REBORNは、香港のS.COMが出したPTW/トレポン用ブラシレスモーターです。従来ギアボックスのまま使える点が特徴です。そのため、流速セッティングとブラシレスのレスポンスを両立できます。
この記事は、2024年1月の紹介記事を深掘りしたものです。INFINITYとの違いや、検討時の注意点もまとめました。
REBORNの要点まとめ
- REBORNは、従来ギアボックス用のトレポン向けブラシレスモーターです。
- 発売元は、香港を拠点とするS.COMです。
- 11.1V使用時に、43,000RPMまで0.005秒で達するのがメーカー公称です。
- レスポンスはINFINITYに迫り、流速セッティングも組めます。
- トルク値は非公表ですが、M180まで引けるとメーカーは説明しています。
- ORGA AIRSOFTは、2024年1月に予約受付を始めました。
従来型PTW/トレポンが大きく進化する「 ブラシレスモーター 」鬼レスポンスと流速セッティングの共存
PTW / トレポンにおいて ブラシレスモーター と聞くと、2021年に衝撃のデビューを果たした「SYSTEMA PTW INFINITY」が想起される。それまで、トレポンも含めた電動ガンの構造上の「モーターはグリップの中」という常識をぶっ壊し、レスポンスの向上とシステムの小型化を両立させた画期的な発明である。またPTW INFINITYでは純正でDSGギアやプリコック機能を搭載するなど、極限までレスポンスを高めた性能が多くのトレポンオーナーを驚かせた。
INFINITYは、2021年に登場したSYSTEMAの電子制御システムです。モーターをグリップではなくギアボックスに内蔵しました。さらに、ダブルセクターギアとプリコックを備えます。そのため、グリップの形も自由に選べます。
INFINITYの弱点と二者択一
しかし、PTW INFINITYにも弱点はある。設定の範囲や使用できるパーツがまだまだ限られているため、フルシリンダーを用いる流速セッティングは現時点では実現できない。レスポンスや静粛性に強いINFINITYを選ぶか、流速セッティングによって集弾性をより高められる従来ギアボックスを選ぶか、二者択一なのが実情である。
INFINITYは、ARM型のCPUと磁気センサーで動きます。セクターギアの位置を読み取り、モーターを制御する仕組みです。一方、従来ギアボックスは、シリンダーやピストンを自由に組めます。つまり、流速セッティングは従来側の強みです。
従来ギアボックス用のREBORN登場
しかし昨年の2023年、ゲームチェンジャーとなり得る従来ギアボックス用のトレポンモーターが誕生した。それが、香港を拠点とする新メーカーS.COMから発売された「REBORN – PTW Brushless Motor」だ。
S.COMは、香港を拠点とするメーカーです。REBORNは、モーターを入れ替えて使える設計とされます。つまり、ギアボックスごと交換する必要がありません。
INFINITYに迫る驚異のレスポンス
ブラシレスモーター の強みはズバリ、反応速度とパワーの両立である。どういった仕組みでそれが成り立つのか、また従来モーターとブラシレスモーターの違いとは何なのかについてはまた別の機会に解説するとして、まずはREBORNモーターを実際に組み込んでのテストドライブや、従来モーターとの比較の動画をご覧頂きたい。
ブラシレスモーターは、コイルを固定して磁石側を回す構造です。電流の切り替えは、制御回路が担当します。そのため、ブラシと整流子の接点がありません。また、ブラシの摩耗もありません。
比較動画の見どころ
動画では、REBORNと従来モーターを比べています。どちらのトレポンも、M150スプリングの流速カスタムです。まず、引き金を引いてから発射されるまでの間に注目してください。次に、連射時の切れの良さも見比べましょう。
DSGやプリコックに迫る速さ
恐らく、何も前情報なしに試射を見てしまうと、REBORNモーターのレスポンスはDSGかINFINITYか、あるいはプリコックか?!と勘違いそうなほど速いと感じることだろう。従来モーターでも勿論、DSGやプリコックではないことを加味するとトレポンはやはりレスポンスが素晴らしいということが判るのだが、REBORNとの差は歴然である。ちなみに動画のトレポンはどちらもM150スプリングを使用した流速カスタムである。
INFINITYについてはブラシレスモーターであることに加え、プリコックも搭載されているためレスポンスが最も優れていることは明らかであるが、REBORNモーターはプリコックでもなければDSGでもないにも拘らずINFINITYに迫るほどの実力を備えている。
DSGは、半周でピストンを1回引くギアです。プリコックは、ピストンを後退位置で待機させる機能です。どちらも、トリガーを引いた直後の遅れを減らします。一方、REBORNはモーターの加速でレスポンスを稼ぎます。
REBORNのスペックと数値の見方
それもそのはず、REBORN PTW ブラシレスモーター は11.1Vのバッテリー使用で、43,000RPMという超高回転域まで僅か0.005秒で達するというスペックを持っているのだ。従来モーターと比較すると4倍以上の回転数である。
次の表は、公開情報を整理したものです。ORGAが実測した値ではありません。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 到達までの時間 | 0.005秒 | メーカー公称。複数の紹介記事でも一致 |
| 到達回転数 | 43,000RPM(11.1V使用時) | 紹介記事の数値。S.COM公式ページは42,000RPMと表記 |
| 従来モーターとの比較 | 4倍以上の回転数 | 原文の記載 |
| トルク値 | 非公表 | M180まで引けるとメーカーが公称 |
| 対応するギアボックス | 従来型のトレポン用 | モーター交換で導入する想定 |
| 動画の使用スプリング | M150(流速カスタム) | 両方の動画で共通 |
なお、回転数の表記は出典で食い違います。そのため、購入前に公式ページもご確認ください。
トルクとバッテリーの注意点
またREBORNのトルク値は公表されていないものの、M180スプリングまで回転速度を落とさずに引けるとメーカーは公称している。KUMI490には相当強い磁石が用いられているためM150まで難なく引けるし、INFINITYも ブラシレスモーター であるため標準でM130がセットされているなど申し分ない性能を有しているが、REBORNはそれを凌駕するポテンシャルを秘めている。INFINITYとのレスポンス比較は、また後日動画を作成する予定である。
スプリングが重いほど、モーターの負荷は増えます。そのため、バッテリーには余裕が必要です。INFINITYの推奨は、11.1V・700mAh・45CでXT30コネクタです。また、S.COM公式ページでも、20C以上のLiPoが必要とされています。
ORGA AIRSOFTでS.COM REBORN – PTW Brushless Motorの取り扱い開始!ご予約受付中!
