HK416A5で注目されるカラー、RAL8000の魅力

HK416A5で注目されるカラー、RAL8000の魅力
HK416A5で注目されるカラー、RAL8000の魅力
 

グリーンブラウンは、RAL8000の別名で呼ばれる、緑がかった茶色だ。HK416A5の基本カラーとして採用され、注目を集めている。この記事では、グリーンブラウンの由来と魅力を、記事公開時点の情報で整理する。

HK416A5のカラー、グリーンブラウンの要点まとめ

  • HK416A5は、ブラックではなくブラウン系のカラーが基本色
  • G28マークスマンライフルや、テスト中のM110A1も同じ色を正式カラーにしている
  • グリーンブラウンとも呼ばれる、RAL規格のブラウン系番号
  • VFCとUmarexの電動ガンは、パーツごとの色の違いまで再現している
項目 内容
色番号 RAL8000(RAL規格のブラウン系)
色名 GREEN BROWN(ドイツ語でGrünbraun)
採用例(実銃) HK416A5、G28、M110A1
エアソフトでの再現 VFC製の電動ガン(Umarexライセンス)
注意点 パーツごとに色合いが異なる

HK416A5で注目されるカラー、RAL8000の魅力
実銃においてはブラックではなくRAL8000が基本カラーとなっている

HK416と言えば漆黒のレシーバーに白字の刻印が入るイメージが強い方が多いのではないだろうか?
電動ガンやガスブロなどエアソフトでも人気の高いHK416だが、アメリカ軍次期カービン計画(ICC:Individual Carbine Competition)への選考にエントリーするために開発されたHK416A5では、使用される環境を想定してのことか軍用ライフルとしてはより扱いやすいであろうRAL8000が基本色となっている。

HK416A5は、HK416の最新型として展示されたモデルだ。そのため、ストックやグリップにも新しい設計が入っている。また、ブラックの仕上げも用意されているが、軍と法執行機関向けに限られるとされる。

展示ケースに並んだHK416A5などH&Kのブラウン系ライフル3丁

G28にも茶色系を使う理由

HK416A5開発のために、その特徴を取り込れたG28マークスマンライフルもカラーリングをRAL8000としている。対テロ戦が激化し中東の砂漠地帯などでの戦闘が増えているアメリカ軍の実情を考えれば、隊員たちが自らブラックのアサルトライフルに塗装を施すより、DELTA仕様HK416のように最初からブラウン系のカラーとしてしまうのは合理的な話だ。

G28は、HK417をもとにしたマークスマンライフルだ。そのため、HK416A5と同じ色づかいが、一族の共通点になっている。さらに、同じ展示でG28用のストックを付けたHK417も紹介された。

砂漠のような荒地で伏せ撃ちの姿勢をとる兵士とM110A1
↑現在、分隊選抜射手ライフル(SDM-R)としてアメリカ軍にてテスト中のM110A1(G28のバリエーションモデル)もRAL8000を正式カラーとしている。

写真のM110A1は、荒れた大地で運用されている。実際、周囲の土や草と、銃の色がなじんで見える。そのため、ブラウン系の色が環境に合うことがよく分かる。

HK416A5が日の目を見なかった経緯

結局、次期カービン計画が白紙となったためHK416A5 RAL8000が標準装備として日の目を浴びることはなかったが、登場から9年近くたった今でもその先進的なスタイリングは新型カービンとして高い人気を誇っている。

次期カービン計画は、その後に中止された。そのため、HK416A5は軍の標準装備にはならなかった。ただし、新しいスタイルは今も注目されている。

RAL8000のHK416A5を構える装備姿の射手

 

RAL8000とはどんなカラーリングなのか

RALカラーとはReichs-Ausschuss für Lieferbedingungenというドイツの品質保証表示研究所が定めた色の基準の事で、1920年代まで業者によってまちまちであった色を厳格に数字で表せるよう数値化したもの。

RAL8000の英語名は、GREEN BROWNだ。ドイツ語では、Grünbraunと書く。つまり、グリーンブラウンという名のとおり、緑がかった茶色という意味になる。

