AKMSは、LCT製の電動ガンです。今回は、このAKMSにMagnusチューンを施した作業の記録を紹介します。オーナー様から提供された、スリムピストルグリップと専用モーターも組み込みます。
AKMSのMagnusチューン要点まとめ
- ベースはLCT製電動ガンAKMS(Ver.3タイプ、マルイ製メカボックス)
- 軸受けはORGA SUS420 6mm軸受け、ギアはJ-Armament製18:1強化ギア
- シリンダーはMagnusシリンダーセット従来用、ノズルはでんでんむしAK用
- モーターはLCT スリムグリップ用モーターを使用
- バレルはMagnusバレル、HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOP
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ベース | LCT製電動ガン AKMS |
| メカボックス | Ver.3タイプ(マルイ製) |
| 軸受け・ギア | ORGA SUS420 6mm軸受け、J-Armament製18:1強化ギア、セクターチップ |
| シリンダー周り | Magnusシリンダーセット従来用、J-Armament製14歯メタルTeethピストン、でんでんむしAK用 |
| モーター | LCT スリムグリップ用モーター(ベベルギアのシム厚で位置を調整) |
| バレル・HOP | Magnusバレル、ORGA DIMENSION フラットHOP |
LCT AKMS Magnusチューン

今回はLCT製電動ガンAKMSのMagnusチューンをご紹介します。
オーナー様からご提供頂いた「LCT製AK用スリムピストルグリップ&専用モーター」を組込みます。
実銃AKMSとLCT製AKMS
実銃としてのAKMSはAK-47の改良型であるAKMのストックを折りたたみ式にした銃で空挺部隊や戦車兵などで用いられています。
AKMSは、AKMのストックを折りたたみ式にしたモデルです。そのため、電動ガンのAKMSも、独特のシルエットが魅力です。
AKMSのトップカバーとストッパー
それでは作業を始めます。
まずはストッパーを押しながらトップカバーを外します。
トップカバーは、ストッパーを押しながら外します。そのため、力任せに引くと破損の原因になります。ただし、個体によって固さが違います。

ストッパーの横のイモネジを緩めコッキングレバーとストッパーを外します。
AKMSのリアサイトとフロント周り

リアサイトは板バネで固定されているので押し込みながらズラすと外れます。
中には非常に硬い物もあるのでそういう場合は力技で頑張ります・・・。
リアサイトの板バネは、押し込む力が必要です。そのため、工具で表面を傷めないように、布を当てると安心です。

リアサイトを外し下の板バネを取るとその下にイモネジ2本あるのでそれを緩めます。
このネジはアウターバレルを固定しているのでこれによりフロント周りがまとめて外せます。
イモネジは小さな部品です。また、紛失しやすいため、トレーにまとめて保管してください。

これでフロント周りを前に抜くことが出来ます。
アウターバレルが外れるとチャンバーとインナーバレルはメカボをかわしながら内側から引き出せます。
アウターバレルを外すと、インナーバレルとチャンバーを取り出せます。そのため、メカボックスにぶつけないように、角度を変えながら抜きます。
AKMSのグリップとセレクターレバー

セレクターレバーのネジを外してセレクターレバーを外します。
従来電動ガンのAK系はグリップとセレクターレバーでメカボックスが固定されていますのでこの二カ所を外せばメカボックスを取り出せます。
AKMSのようなAK系の従来電動ガンは、ネジの数が少ない構造です。そのため、グリップとセレクターレバーを外せば、メカボックスが緩みます。
AKMSの配線位置の確認

メカボックスを取り出す前に配線の通す位置を確認しておきましょう。
レシーバーによって配線が通せる場所が違うので注意です。
この場合は一番後方でした。
配線を通す位置を間違えるとメカボックスとレシーバに挟まれ、最悪は断線なんて事もあります。
配線の位置を間違えると、断線につながります。そのため、組み込みの前に、通る位置を写真で残しておきましょう。

通常はこのままでメカボックスが抜けるのですが今回はモーターが引っ掛かり抜けずらいので先にモーターを外します。
モーターが引っかかる場合は、先にモーターを外します。ただし、配線を引っ張らないように注意してください。
AKMSのメカボックスの取り出し

