KR47は、金剛AIRSOFTが出しているAR15系の電動ガンです。AKマガジンを使えるのが特徴です。この記事では、KR47のMagnusチューンを順に紹介します。分解から初速調整までの流れです。
KR47 Magnusチューンの要点まとめ
- KR47は、BOLT AIRSOFT社のOEMで、リコイルショックとハイサイクルが特徴
- 実銃SR47をモデルにした、AKマガジン仕様のAR15系電動ガン
- 今回は、リコイルウェイトを抜いたMagnusチューン
- 軸受け、強化ギア、Magnusシリンダーセット、Magnusバレルなどを組み込み
- 配線を通すため、バッファーチューブに楕円の穴を開ける
- 初速はインナーバレルの長さで調整し、最後に試射で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | 金剛AIRSOFT製電動ガン KR47 |
| OEM元 | BOLT AIRSOFT社 |
| 特徴 | リコイルショック+ハイサイクル |
| モデルの元 | 実銃SR47(AR15系でAKマガジンを使用) |
| メカボックス | Ver.2系の専用メカボックス |
| 今回の作業 | リコイルウェイトを抜いたMagnusチューン |
金剛AIRSOFT KR47 Magnus

今回は金剛AIRSOFT製電動ガンKR47のMagnusチューンをご紹介いたします。
今回はリコイルウェイトを抜いてのチューンのご依頼でしたので耐久性は問題ないと判断しお受けさせて頂きました。
金剛AIRSOFT製の電動ガンはBOLT AIRSOFT社のOEM製品でリコイルショック+ハイサイクル仕様となっているのが特徴です。
その中でもKR47はAR15系の本体でAKマガジンを使える様に改良されたSR47をモデルとした仕様となっております。
実銃でのSR47はUS SOCOMの要請を受けてナイツ・アーマメント・カンパニー(KAC)がAR15をベースにAK47のマガジン(7.62mm×39弾)を装着出来る様に開発されました。
SR47は、AK47と同じ7.62mm×39弾を使う設計です。そのため、AKのマガジンを差せます。ただし、エアガンのKR47は、BB弾を使う6mm仕様です。
ORGAの金剛紹介記事では、BRSSというリコイルの仕組みが特徴とされています。また、最大秒間22発のハイサイクルも特徴です。なお、これは金剛エアソフトの公称値です。
KR47の分解手順:アッパーとロアを分ける

それでは作業を開始します。
通常のM4と同じ要領でフレームロックピンを外しアッパーとロアを前後にスライドさせて分解します。
分解の前に、バッテリーとマガジンを外します。また、BB弾が残っていないかも確認します。そのため、作業中にBB弾が散らばる心配が減ります。

この機種はチャージングハンドルはメカボックス側に装着します。
メカボックス上部にあるチャージングハンドルを上方向に上げると外せます。
KR47のチャージングハンドルは、アッパー側ではなくメカボックス側にあります。つまり、M4の感覚でアッパーを探しても見つかりません。なお、外した後は、小物と分けて保管します。
KR47のバッファーチューブと配線を外す

バッファーチューブ下部にある配線抑えのネジを外し取り外します。
配線抑えのネジは小さい部品です。そのため、外したら小皿などにまとめます。また、配線の被覆に傷がないかも見ておきます。

バッテリー接続用ミニコネクターをEAGLE RACING ピン リムーバー for EP Air 7.2v(miniタイプ)を使用し取り外します。
ミニコネクターは、引っ張るだけだと端子を傷めることがあります。そのため、ピンリムーバーを使って外します。特に、組み戻すときに接触不良を起こしにくくなります。

バッファーリングをORGA 鋼鉄バッファーリング レンチを使い最後方まで緩めます。
緩めたらスリングプレートも最後方までずらして配線を抜き、バッファーチューブを外します。
バッファーリングは、レンチを使うと緩めやすい部品です。ただし、無理に回すとネジ山を傷めます。そのため、最後方まで少しずつ緩めてから、スリングプレートをずらします。

この時にバッファーリングの配線を通せる様に内側に窪みがあるのでそこが下側に来るようにして配線を抜いてください。
KR47のリコイルウェイトを抜く作業

ロアレシーバーからリコイルウェイトを押す為のシャフトが出ているのでこれは手で抜きます。
バッファーチューブの中にはウエイトと反発用のスプリングが入っていますのでこれも外します。
今回は、リコイルウェイトを抜くチューンです。そのため、ウェイトとスプリングは組み戻さずに別保管します。一方、元に戻したいときのために、パーツは捨てずに取っておくと安心です。

