設計・製造は、どこが行っていますか?

KWAです。同じポリマーレシーバーのB&T MP9ガスブロを手掛けた実績があります。そのため、成熟した内部機構で、弾道や動作が安定しています。

Q. 日本のガス圧でも問題なく使えますか?

海外のガス圧を踏まえた仕様のため、気密がゆるい個体もあります。ただし、ORGAで販売する製品は、動作と初速をチェックしています。そのうえで、日本のガス圧に合わせた気密調整を行っています。

Q. マガジンはMP9と共通ですか?

はい、KWA MP9と共通です。ただし、バージョンによっては、PMXのボルトストップが掛からない場合があります。付属マガジンと最新版のスペアは、MP9とPMXの両方で動作します。

Q. サイレンサーは付けられますか?

付けられます。ハイダーはMP5と同じ3ラグ仕様で、VFC系MP5用のサイレンサーが装着できます。また、14mm逆ネジアダプターを使えば、好みのサイレンサーも選べます。

Q. ホップアップ調整に工具は必要ですか?

必要ありません。大型のホップダイヤルで調整できます。ただし、調整はMP9と同じく、ボルトがオープンの状態で行います。

Q. ビギナーでも楽しめますか?

はい、おすすめしやすいモデルです。軽量でコンパクトな取り回しと、分かりやすい操作性があります。そのため、はじめて長物ガスブロに挑戦する方や、女性プレイヤーにも向いています。

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