これでメカボックスが取り出せました。
メカボックスがVer.3タイプです。
取り出してみたらメカボックスはマルイ製でした。
メカボックスはマルイ製のVer.3タイプでした。そのため、軸受けは6mmを使います。
AKMSの6mm軸受け交換

メカボックス内のパーツを外し洗浄します。
軸受けはマルイ製メカボックスなので6mm軸受けです。
軸受けのサイズは、メカボックスの規格で決まります。そのため、AKMSでは、6mmの軸受けを選びます。
ORGA SUS420 6mm軸受けを使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。
Magnusチューンでのシリンダー周りの組み込み

軸受けの接着剤が固まる間にシリンダー周りを組んでいきます。
構成は以下の通りです。
・Magnusシリンダーセット従来用
・J-Armament製14歯メタルTeethピストン
・でんでんむしAK用
シリンダーヘッドとタペットプレートは既存品を流用します。
タペットプレートとシリンダーヘッドは、既存品を流用しています。そのため、必要な部分だけを交換し、コストを抑えています。
AKMSの強化ギアとグリスアップ

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
18:1は、標準的なギア比として知られています。また、セクターチップは、給弾の安定を助ける部品です。
ギアのシム調整とグリスアップを行います。
グリスは少量をギアの歯や軸部分に塗布し、筆などで薄く塗り延ばして下さい。

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
摩擦が起きる部分には、潤滑材が欠かせません。そのため、ピストンレールとタペットプレート周りは、念入りに塗ります。
潤滑材にはガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
AKMSのスリムグリップ用モーター

次にモーターです。
ここでLCT スリムグリップ用モーターの登場です。
スリムグリップ用のモーターは、細身の形状です。そのため、レシーバーに入れる作業が、通常より楽になります。

メカボックスにモーターを組込みテストドライブです。
このモーターはマルイなどの様に下からイモネジでモーター位置の調整が出来ません。
モーターピニオンをずらして調整するかベベルギアのシム厚で丁度良い位置を探り調整します。
今回はベベルギアのシム厚で調整しました。
モーターの位置調整は、ギアの噛み合わせに影響します。そのため、テストドライブで音と動きを確認してください。

モーターがスリムなのでモーターを取り付けたままレシーバーに入りました!
グリップとセレクターレバーを取り付けて駆動のチェックです。
スリムなモーターを使うと、AKMSの組み込みが簡単になります。そのため、モーターを付けたままレシーバーに入れられます。
AKMSのチャンバー周りの分解

ロア周りが終わったらチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
AKMSのMagnusバレル

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
インナーバレルの溝は、チャンバーパッキンを回して装着するためのものです。そのため、面HOP仕様に調整しやすくなります。
フラットHOPと面HOP

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと、HOPラバーが使用中にずれる恐れがあります。そのため、必ずHOPアームに接着してください。
AKMSの初速調整

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
国内の基準は0.989J未満です。そのため、調整後は必ず初速を確認してから使用してください。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
AKMSのMagnusチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. AKMSとは何ですか?
AK-47の改良型であるAKMのストックを、折りたたみ式にしたモデルです。
Q. AKMSのメカボックスは何タイプですか?
Ver.3タイプで、マルイ製でした。そのため、軸受けは6mmです。
Q. AKMSのメカボックスは、どう取り出しますか?
グリップとセレクターレバーを外します。ただし、今回はモーターが引っかかるため、先にモーターを外しました。
Q. 配線の位置はなぜ大切ですか?
間違えると、メカボックスとレシーバーに挟まれます。そのため、最悪は断線につながります。
Q. スリムグリップ用モーターの位置は、どう調整しますか?
ベベルギアのシム厚で調整しました。マルイのように、下からイモネジで調整することはできません。
Q. Magnusバレルの特徴は何ですか?
ワイドボアで、BB弾の回転の乱れを抑えます。そのため、弾道が安定します。
Q. 面HOPとは何ですか?
HOPを線で掛ける方式です。そのため、BB弾の回転数が安定します。
Q. 初速はどう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整します。短いと初速は低く、長いと高くなります。