バッファーチューブの最後部はネジ式のキャップ(エンドキャップ)となっているのでヒートガンで加熱してから回して外します。
エンドキャップは、ヒートガンで温めてから回します。ただし、温め過ぎは樹脂やコードの傷みにつながります。そのため、少しずつ温めて様子を見るのが安全です。

この様にエンドキャップが外れました。
この辺りは全体的に次世代電動ガンと似た構造となっています。
KR47のバッファーチューブ加工とメカボックスの取り出し

次に配線をバッファーチューブ内に導入する為の穴を開けます。
穴は真円より細長い方が配線を差し込みやすいので楕円上にしています。
これでバッファーチューブの加工は終了です。
配線を通す穴は、工具で開けて、細長い楕円に整えます。穴の縁が荒れていると、被覆を傷つけるおそれがあります。そのため、開けた後は縁をなめらかにしておきます。

次にマガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。

マガジンキャッチですがマガジンハウジング内にもう一個パーツが付いているのでこれも六角レンチで外さないと取れません。
マガジンハウジング内の小さな部品は、見落としやすい点です。外し忘れたままメカボックスを引き出すと、フレームを傷めかねません。そのため、六角レンチで外れる部品がないか、先に確認します。

これでメカボックスが取り出せます。
基本形はVer.2タイプですがBOLT・金剛は専用メカボックスです。
KR47は、Ver.2を基本にした専用メカボックスです。そのため、パーツ選びでは互換に注意します。一方で、内部パーツはVer.2用なので、カスタムパーツを選びやすい面もあります。
KR47のメカボックスを開けて軸受けを組む

ダミーボルトのスプリングを外しシャフトを一旦前にスライドさせて取り外します。

ダミーボルトを外すと加速ポート付きシリンダーが見てとれます。
これでメカボックスのネジを外せばメカボックスを開けられるます。
加速ポート付きシリンダーが見えたら、メカボックスを開ける準備が整います。ただし、ネジを外す前に、スプリングの位置と向きを覚えておきます。そのため、写真を撮っておくと、組み戻しで迷いません。

内部パーツも標準的なVer.2用です。
メカボックス内のパーツを外し洗浄します。

軸受けはORGA SUS420 6mm軸受けを使用し接着します。
組込み方の詳細はブログにも電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきましてとして掲載しておりますのご覧下さい。
軸受けは、ギアの軸を支えて回転を安定させる部品です。つまり、回転ロスを減らす役目があります。なお、接着するときは、位置がずれないよう注意します。
KR47に18:1強化ギアとセクターチップを入れる

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップを組み込んだらシム調整やグリスアップを行います。
ギア比18:1は、パワーのあるスプリングを回しやすい標準的な比率とされます。また、セクターチップは、給弾不良の対策として使います。そのため、強化ギアとセットで考えると分かりやすいです。

純正のベベルギアは次世代電動ガン系と同じ様なギアですので逆転防止ラッチも次世代用と似た形状となりますがべべルギアを変えたのでそれに合わせて逆転防止ラッチはSHS 逆転防止ラッチ Ver.2/3用を使用します。
ベベルギアを交換したら、ラッチの形状も合わせます。例えば、今回は逆転防止ラッチをVer.2/3用に替えています。つまり、ギアだけ替えて終わりにせず、周辺パーツとの噛み合わせも見直します。
KR47のシリンダーとスプリングを組み込む

次にシリンダー周りを組み上げます。
Magnusシリンダーセット従来用とでんでんむしM4用を使用し、残りのパーツは流用します。
シリンダー内など必要に応じてグリスアップを行います。
グリスはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスがオススメ!
シリンダーまわりは、従来用のMagnusシリンダーセットを使います。さらに、でんでんむしM4用を組み合わせます。そのため、残りのパーツは流用でき、無駄な出費を抑えられます。

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メインスプリングはORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用を使用。
摩擦が出る部分は、必ず潤滑します。例えば、ピストンレールやタペットプレートです。なお、グリスとガンオイルは役割が違うため、使い分けます。
KR47のモーターとバッテリーの選び方

メカボを閉じてロアレシーバーに組み込んでその他のパーツも組上げます。
モーターですがハイレートスプリング使用時には東京マルイサマリウムコバルトモーターがお勧めです!

