ORGA WIDEBOREシリンダー トレポン用 Gen2
トレポン(PTW=Professional Training Weapon)用 ORGA WIDEBOREシリンダー は、システマやFCC、HAOのトレポンシリンダーに比べて内径が広くなっています。シリンダー内部の容積を増やしたことにより、放出されるエア量が増加しています。
構成する全てのパーツは日本製で、オルガエアソフトにて設計を行い国内の金属加工工場にて生産しています。オルガ トレポン用 WIDEBOREシリンダーを構成する各パーツ、シリンダー管やシリンダーヘッド、シリンダーエンド、シリンダー内部パーツ、クッションダンパー、スプリング、ボールベアリングに至るまで、全てのパーツを在庫しておりますので、ユーザーサポートやアフターサービスも可能です。
本商品は、最新のGen2ピストンアッセンブリーとNewシリンダーエンド導入済みです。
さて、なぜ「ボアアップ」にこだわるのか?という話ですが、既に電動ガン分野でMagnusシリンダーをお使い頂いているユーザー様はご存知の通り、一言で言えば「よく当たる」からです。
なぜ当たるのか?
トレポンでも電動ガンでもボルトアクションでも、シリンダー内径を広げ、シリンダー内部の容量が増えるということは、BB弾を発射する際の「放出エア量」が増加します。
同じ銃を2丁用意し、同じ初速+同じ弾の重さで発射した場合、シリンダー容量が大きい方が「弾の直進運動」の継続時間が長くなります。その事で「BB弾がブレ始めるタイミングを遅延させる事が可能」となり、結果 命中精度向上に繋がります。
※弾の直進運動 = 弾が前に進もうとする力
仮に40m先のターゲットを狙った場合「ギリギリまで射線を保てる弾」と「30m位から浮き上がったり、左右どちらかにブレる弾」だったら、どちらがターゲットに当たるでしょうか?
この結果がWIDEBOREシリンダーです。集弾性アップによる命中精度向上は、初速制限の厳しい国やフィールドレギュレーションの場合、大きなアドバンテージを得る事ができます。
ORGA WIDEBOREシリンダー for PTWで使用しているシリンダー材は、日本に2社しかいない、日本の原発に利用されているパイプを専門で製造する会社へ依頼し、ステンレス材の中でも特に硬い材質(SUS304)をチョイスしています。
そのSUS304の最終熱処理を省いたことで、シリンダーの肉厚を薄くする事に成功しています。
ORGAのトレポンシリンダーは、構成する全てのパーツを0から作っています。従来のシリンダーよりも内径が広い管を利用していますので、殆どのパーツは「その管」に合わせた規格で設計しています。ネジや衝撃がある部分など「耐久性が重視される」パーツに関しては全てステンレス材を使用し、加工も日本国内で行っています。特にネジピッチは精巧に仕上がっており、海外品のトレポンシリンダーに比べると格段にネジ同士の噛合が良く、頑丈に仕上がっています。
ORGA トレポンシリンダーは使用しているピストンヘッドも専用設計となり、内径が広いシリンダー管に合わせてピストンヘッドの外径も大きく設計しております。(ピストンとシリコンOリング、ピストンヘッドOリングは他社流用可能)
画像の通り、左がORGA WIDRBORE、右がSYSTEMA製のシリンダーですが、SYSTEMAの方にはWIDEBORE用のピストンヘッドが入りません。
※SYSTEMA製のシリンダーの中には生産時の公差でプラス公差の物については、かなりキツイですが入る物もありました。
ピストンヘッド外径は極限までシリンダー内径とのクリアランスを詰めていて、ピストンレール位置出しもキッチリしておりますので、駆動時にピストンを完全水平後方運動させることができます。
社外のトレポンシリンダーを利用した際に「赤い削り片」や「黒い削り片」が出ると耳にする事がありますが、これは、ピストンヘッドと管壁のクリアランスが大きすぎる事により、ピストンが水平後退できていないことで、ピストンがピストンレールのエッジで削れてしまっているためです。
ORGA WIDEBOREシリンダートレポン用の解説は、OUTLINEにも掲載さいてますので是非ご覧ください。
ORGAトレポン用シリンダー
ORGAでFLAT HOPを組み込んだコンプリートチャンバーとの相性も抜群ですので、ご検討ください。
ORGAコンプリートチャンバーASSY
ご注意点
本シリンダーは、出荷時にM110~M120クラスのスプリングをセットしておりますので、お買い求めいただいたあとのトレポンの初速調整はお客様にてお願い致します。
また、弊社では以下の環境でテスト(テイクイン・テイクダウン・実射・弾噛み・給弾など)を行い問題なく駆動を確認しております。お使いのトレポンでの不具合が生じる場合は、アウターバレルの設置状態やバレル自体の製品精度、それに伴うチャンバー位置、などご確認頂けます様お願い致します。
・システマ製 完成品トレポン
・システマ製 HOPチャンバー+インナーバレル
・システマ製 HOPチャンバー+ORGAインナーバレル
・FCC製 HOPチャンバー+ORGAバレル
・A&K製 トレポン
アフターパーツについて
ORGA WIDEBOREシリンダートレポン用を構成するパーツは、全て在庫しております。メンテナンス等でパーツがご入用の場合は下記よりパーツ単位でお買い求めいただけます。
ORGA WIDEBOREトレポンシリンダー パーツ一覧