東京マルイ MWSトリガーボックス (ハンマーユニット)の分解 方法を解説
東京マルイのMWSトリガーボックスを分解します。ハンマーユニットまで進める手順を解説します。MWSトリガーボックスの構造が分かると、メンテナンスやトリガー交換が楽になります。パーツ番号つきでまとめたので、作業の参考にしてください。
MWSトリガーボックス分解の要点まとめ
- 前提:ボルトキャッチ関連のパーツを外し、トリガーボックスを取り出した状態から始める
- 最初に、固定ネジ3本(MGG2-57)とスリットカバー(MGG2-62)を外す
- ハンマーを引いておくと、トリガーが外しやすい
- トリガーシャフトリング(MGG2-40)は、右面フレームにくっつきやすいので紛失に注意
- スプリング類は飛びやすい。押さえながら外す
- ディスコネクターSP(MGG2-43)とトリガーSP(GMM2-46)は別物。混ぜない
MWSトリガーボックスを分解する前に確認したいこと
以前に公開した東京マルイMWSロアレシーバー分解に続き、今回は MWSトリガーボックス (ハンマーユニット)の分解方法を解説します!前回の記事以外にも、トリガーボックス取り出しまでの工程については今まで数回に渡って解説記事を公開しております。トリガーボックスの取り出し方の記事はこちらです。
記事内でのパーツ名称は一般的な呼称を使用しますが、マルイのパーツリストに掲載されている名称・パーツNo.も載せますのでお役立て下さい。
すでにボルトキャッチとボルトキャッチSP(MGG2-64・MGG2-63)やボルトキャッチプレート(MGG2-34 ボルトキャッチB)は取り外している状態となります。左面を上にしてトリガーボックスを開けるところから始めていきましょう。
分解の前に、作業スペースを整えておきましょう。トリガーボックスには、小さなスプリングが多く入っています。そのため、トレーやチャック付きの袋があると、紛失を防げます。また、外したパーツは、順番どおりに並べておくと安心です。
手順1:MWSトリガーボックスを開ける
まずはボックスの固定ネジ3本(MGG2-57)とスリットカバー(MGG2-62)を外します。スリットカバーははまっているだけなので簡単に抜けます。
固定ネジは、全部で3本です。なお、ネジの長さが違う場合があります。そのため、外した位置を覚えておくと、組み立てで迷いません。
次に裏返して右面を上に向けます。ハンマーはあらかじめ引いておくとトリガーが外しやすくなります。
トリガーボックスのフレームはモナカ構造となっていますので、そのまま右面フレーム(インナーフレームR MGG2-38)を外します。
モナカ構造とは、左右のフレームで内部を挟む構造のことです。そのため、右面フレームを外せば、内部パーツが見えます。このとき、内部パーツは左面フレーム側に残ります。
手順2:トリガーシャフトリングを失くさない
内部パーツは下側の左面フレーム(インナーフレームL MGG2-56)に残りますが、トリガーシャフトリング(MGG2-40)は外した右面フレームの窪みにくっついている事が多いので無くさない様に注意です。
このパーツはトリガーシャフト(MGG2-146)の脱落防止パーツで、トリガーシャフトの溝にハマる構造となっております。組み上げの際はトリガーシャフトの溝を右側にすることを覚えておきましょう。
余談ですが、もしトリガーシャフトを紛失してしまった場合はオルガエアソフトで販売しているのでご安心を!