モーターを組み込んだらストックパイプを組み配線をパイプ内に通して長さを調整しミニコネクターを付け直します。
これで普通の電動ガン同様ストックパイプ内にスティックバッテリーが収納出来るのですがストックパイプの内径が他社の物より若干小さいので太めのスティックタイプは入りません。
NEOX Lipo7.4v 25C/40C 1100mAh 電動ガン バッテリーは入る事を確認しております。
ストックパイプの内径が小さいため、バッテリーは細めのスティックタイプを選びます。例えば、今回は7.4V、1100mAhのLiPoが入ることを確認しました。ただし、他の製品が入るかは、製品ごとに確認が必要です。
KR47のチャンバーとMagnusバレルの組み込み

次にチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
AKマガジン仕様なので弾の導入路が曲がっています。
AKマガジン仕様のため、弾の導入路が曲がっています。そのため、AR15系の一般的なチャンバーとは形が違います。したがって、チャンバー周りのパーツは、KR47に合うか確認して選びます。

前側のスプリングとHOPダイヤルを外した下に2本のOリングがあるのでそれを外します。
構造はモナカタイプなので3ヶ所のネジを外すと左右にパカっと割れます。

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
Magnusバレルは、Magnusチューンの定番です。ただし、バレルの長さによって初速が変わります。そのため、狙う初速に合わせて長さを選びます。
KR47のHOPラバーを接着して初速を調整する

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用しズレ防止の為接着を行います。
HOPラバーがズレると、弾道が乱れる原因になります。そのため、今回は接着してズレを防ぎました。ただし、接着剤がバレル内に付かないよう注意します。
KR47の初速調整と試射のポイント
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
国内では、0.989J以上のエアソフトガンは準空気銃として所持が禁止されています。そのため、初速は必ず基準内に収めます。なお、パワーアップだけを目的にした改造は、違法となるおそれがあります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
試射では、BB弾の重さを変えて弾道を比べるのも有効です。例えば、0.2gと0.25gで落ち方を見ます。また、HOPの強さも少しずつ調整します。
KR47 Magnusチューンで使ったパーツ一覧
| 部位 | 使用パーツ | メモ |
|---|---|---|
| 軸受け | ORGA SUS420 6mm軸受け | 接着して組み込み |
| ギア | J-Armament製18:1強化ギア | 材質はスチール製 |
| 給弾対策 | セクターチップ | シム調整とグリスアップを実施 |
| 逆転防止ラッチ | SHS 逆転防止ラッチ Ver.2/3用 | ベベルギア交換に合わせて使用 |
| シリンダー | Magnusシリンダーセット従来用、でんでんむしM4用 | 残りのパーツは流用 |
| メインスプリング | ORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用 | |
| モーター | 東京マルイ サマリウムコバルトモーター | ハイレートスプリング使用時のおすすめ |
| インナーバレル | Magnusバレル | |
| HOPラバー | ORGA DIMENSION フラットHOP | ズレ防止のため接着 |
KR47に関するよくある質問(Q&A)
Q. KR47とは、どんな電動ガンですか?
金剛AIRSOFTのAR15系電動ガンで、実銃SR47をモデルにしています。AKマガジンを使える仕様です。
Q. 金剛AIRSOFTの電動ガンは、どこのOEMですか?
BOLT AIRSOFT社のOEM製品です。リコイルショックとハイサイクル仕様が特徴です。
Q. 実銃のSR47は、どんな銃ですか?
US SOCOMの要請を受けて、ナイツ・アーマメント・カンパニー(KAC)が開発しました。AR15をベースに、AK47のマガジン(7.62mm×39弾)を装着できます。
Q. KR47のメカボックスは、Ver.2ですか?
基本はVer.2タイプですが、BOLTと金剛は専用メカボックスです。内部パーツは標準的なVer.2用です。
Q. KR47のチャージングハンドルは、どこにありますか?
メカボックス側にあります。メカボックス上部のチャージングハンドルを上へ上げると外せます。
Q. KR47のバッテリーは、どれでも入りますか?
入りません。ストックパイプの内径が他社より少し小さいため、太めのスティックタイプは入りません。今回は7.4V、1100mAhのLiPoが入ることを確認しています。
Q. KR47の初速は、どう調整しますか?
インナーバレルの長さで調整します。基本的に、バレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
Q. KR47のMagnusチューンで、リコイルはどうなりますか?
今回はリコイルウェイトを抜いています。そのため、リコイルを生む機構は使わない仕様です。