これによりサンプルなどを見なくても工業製品や商品などのプロダクトカラーがわかるという規格化が図られたものである。

グリーンブラウンが砂漠に向くとされる理由

RAL8000番台はブラウン系のカラーのナンバーで、2019年現在20色の型番が存在する。RAL8000は別名グリーンブラウンとも呼ばれ、ドイツ国防軍時代のアフリカ派遣軍の1つDAKのために開発されたカラーだ。

ブラックは、夜間や屋内では目立ちにくい。一方、砂漠や乾いた草地では、黒い銃は浮いて見えやすい。そのため、ブラウン系の色が選ばれる理由になる。

HK416A5で使用される想定地域とは異なるものの、かろうじて草木の残る砂漠に適しているという利点があるカラーリングとの認識は共通しているようで、現代においても有用として採用された伝統的なミリタリーカラーのひとつである。

H&Kの紹介では、RAL8000は多くの環境でカモフラージュ効果があるとされる。また、ブラックより赤外線での視認性が低い、とも説明された。ただし、当時の色味には資料ごとの議論があり、厳密な再現は難しい。

RAL8000 GREEN BROWNと書かれたカラーサンプル

 

VFC製作、Umarexライセンスによるリアルなカラーリングの再現

実銃のHK416A5においても、RAL8000というカラーネームは与えられているものの、パーツによって色合いが異なるなど全体的に単色で構成されているわけではない(おそらくレシーバーカラーを指してRAL8000と呼称されている)。その辺りの微妙な色の変化をVFC電動ガンではリアルに再現しているのが特徴である。

パーツごとの色の違いまで再現されている点が、VFC電動ガンの魅力だ。そのため、実銃の写真と見比べても違和感が少ない。また、ストックやグリップの色合いにも注目したい。

VFC電動ガンを選ぶポイント

UmarexによるH&Kの正式ライセンス取得、VFCによるリアルな外観の仕上げはもはや定番と言える品質の高さで、HK416A5電動ガンにおいてもそのレベルを十二分に維持している。ブラックも端正でカッコイイHK416A5だが、ミリタリーテイストの装備に合わせるのであればRAL8000ははずせないカラーリングであると言えそうだ。

ブラックは、定番で合わせやすい。一方、RAL8000は、ミリタリーテイストの装備とそろえると映える。例えば、マルチカム系の装備にも、茶色のレシーバーがなじむ。

 
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RAL8000のHK416A5を構えるマルチカム系の装備の射手
 
 

グリーンブラウンに関するよくある質問(Q&A)

Q. グリーンブラウンとは何ですか?

RAL8000の別名で呼ばれる、緑がかった茶色だ。また、RAL規格のブラウン系の番号に含まれる。

Q. RAL8000の色名は何ですか?

英語ではGREEN BROWNで、ドイツ語ではGrünbraunだ。また、色見本にもGREEN BROWNと表記されている。

Q. HK416A5の基本カラーは何色ですか?

ブラックではなく、RAL8000のブラウン系だ。また、ストックとグリップもタン色で展示された。

Q. G28やM110A1もグリーンブラウンですか?

どちらもRAL8000を正式カラーとしている。そのため、HK416A5と同じ色の仕上げになる。

Q. グリーンブラウンはなぜ砂漠に向くのですか?

砂漠や乾いた草地の色に近いためだ。また、ブラックより赤外線での視認性が低い、とも説明されている。

Q. HK416A5は軍の標準装備になりましたか?

なっていない。そのため、次期カービン計画が中止されたことで、日の目を見なかったと紹介されている。

Q. VFCのグリーンブラウンの電動ガンはどこが魅力ですか?

Umarexのライセンスを受けた、リアルな外観が魅力だ。また、パーツごとの色合いの違いも再現されている。

Q. ブラックとグリーンブラウンはどちらを選ぶべきですか?

定番で合わせやすいのはブラックだ。一方、ミリタリーテイストの装備とそろえるなら、グリーンブラウンがおすすめだ。

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