ORGA トリガーピン 東京マルイ M4ガスブロ用
ORGA 東京マルイMWS用 アンチローテーションリンク
リングは小さく、右面フレームの窪みに貼りつきがちです。そのため、フレームを外したら、まずリングの位置を確認しましょう。
手順3:右面フレーム外側のパーツを外す
外した右面フレームの外側にはセレクタークリック用シャフト・SP(MGG2-36・MGG2-35)とボルトキャッチの衝撃を和らげるパーツであるボルトキャッチD(MGG2-31)、ボルトキャッチD SP(MGG2-32)、ボルトキャッチC(GMM2-37)が組み込まれています。両パーツとも細いマイナスドライバー等で上にずらせば外せます。セレクタークリックパーツは簡単に外せますが、ボルトキャッチDには強いテンションが掛かっているので飛ばして紛失したり目に当てぬよう用心して作業して下さい。
ボルトキャッチDなどは、強いテンションが掛かっています。そのため、作業するときは、パーツが飛ぶ方向に顔を向けないようにしましょう。保護メガネを着けると、さらに安心です。
手順4:MWSトリガーボックスからトリガーを外す
トリガーはハンマーを引いてあれば大きなテンションは掛かっていないので簡単に外せます。
続いてトリガーを分解していきます。トリガーは左面を上にしてリターンパーツ(トリガーB GMM2-45・トリガーSP GMM2-46)を外します。トリガースプリングを先に外した方が分解しやすいと思います。
次にディスコネクター(MGG2-41)を外します。シャフトが通る筒状のトリガーカラー(MGG2-42)を抜き取るとディスコネクターとディスコネクターSP(MGG2-43)が外せます。
ちなみにディスコネクターSP(MGG2-43)とトリガーSP(GMM2-46)は全くの別物です。組み込む時に入れ替ってしまうと大変ですので混在しない様に注意して下さい。
ディスコネクターは、ハンマーとシアーの間に入る部品です。一般に、トリガーを引ききったときだけ、ハンマーを解放します。そのため、紛失や破損には注意しましょう。
手順5:MWSトリガーボックスのシアー類を外す
トリガーボックスに作業を戻して、次はシアー類を外していきます。はじめに左上にあるフルオートシアーとシアーSP(MGG2-51・MGG2-52)を外します。この時もシアーSPから外して下さい。
MWSに限らず、エアガンの分解でスプリング類を外す場合はふっ飛んで紛失しやすいので、押さえながら外す事をお勧めします!
シアーSPを外したらハンマーを押し下げながらフルオートシアーを抜いて下さい。フルオートシアーの下には形状は違えどほぼ同じ仕組みのセミオートシアーとシアーSP(MGG2-53・MGG2-52)があります。こちらも同じ要領で外します。フルオートシアーとセミオートシアーのSPは共通なので、トリガーSPの様に分けておかなくても大丈夫です。
シアーSPは、スプリングの中でも飛びやすい部品です。そのため、ビニール袋の中で作業する方法も有効です。また、細いピンセットなどで押さえておくと、外す瞬間にも落ち着いて対処できます。
手順6:トリガーバーとノッカーを外す
トリガーとシアーを外すとトリガーバー(MGG2-60)がフリーな状態となりポロっと外れますので無くさない様に注意して下さい。このタイミングでノッカー(MGG2-61)とノッカーSP(MGG2-54)を外します。
トリガーバーは、トリガーの動きを内部へ伝える部品です。また、ノッカーは、ハンマーの動きでマガジンバルブを押す役割を持ちます。そのため、どちらも、取り外した向きを覚えておきたい部品です。
手順7:MWSトリガーボックスのハンマーユニットを分解する
最後にハンマーユニットの分解となります。ハンマー(MGG2-48)とハンマーローラー(MGG2-47)とローラーシャフト(MGG2-49)の構成となっております。ハンマーSP(MGG2-50)のテンションがかかってるので若干硬いですが、上に引き抜くと外せます。
ハンマーSP(MGG2-50)は裏側にこの様にかかってるいますので組み立ての際の参考にして下さい。
ハンマーSPは、掛け方が分かりにくい部品です。そのため、外す前に、写真で記録しておきましょう。さらに、ハンマーを引き抜くときは、スプリングが一緒に動くため、指で軽く押さえます。
MWSトリガーボックスの内部パーツ一覧
トリガーボックスの内部パーツの構成について整理します。
①セミオートシアー・シアーSP(MGG2-53・MGG2-52)
