MP5SDは、H&K社のMP5シリーズの中でも、消音器を一体化した短機関銃だ。この記事では、特徴とバリエーションの違いを、2018年9月時点の情報で整理する。
HK MP5SDについて
MP5SDの要点まとめ
- 1974年頃に開発された、特殊作戦用の短機関銃
- 銃身と一体化したインテグラル・サプレッサーを備える
- 9x19mm弾を、亜音速弾として発射できる
- SD3は伸縮ストック、SD6はさらにバースト機能を追加
1974年頃に開発した特殊作戦用短機関銃。ドイツの銃器メーカーであるH&K(ヘッケラー&コッホ)社が製造しているサブマシンガン(短機関銃)MP5の多数ある派生型のシリーズの一つ。銃身と一体化し、ハンドガード内部に収納されているインテグラル・サプレッサーを設けている。SDとはSchalldämpfer(シャルデンプファー)の略。隠密行動をする特殊部隊が採用しており実銃を目にする機会は少ないがCOD4やMGS4等のゲームに登場しており密かに人気がある 静音性が非常に高く2階で撃つと1階では聞こえないと言われるほどである。インテグラル・サプレッサーは全長を短縮できるだけでなく、発射ガスが銃身から漏出して初速が減少する事で、音速をやや上回る銃口初速を持つ9x19mm弾を亜音速弾として発射することができるという特徴がある。このため、別途亜音速弾を用意する必要がない。
MP5SDの消音の仕組み
MP5SDの銃身は、約146mmと短い。銃身の手前には、30個の穴が開いている。そのため、発射ガスが消音筒へ逃げ、弾速が下がる。
また、弾丸が亜音速になるため、飛翔中の衝撃波が出にくい。つまり、発射音だけでなく、弾が空気を切る音も抑えられる。
MP5 SDの詳細
MP5と共に世界各国の軍・警察特殊部隊で使用されており、アジアでは韓国のKP-SWAT(韓国国家警察・特攻隊)、インド陸軍やMARCOS(インド海軍陸戦隊)、マレーシア王室警備隊などが装備しており、自衛隊も陸上自衛隊の特殊作戦群と海上自衛隊の特別警備隊(SBU)が採用しているためバリエーションも多く改良型として日々進化をとげている。
MP5の開発は、1960年代に始まった。Wikipediaによると、1966年に、ドイツの連邦国境警備隊などが採用した。そのため、SD型は、その後に生まれた派生型にあたる。
MP5SDのバリエーション
HK54
原型モデル。ストレートタイプのマガジンを持つ。
MP5A1
折り畳みストック型。弾倉の設計を変更して湾曲形状のバナナマガジンを導入。
ロアレシーバーは側面にリブ上のモールドのある形状で、この種類のロアレシーバーを継承したモデルは「SEFトリガーグループ」と称される。
MP5A3
A1の改良型。スライドストック、銃身を「フローティング・バレル」化して命中精度を向上させた。SEFトリガーグループのモデルだが、後期生産型はA4と同じデザインのロアフレームに変更されている(通称「ネイビートリガー」)。
MP5SD3
A3の特殊部隊向け内装サプレッサーモデル、通称SD型。伸縮ストックとなっている。
MP5SD6
SD3の最新型。SD3と同じ伸縮ストックに加え、バーストモードが追加となっている。
SD型には、SD1からSD6までの型がある。Wikipediaの一覧では、ストックの形とトリガーグループで分けられている。
| 型 | ストック | トリガーグループ |
|---|---|---|
| SD1 | なし | SEFまたはネイビー |
| SD2 | 固定 | SEFまたはネイビー |
| SD3 | 伸縮 | SEFまたはネイビー |
| SD4 | なし | SEFまたはネイビー |
| SD5 | 固定 | ネイビー3点バースト |
| SD6 | 伸縮 | ネイビー3点バースト |
MP5SDの今後
様々なバリエーションを持つMP5だが、SD型も特殊部隊の要求に合わせ様々なモデルが存在する。その中でも旧型レシーバーを好む隊員も少なくなく、国や部隊にあわせて使用されている。
優れたサブマシンガンに違いはなく、これからも息長く各国で使われていく事は間違いないだろう。
この記事は、2018年9月時点の内容だ。そのため、現在の製品情報は、商品ページで確認してほしい。
MP5SDに関するよくある質問(Q&A)
Q. MP5SDとはどんな銃ですか?
H&K社のMP5の派生型で、消音器を一体化した特殊作戦用の短機関銃だ。
Q. SDとは何の略ですか?
Schalldämpfer(シャルデンプファー)の略だ。そのため、消音器を備えたモデルを指す。
Q. MP5SDはどれくらい静かですか?
静音性が非常に高く、2階で撃つと1階では聞こえないと言われる。
Q. なぜ亜音速弾を別に用意しなくてよいのですか?
インテグラル・サプレッサーが、発射ガスを逃がして初速を下げるからだ。そのため、通常の9x19mm弾が亜音速弾になる。
Q. SD3とSD6の違いは何ですか?
SD6は、SD3の最新型だ。また、同じ伸縮ストックに加え、バーストモードが追加されている。
Q. MP5SDはどんな部隊が使っていますか?
世界各国の特殊部隊だ。また、自衛隊では、陸上自衛隊の特殊作戦群と海上自衛隊の特別警備隊が採用している。
Q. MP5SDはいつ開発されましたか?
1974年頃だ。ただし、MP5の開発自体は1960年代に始まった。
Q. MP5のエアガンはどこで探せますか?
記事内のリンクから、電動ガンとガスブロ製品の一覧を確認できる。








