カラシニコフ USAが、KUSA Premiumシリーズから、AK用のアルミニウムストックを2種発表しました。伸縮式と折り畳み式の違い、素材、カラーを整理します。さらに、AKファンの反応も紹介します。
カラシニコフ USA新ストックの要点まとめ
- 発表されたのは、伸縮式のTELESCOPING STOCK-BILLETと、折り畳み式のMETAL SIDE FOLDING STOCKです
- KR-103用に設計され、ほぼ全てのAKMに互換性があるとされています
- 伸縮式は、バットパッドが9段階に長さ調節できます
- ベース素材は6061アルミ合金で、セラコート仕上げです
- アルミ部分は4色、チークパッドとバットパッドも4色から選べます
- チークパッドには、アイアンサイト向けのローハイトも用意されています
- カラシニコフ USAは、2014年からロシア側との接触を禁止されています
カラシニコフ USA がKUSA Premiumシリーズより新しいAK用アルミニウムストックを2種発表
カラシニコフ コンツェルン(Kalashnikov Concern)のアメリカ輸入窓口として設立され、現在では独立した経営を行う カラシニコフ USA より、アルミニウム製のAK用ストック2種が新たに発表された。アルミをメイン素材としつつも、オプションで一部パーツに木製パーツ(と思わしきもの)が用意されるなど、現代的なデザインとAKらしさが組み合わされた斬新なストックだ。
カラシニコフ USAは、アメリカ資本で運営される銃器メーカーです。公式サイトでは、AKパターンのライフル、12ゲージのショットガン、ピストルキャリバーカービン、アクセサリーなどを手がけると紹介されています。
カラシニコフ USAの主な製品
カラシニコフ USA は現在ロシアとの接触を禁じられており、事実上 カラシニコフ コンツェルンとは別の企業となっている。そのためAK12など最新のAK-200シリーズではなく、輸出向けのAK-100シリーズの7.62mm×39弾仕様 AK-103 のクローンであるKR-103や、PP-19-01 VityazのクローンであるKP/KR-9、サイガ12のクローンであるKS-12をメインに製品展開している。
KP/KR-9の元になったPP-19-01 Vityazは、9×19mmのサブマシンガンです。ORGAの別記事では、AK-74系の部品を共用していると紹介しています。そのため、AKに慣れた射手が持ち替えやすい設計です。
KR-103用に設計された新ストック
今回新たに追加されたストックはKR-103用に設計されており、AK12に比べ世代的な古さは否めないAK-100シリーズを昇華させる先進的な機能とデザインが特長。また、ほぼ全てのAKMに互換性があるとのこと。先述の通り カラシニコフ コンツェルン とは別企業であるため、アメリカ市場向けに独自に開発されたユニークなストックとなっている。
KR-103は、7.62mm×39弾仕様のAK-103クローンです。ただし、ストックの取り付け可否は、各製品の対応情報を確認しましょう。
ベースモデルは2機種
KUSA Premiumシリーズ自体、 カラシニコフ USA が独自に進める比較的新しいアクセサリーシリーズであり、プラスチックパーツを木製化するキットや、木製ハンドガードにM-LOKスロットを備えたキットなど、本国にはないアイデアが目を惹く。今回追加されたアルミニウムストックは、伸縮式のTELESCOPING STOCK-BILLETと折り畳み式のMETAL SIDE FOLDING STOCKの2種となるが、どちらもオプションによりチークパッドとバットパッドに木製と思しき木目調のパーツを選ぶことが可能だ。
どちらのストックも、チークパッドとバットパッドに木目調パーツを選べます。そのため、アルミの現代的な質感と、AKらしい雰囲気を両立できます。
ストック2種の違いを、表にまとめます。素材やカラーの選択肢は、2種で共通です。
| 項目 | TELESCOPING STOCK-BILLET | METAL SIDE FOLDING STOCK |
|---|---|---|
| タイプ | 伸縮式 | 折り畳み式 |
| 長さ調節 | バットパッドが9段階 | 伸縮機能はなし |
| サイドフォールディング機構 | KR-103の機構は失う | フォールディングストックを維持 |
| ベース素材 | 6061アルミ合金 | 伸縮式と同じ |
| アルミ部分のカラー | ブラック、ダークアース、グレー、オリーブドラブグリーン | 同じ4色 |
| チークパッドとバットパッド | ブラック、アンバーハニー、ロシアンレッド、ラスティックブラウン | 同じ4色 |
| チークパッドの高さ | 標準は光学機器向け。ローハイトも選択可 | 共通 |
TELESCOPING STOCK-BILLET
伸縮式ストックのTELESCOPING STOCK-BILLETは カラシニコフ USA オリジナルのデザインで、KR-103のサイドフォールディング機構は失うものの、強固に固定されたベース部からバットパッドが9段階に長さ調節可能。ベース素材は6061アルミ合金で、デフォルトで光学機器搭載に適した高さのチークパッドが装着される。
9段階の調節は、射手に合わせるための機能です。例えば、体格や着込む装備に合わせて、引き付けの長さを変えられます。
なお、デフォルトのチークパッドは、光学機器の搭載に適した高さです。一方、アイアンサイトで照準する場合は、ローハイトを選びます。
アルミ素材部分はセラコートで仕上げられ、ブラック、ダークアース、グレー、オリーブドラブグリーンの4色から選択可能。オプション変更可能なチークパッドとバットパッドはブラック、アンバーハニー、ロシアンレッド、ラスティックブラウンの4色から選択可能。また、チークパッドについてはアイアンサイトでの照準に適したローハイトなモデルも用意されている。
