従来ギアボックス型のPTW/トレポン用ギアボックスセットです。セット内容にはギア、シャフト、ベアリング、シムなども含まれギアケースに仮組みされており、システマPTW MAX2等の置き換えユニットとして有効です。
一部、独自の仕様でシステマ製パーツの流用ができない部分(セレクター基板、ピニオンギア)がありますが、入れ替え用パーツが付属しておりますので、本製品のみでお手持ちの従来型トレポンの組み替えが可能です。トリガーやセレクター周りのパーツは付属しませんので、お手持ちのトレポンから移植してご使用ください。
本ギアボックスは仮組みの状態ですので、保護オイルが少量塗布されているのみとなります。グリスアップや上記トリガーの取り付け、お好みでシム調整など、一度ギアボックスを分解して必要に応じた作業を行ってから組み込みを行ってください。
ページ下部に組込みの諸注意を掲載しておりますので、そちらもご覧のうえお買い求めください。
ギアケースはA7075アルミ合金で軽量かつ高耐久性を実現。CNC成形により精度も高く、サードパーティー製ながら信頼性の高いギアボックスです。
モナカ構造である点はシステマ製と同じですが、レシーバーへの固定リングは片側依託で分割せず、調整やメンテナンスで脱着を繰り返しても変形や折れが起きづらい設計となっています。
ギアはSUS420ステンレス材をHRC40-45に調質したCNC成形。ギアとして硬質な部類には入りますが過度な訳でもなく、靭性強度や耐摩耗性のバランスが取れ周辺パーツも含めたロングライフ性能に優れています。
ほとんどのギアにシステマ製との互換性がありますが、ベベルギアはスパイラル型の独自規格となるため、モーターピニオンギアも付属のスパイラル型に交換してください。無限ブラシレスモーターをお持ちの方は、そちらのパッケージに同梱されているスパイラルピニオンもご使用頂けます。
プラネタリーギアとシャフト、セクターギアを支えるベアリングプレートはケース側に負荷を持たせる足つき形状になっており、サンギアに負荷を掛けません。
セレクター「SAFE」時に物理的にスイッチ押下を防ぐトリガーロックは突起を設けてケース底面とのクリアランスを確保しており、トリガー組み込みがしやすい設計となっています。
1.トリガーの組込み
本ギアボックスは、システマ製トリガーの組込みを前提に設計されています。サードパーティー製のトリガーや、加工で可動域を増やしたトリガーの場合、トリガーを強く引くとセクターギアと干渉する場合がありますのでご注意ください。
干渉が起きる場合は、セクターギアと接触するトリガー上面を削るか、FCC製トリガーであればイモネジによる調整機能で引き代を少なくしてください。
2.検知基板の組込み
トレポン検知基板のトリガースイッチは押下量が小さく、各パーツの相性や個体差の微妙な変化の影響を受けます。
ギアボックスを閉じる前、ギアボックスのレシーバー固定前など都度基板を仮組みして、トリガーとスイッチの位置関係に問題が無いかご確認ください。
検知基板の挿入時に引っ掛かりを感じたら無理に押し込まず、どこに当たりが生じているか確認を行ってください。
逆にトリガーを引いてもスイッチを押せない場合は、アルミテープ等でトリガーのスイッチ押下部の嵩増しを行ってください。
3.ピニオンギアの交換と調整
本製品のベベルギアはスパイラル型となっており、システマ等のストレート型ピニオンギアが使用できません。必ず、本製品または無限ブラシレスモーターに付属するスパイラル型ピニオンギアに交換してください。
スパイラル型ピニオンギアはパワーの伝達や静音性に優れますが、ベベルギアと噛み合う位置が非常にシビアです。以下を参考に高さ調整を行ってください。
①稼働時のギアノイズ
ギア回転時に甲高いノイズが発生する場合は、ピニオンギアの高さが合っていません。
ストレート型よりも1mm程度高めに設置すると適正な位置が得られやすくなりますのでお試しください。
②ギア停止時の振動とノイズ
ギア停止時、強い振動(衝撃)や単発の大きなノイズが発生する場合もピニオンギアの高さが合っていません。
①の状態よりは適正位置に近い状態ですので、更にコンマ数ミリ単位でピニオンの高さを変更し、振動やノイズが起きないポイントに調整してください。
4.グリスアップとシム調整
メーカー出荷時、ギアにはグリスが塗布されておりません。保護用オイルを一度脱脂し、各ギアやケース内面、シャフト等へのグリスアップを行ってください。
使用するグリスはPROLUBE MESEL DPがお薦めです。
各ギアには部分的にシムがセットされておりますが、ギアの遊びなどが気になる場合は、ご自身でシム追加等の調整を行ってください。
尚、プラネタリーギアシム(インターナルセクターシム:4つ穴のシム)は追加しないでください。
5.ギアケースの固定ネジ
本製品は左右のギアケースの固定にトルクスネジが使用されています。トルクスレンチは付属しておりませんので、T10規格の工具を別途ご用意ください。
6.セレクター基板の組込み
ギアケースの仕様上、システマ製セレクター基板は取付けができません。本製品に付属するセレクター基板をご使用ください。
電子パーツにHTGベーシック 電子トリガーユニット PTW/トレポン用をお使いの場合は、セレクター基板がそのまま組込み可能です。
7.セレクターの組込み
本製品はセレクターが付属しておりませんので、お手持ちのトレポンから移植してご使用ください。セレクタークリックボールやスプリングは紛失しやすいため、作業時に床等へ落下させない様ご注意ください。セレクターラックギアの移植も必要です。
8.その他
組込み作業はお客様の自己責任において行って頂く様お願い申し上げます。誤った組み付けや調整等で生じた不具合については補償できませんのでご注意ください。
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メーカー: HTGベーシック