CRYE(クライ)は、マルチカムを生んだタクティカルギアメーカーです。正式な社名はCRYE PRECISIONです。この記事では、マルチカムの経緯と代表製品をまとめます。
CRYE PRECISIONの要点まとめ
- マルチカムは、2002年にCRYE PRECISIONが陸軍と開発した7色の迷彩
- 2004年は他の迷彩が選ばれ、2010年に陸軍が採用した
- コンバットシャツとコンバットパンツは業界の標準になった
- JPCは、サバゲーでも人気を集めたプレートキャリア
現代戦装備の代表格、マルチカムを生んだタクティカルギアメーカー
CRYE PRECISION(クライ・プレシジョン)社は、工業製品デザインや設計を行うCRYE ASSOCIATESの製品製造、販売を行う部門で、本社のあるアメリカ本国のみならず、世界中の軍、法執行機関で広く採用され、民間でも極めて人気の高いタクティカルギアメーカーである。
CRYEの製品は、軍や法執行機関で使われています。そのため、現場の要望が製品の設計に反映されやすい点が特徴です。一方、民間のサバゲーマーにも人気があり、同じ装備を選ぶ人が多くいます。
マルチカム迷彩の開発
特にCRYE PRECISIONを有名にしたのはマルチカム迷彩(MultiCam)で、Multiと言う通りありとあらゆる地形に対応できる万能型の迷彩パターンとして広く知られている。2000年代初頭のアメリカ陸軍のACU(Army Combat Uniform=戦闘服)迷彩パターンのトライアルに参加したものの、残念ながら採用はされずその座をUCPに譲った。
マルチカムは、2002年に陸軍の研究部門と共同で開発された7色の迷彩です。しかし2004年に、陸軍は別の迷彩を選びました。そのため、当初は特殊部隊など限られた部隊で使われました。
マルチカムの採用とOCPへの流れ
しかし、民間での販売を行いつつ麻薬取締局の特殊部隊や民間軍事会社などの採用などもあるなか、UCPが軍内で不評であることを受け2010年に色彩を改良したマルチカムがアメリカ陸軍に採用されることになった。
当時、アフガニスタンで展開中であった不朽の自由作戦で採用されたことから、Operation Enduring Freedom Camouflage Pattern=OEFCPと軍では呼ばれる。他にもイギリス陸軍やグルジア陸軍が採用するなど、マルチカムの名は広く知られるようになっていった。
2010年の採用は、アフガニスタンに派遣される部隊が対象でした。その後の2014年、陸軍はマルチカムに似た別の迷彩を、新しい標準として選びました。ただし、色や柄は似ているため、同じ系統の迷彩として語られることが多くあります。
CRYEのマルチカムと迷彩効果
また、クライ社製の生地は可視光・赤外光の反射率や吸収率までが草原や土壌と同程度になるように作られており、見た目の配色やパターンだけでない迷彩効果の高さがあると言われている。
2013年には、可視光と近赤外線の見え方を抑えたとする派生品が発表されました。ただし、効果の程度は公開情報では分かりません。そのため、実際の性能は、メーカーの資料で確認してください。
コンバットウェアやナイロン装備の最先端をリードする
CRYE PRECISIONが戦闘服や装備類において代表格となったのはマルチカム迷彩開発によるものだけではない。
袖~首部分は迷彩を配しつつも、プレートキャリアなどで隠れる胴体部分は通気性やストレッチ性の良い生地素材を採用するなどしたコンバットシャツのデザインは広く軍や法執行機関に採用され業界のスタンダードとなり、本職のみならずサバイバルゲームでも絶大な人気を誇る戦闘服となっている。ニーパッドを直接パンツの膝部分に装着できるコンバットパンツもクレイ社の有名な製品でこちらも同様にスタンダードの地位を築いている。
2018年のSHOT Showではこれらコンバットウェアの最新モデルとなるG4コンバットアパレルを公開した。軽さや強靭さ、快適性を誇る生地はよりグレードアップしウェアのフォルムも一新され、常に戦闘服の最先端を行く企業と言える。
コンバットシャツは、肘のパッドと、ストレッチ生地が特徴です。また、プレートキャリアの下でも動きやすく作られています。そのため、サバゲーでも、長時間の着用に向く服として選ばれています。
CRYEのJPCとプレートキャリア
また、コンバットウェアだけでなくプレートキャリアやボディアーマー、チェストリグやポーチ類などナイロン製品もCRYE PRECISIONを有名にした製品たちである。特に、JPC(JUMPABLE PLATE CARRIER)はミリフォトなどでも数多く見ることができるプレートキャリアで、レプリカ製品も大量に生産され一時期はサバゲーフィールドで見ない日はないほどの人気を誇ったモデルである。
JPCは、動きやすさを重視したプレートキャリアです。そのため、実銃の軍装を再現したいサバゲーマーに人気があります。一方、レプリカも多く出回りました。購入するときは、製品の表記を確認してください。

マルチカム迷彩の開発を皮切りに、次々と新しい製品を開発してはそれらをスタンダードなモデルとして普及させてきたCRYE PRECISION。今後も、業界を牽引しつつも常に現代装備を代表するポジションに君臨しつづけることは間違いないだろう。
ここまで見てきたように、CRYEの強みは、迷彩と装備の両方にあります。また、軍の評価を経て、民間でも標準になった製品が多くあります。そのため、装備選びの参考にしやすいメーカーです。
CRYEに関するよくある質問(Q&A)
Q. CRYE PRECISIONとはどんな会社ですか?
アメリカのタクティカルギアメーカーです。軍や法執行機関に採用され、民間でも人気があります。
Q. マルチカムとは何ですか?
CRYE PRECISIONが開発した、7色の迷彩パターンです。また、さまざまな地形に対応できる万能型として知られています。
Q. マルチカムは陸軍に採用されましたか?
2010年に、アフガニスタンに派遣される部隊向けに採用されました。ただし、2004年の標準迷彩には選ばれませんでした。
Q. OEF-CPとは何ですか?
アフガニスタンでの不朽の自由作戦で採用されたことから、軍で使われる呼び名です。略さない名称は、Operation Enduring Freedom Camouflage Patternです。
Q. JPCとは何ですか?
JUMPABLE PLATE CARRIERの略です。動きやすさを重視したプレートキャリアで、サバゲーでも人気を集めました。
Q. CRYEのコンバットシャツの特徴は?
袖と首は迷彩で、胴体は通気性とストレッチ性のある生地です。そのため、プレートキャリアの下でも快適に着られます。
Q. CRYEのG4コンバットアパレルとは何ですか?
2018年のSHOT Showで公開された、コンバットウェアの最新モデルです。また、生地とフォルムが一新されました。
Q. マルチカム迷彩の商品は購入できますか?
当店の商品一覧で、マルチカムの商品を確認できます。ただし、在庫は日々変わります。