オルガエアソフトではこの新しく登場したS.COM REBORN – PTW Brushless Motorを既にスタッフ機にてテスト運用しており、自信をもってオススメできる製品として日本国内向けに販売スタートする運びとなった。既に発注も完了しており、納期など含め最終調整中である。S.COMからも日本市場でのパートナーシップの希望を頂いており、ORGA AIRSOFTとしてどのような体制でサポートしていくか?という折衝も進行中である。
予約の流れは、2024年1月に始まりました。ORGAのブログでは、1月に予約受付、2月に再入荷の案内を載せています。ただし、現在の状況は商品ページで確認してください。
S.COMの製品展開
また、S.COMでは今回紹介した ブラシレスモーター 以外にもECUを含むギアボックスのコンポーネンツの制作も始まっている。同社の製品クオリティーであれば、十二分に高品質な製品が期待できる。SYSTEMA製のシステムやパーツと並行してサードパーティーの選択肢も広がることで、レスポンスアップ以外も含めた様々な内部カスタムに幅が出ることだろう。
ブラシレスモーター 以外のS.COM製トレポンパーツについてはまだ開発中の段階のため、詳細については今後の続報をお待ちいただきたい。
公式サイトには、AEG用の48K RPMブラシレスモーターも並びます。また、REBORNの後継にあたるGen IIも掲載されています。そのため、S.COMのブラシレス分野は広がりつつあります。
ご予約・ご購入の前に
REBORN PTW ブラシレスモーター は、先述の通り日本国内での販売に向け既に先方との調整を進めており発注済みとなります。当店への入荷は2024年1月末の予定です。予約の受付を開始しておりますので、下記リンクよりご注文をお願い致します!
この案内は、2024年1月時点のものです。現在の在庫や価格は、商品ページで確認してください。
また、組み込みの手順は、関連記事で詳しく解説しています。迷ったときは、先にご覧ください。
また、REBORN PTW ブラシレスモーター についてのより詳しい解説を近日中にアップ予定ですので、当サイトの読者登録やX(Twitter)のフォローをお願い致します!
REBORNに関するよくある質問(Q&A)
Q. REBORNとはどんな製品ですか?
香港のS.COMが出した、従来ギアボックス用のトレポン向けブラシレスモーターです。11.1V使用時に、43,000RPMまで0.005秒で達するとされます。
Q. INFINITYとの違いは何ですか?
INFINITYは、モーターをギアボックスに内蔵した電子制御システムです。一方、REBORNは従来ギアボックス用で、流速セッティングを組めます。ただし、プリコックやDSGは付きません。
Q. 流速セッティングと併用できますか?
できます。動画のトレポンも、M150スプリングの流速カスタムです。なお、M180まで引けるというのはメーカー公称で、ORGAでは検証していません。
Q. トルク値は公表されていますか?
公表されていません。ただし、メーカーはM180まで回転速度を落とさず引けると説明しています。
Q. 回転数の数値が出典で違うのはなぜですか?
紹介記事は43,000RPMと記します。S.COM公式ページは42,000RPMです。理由は確認できていません。そのため、最新の数値は公式ページで確認してください。
Q. 必要なバッテリーは何ですか?
S.COM公式ページは、20C以上のLiPoを必要としています。なお、紹介の数値は11.1V使用時のものです。INFINITYの推奨は、11.1V・700mAh・45Cです。
Q. ブラシ付きモーターとの違いは何ですか?
ブラシレスは、コイルを固定して磁石側を回します。そのため、ブラシの摩耗がなく、制御回路で電流を切り替えます。
Q. 現在も購入できますか?
2024年1月に予約が始まり、2月には再入荷の案内が出ました。ただし、現在の在庫は変わります。商品ページでご確認ください。