セラコートは、耐摩耗性や耐食性に優れる塗装として知られています。そのため、アルミ素材のストックとも相性がよい仕上げです。
METAL SIDE FOLDING STOCK
折り畳み式ストックのMETAL SIDE FOLDING STOCKも カラシニコフ USA オリジナルとなり、こちらは伸縮機能はないがデフォルトのストックと同じようにフォールディングストックとなっている。素材やカラーの選択肢は伸縮式と同じで、チークパッドとバットパッドのオプション利用についても共通となっている。
伸縮機能がない分、構造はシンプルです。そのため、デフォルトのストックと同じ感覚で、折り畳んで携行できます。
カラシニコフ USA に対するAKファンの反応
冒頭でも軽く触れたが、 カラシニコフ USA は2014年より、ロシアのウクライナへの軍事介入への制裁によりロシア側との接触を禁止されている。そのため全て自社工場で生産したアメリカ製AKを販売している。
ロシアとの接触禁止と自社生産
カラシニコフ コンツェルンとの繋がりが絶たれたことにより独自の製品開発を余儀なくされるなか、オリジナルパーツにてAKの浸透に尽力するものの、AKファンにとってはロシアンAKの人気は根強く、今回のプロダクトについてもSNS上では「ロシアコピーに徹するべき」「おとなしくZenitCoのクローンを作ればもっと売れるだろう」と反応は冷ややかだ。
ロシアのカラシニコフ コンツェルンとの違いを、表で整理します。
| 項目 | カラシニコフ コンツェルン | カラシニコフ USA |
|---|---|---|
| 主力モデル | AK12など最新のAK-200シリーズ | 輸出向けAK-100シリーズのクローン中心 |
| 生産 | ロシア国内 | 自社工場で生産するアメリカ製AK |
| ストック | AK12は、M4風の伸縮ポリマーストックを標準装備 | アルミニウム製ストックを独自に開発 |
SNSでの評価と今後
ただし、これはアンチによる書き込みが目立つ側面もあるのではと筆者は分析する。ロシア情勢により カラシニコフ USA の立たされている状況は決して良好とは言えないが、一定数のAKファンが同社に注目しているのは確かであり、この様な新しい試みはアメリカの銃市場でも受け入れられてくるのではと予測できる。
SNSでは、ZenitCoのクローンを求める声もありました。ZenitCoは、AKの定番カスタムパーツのブランドです。そのため、ロシアンAKの人気の根強さが分かります。
エアソフトへの影響
現に、TELESCOPING STOCK-BILLETやMETAL SIDE FOLDING STOCKへのLike数はこれまでの投稿を上回るペースで増えており、今後アメリカンAKとして カラシニコフ USA が大きく跳ねる可能性を示唆している。最近では カラシニコフ USA がエアガンメーカーへライセンス供与するケースもあり、エアソフト業界でもこれらのカスタムパーツが登場する日が近いかもしれない。
エアソフトでは、現代化AKが1つのジャンルとして人気です。ORGAの別記事でも、ARCTURUSのAK12電動ガンなどを紹介しています。そのため、アルミニウムストックのレプリカが登場する日も、期待されます。
ORGAで探せるAK関連商品
オルガエアソフトで取扱っているAKガスブローバック一覧はコチラ!
AKの定番カスタムパーツ Zenitタイプの商品一覧はコチラ!
AK本体やカスタムパーツは、上のリンクから探せます。例えば、電動ガンとガスブローバックの一覧があります。
カラシニコフ USAのアルミニウムストックに関するよくある質問(Q&A)
Q. カラシニコフ USAとは、どんな会社ですか?
カラシニコフ コンツェルンのアメリカ輸入窓口として設立され、現在は独立して経営している企業です。また、公式サイトでは、アメリカ資本の銃器メーカーとして紹介されています。
Q. 発表されたアルミニウムストックは、どんな2種ですか?
伸縮式のTELESCOPING STOCK-BILLETと、折り畳み式のMETAL SIDE FOLDING STOCKです。どちらも、KUSA Premiumシリーズの製品です。
Q. どのAKに取り付けられますか?
KR-103用に設計されています。また、ほぼ全てのAKMに互換性があるとのことです。
Q. ベース素材と仕上げは、何ですか?
ベース素材は、6061アルミ合金です。また、アルミ部分はセラコートで仕上げられています。
Q. カラーは、何色から選べますか?
アルミ部分は、ブラック、ダークアース、グレー、オリーブドラブグリーンの4色です。一方、チークパッドとバットパッドは、ブラック、アンバーハニー、ロシアンレッド、ラスティックブラウンの4色です。
Q. チークパッドの高さは、選べますか?
標準は、光学機器の搭載に適した高さです。また、アイアンサイトでの照準に適した、ローハイトも用意されています。
Q. 伸縮式は、何段階に調節できますか?
バットパッドが、9段階に長さ調節できます。ただし、KR-103のサイドフォールディング機構は失います。
Q. カラシニコフ USAは、なぜロシアと接触できないのですか?
2014年から、ロシアのウクライナへの軍事介入への制裁により、接触を禁止されています。そのため、全て自社工場で生産しています。
Q. エアガン用のアルミニウムストックは、発売されますか?
現時点で、ORGAは確認していません。ただし、カラシニコフ USAがエアガンメーカーへライセンス供与するケースも出ています。