②フルオートシアー・シアーSP(MGG2-51・MGG2-52)
③ハンマーユニット・ハンマーSP(MGG2-48・MGG2-47・MGG2-49・MGG2-50)
④ノッカー・ノッカーSP(MGG2-61・MGG2-54)
⑤トリガーバー(MGG2-60)
トリガーバーASSY
パーツ番号と役割を、表にまとめます。役割は、一般的なガスブロの解説に基づく簡単な説明です。
| パーツ | パーツNo. | 役割の目安 |
|---|---|---|
| セミオートシアー・シアーSP | MGG2-53・MGG2-52 | トリガーの引き始めでハンマーを保持する |
| フルオートシアー・シアーSP | MGG2-51・MGG2-52 | ボルト閉鎖時にハンマーを保持し、フルオートを可能にする |
| ハンマー・ハンマーローラー・ローラーシャフト・ハンマーSP | MGG2-48・MGG2-47・MGG2-49・MGG2-50 | マガジンバルブを押すタイミングに関わる |
| ノッカー・ノッカーSP | MGG2-61・MGG2-54 | ハンマーの動きでマガジンバルブを押す |
| トリガーバー | MGG2-60 | トリガーの動きを内部へ伝える |
| ディスコネクター・ディスコネクターSP | MGG2-41・MGG2-43 | 引ききったときにハンマーを解放する |
ただし、役割は、モデルや交換パーツで異なる場合があります。そのため、細かな動作は、実際の部品で確認してください。
構造が判ってしまえば分解は難しくないので、是非日頃のメンテナンスやトリガー交換等にお役たて下さい。
MWS関連パーツのご案内
MWSトリガーボックスの組み立てとメンテナンスのポイント
組み立ての順番に気を付ける
組み立ては、分解の逆順が基本です。一例として、ハンマー、ノッカー、トリガー、シアーの順に入れる方法があります。また、トリガーシャフトリングの入れ忘れにも注意が必要です。
トリガーシャフトは、溝を右側に向けて組み込みます。さらに、ディスコネクターSPとトリガーSPは、取り違えないよう分けて置きましょう。
トリガーが戻らないときの対処
トリガーが戻らない原因は、鉄粉とグリスが混ざって抵抗になる場合があります。そのため、パーツクリーナーで洗浄すると、改善することがあります。ただし、洗浄後は、グリスや油の量にも気を配りましょう。
社外パーツを入れるときの注意
社外パーツを複数使うと、寸法の誤差が重なる場合があります。例えば、ディスコネクターがうまく働かず、フルオートになる場合があります。そのため、不具合が出たときは、純正パーツに戻して原因を確認しましょう。
MWSトリガーボックス分解に関するよくある質問(Q&A)
Q. MWSトリガーボックスとは何ですか?
ハンマーやトリガー、シアー類をまとめた、発射機構のユニットです。この記事では、ハンマーユニットとも呼んでいます。
Q. 分解の前に、何を外しておく必要がありますか?
ボルトキャッチとボルトキャッチSP、ボルトキャッチプレートを外しておきます。そのうえで、左面を上にして、トリガーボックスを開けます。
Q. ハンマーを先に引いておくのは、なぜですか?
ハンマーを引いておくと、トリガーに大きなテンションが掛からないからです。そのため、トリガーが簡単に外せます。
Q. トリガーシャフトリングは、何のパーツですか?
トリガーシャフトの脱落防止パーツです。トリガーシャフトの溝にハマる構造で、右面フレームの窪みにくっつくことが多いです。
Q. ディスコネクターSPとトリガーSPは、同じものですか?
いいえ、全くの別物です。組み込むときに入れ替わると大変なので、混ざらないようにしてください。
Q. フルオートシアーとセミオートシアーのSPは、共通ですか?
はい、共通です。そのため、トリガーSPのように、分けておく必要はありません。
Q. スプリングが飛ぶのを防ぐには、どうしたらよいですか?
押さえながら外すのがおすすめです。袋の中で作業する方法も、有効です。特に、シアーSPとボルトキャッチDは、飛びやすいので注意してください。
Q. 組み立てで、特に注意する点はありますか?
トリガーシャフトの溝を、右側にすることです。また、ハンマーSPの掛け方は、分解時に確認しておくと役立ちます。
Q. トリガーシャフトを紛失したら、どうしたらよいですか?
ORGAで、トリガーピンを販売しています。東京マルイM4ガスブロ用の商品なので、本記事内のリンクから確認してください。






















