本製品にはモーター以外に下記パーツが付属します。
本製品には2種類のピニオンギアが付属します。システマ製やFCC製のギアボックスに組込む際は、スパー歯(ストレート形状)のピニオンをご使用ください。ヘリカル歯(スパイラル形状)のピニオンはHTGベーシック CNCギアボックス専用となります。
ピニオンギアを固定するイモネジには必ずネジ止め剤を塗布してください。ブラシレスモーターはハイパワーなためピニオンギアへの負荷も大きく、イモネジが緩みやすくなります。
ピニオンギアを最適な高さ(モーターセット時にサンギアに僅かに遊びが出来る程度)に調整したら数時間~1日程度時間を置き、ネジ止め剤が効果を発揮してからテストドライブを行ってください。ネジ止め剤は同梱されませんので、別途ご準備をお願いします。
ベアリング及びシムは無理に使用する必要はございません。ピニオンの高さ調整が決まらない場合にスペーサーとしてご活用ください。ベアリングのみの設置で平均的なピニオン高さになります。
ベアリングのみではギア鳴りする場合、シムを1枚ずつ追加してノイズの増減をご確認ください。シムを使用する際は少量のグリスを塗布頂くのがベターですが、ベアリングのみ使用の場合は不要です。
ご使用のレシーバーによってはピニオンを下げる必要がある場合もありますが、その際はベアリングやシムを使用しないでください。また、デフォルトのシャフト切り欠きでピニオンが下がりきらない場合は、ヤスリで切り欠き下方向に広げてピニオンを固定してください。
ブラシレスモーターはトリガーレスポンスを向上できる反面、チャンバーやノズル周りのセッティングやが非常にシビアになります。
従来モーターでは正常に動いていたトレポンでも、ブラシレスモーターに交換した途端不具合が起きる可能性もあります。しかしそれはモーターやお手持ちのトレポンが悪いわけではなく、ある程度寛容な範疇に納まっていたセッティングが、ハイレスポンスであるが故に見えてくる致し方ない部分でもあります。
従来モーターに比べ気を付けるべきポイントが多々ございますので、以下の注意点についてご一読願います。
当製品は圧倒的なレスポンスと回転数により、ノズルリターンスピードが従来モーターよりも早くなります。そのためセッティングが甘いと給弾不良や弾道の荒れが発生します。
チャンバーとノズルの相性、チャンバーとマガジンリップの位置関係、マガジンの弾上がり(スプリングのヘタり、リップ周りの変形)など、給弾周りのバランス調整を的確に行ってください。
ノズルBとピストンヘッドがしっかりと噛み合うことも需要なポイントです。シリンダーを分解し、ノズルBの摩耗がないか、ピストンヘッドOリング(白)の劣化がないかも併せてご確認ください。
これらを全て調整したにも拘わらず、レシーバーと内部パーツの相性等でどうしても不具合が抑えきれない場合も稀にございます。
その場合はノズルの後退時間を延長する下記パーツの導入もご検討ください。
ORGA トレポンシリンダー用 ロングストローク ピストンヘッドガイド
また、無限ブラシレスモーターは配線端子が制御基板に直接設置されております。モーター配線をハンダ付けする際は、端子の過熱は極力短時間で済ませ、電子部品に加熱の影響が出ない様に作業してください。
ハンダゴテを長時間に渡って当てると電子部品が破損する恐れがあります。基板の過熱による破損が見られる場合は、初期不良として交換はできませんのでご注意ください。
その他ご自身ではセッティングが難しい場合などはサポートさせて頂きますので、お問い合わせフォームよりご相談ください。
当製品は11.1V 通常放電レート20C以上のLipoバッテリーにて稼働します。7.4Vバッテリーではご使用になれません。また、経年劣化や過充電・過放電によりセルが痛んでいるバッテリーでは本来の性能が発揮されないほか、正常に動作しない場合がございます。組込後、動作に問題がある場合は新品のバッテリーによるテストも行ってください。
また、ブラシレスモーターには動作制御とシステム保護を行うCPUが組み込まれており、常に設定された回転数と反応速度をキープします。従来モーターに比べ消費電力は少なくなりますが、規定電流が保たれている限りは動作を続けるため、気づかぬうちに危険なバッテリー容量まで低下している場合がございます。
バッテリー保護機能も有してはおりますが、念のため休憩時などにバッテリー残量をご確認いただき、50%(目安として1セルあたり3.8Vくらい)を切っていた場合はバッテリーを交換してください。バッテリー容量の使い過ぎはバッテリーの機能低下や破損、事故等の原因となります。
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メーカー: HTGベーシック