S.COM REBORN PTWブラシレスモーター トレポン 従来ギアボックス用
SYSTEMA PTW/トレポン の従来ギアボックスでご使用頂けるブラシレスモーターです。通電から僅か0.005秒で43,000RPMに達する驚異的なレスポンスを誇り、従来モーターの4倍以上の回転数が圧倒的なトリガーレスポンスを実現します。
PTW INFINITYの登場によって、レスポンス最強のINFINITY、より高い集弾性を追求できる従来モデル、という住みわけができましたが、従来ギアボックスでもINFINITYに肉薄するトリガーレスポンスを手に入れることができます。レスポンスアップの恩恵は初弾の反応を最大限に高めるだけでなく、セミオートにおける速射性についても効果絶大です。
流速カスタム等で強いメインスプリングを使用していても軽々と引き切り、メーカー公称でM180スプリングでも回転数が落ちない強力なトルクを有します。オルガで販売しているM130~M150スプリングとWIDEBOREシリンダーや面ホップを導入し、短くカットしたルーズバレルを組み合わせることで、遠方への射撃においても高い集弾性をキープします。
ORGA WIDEBOREシリンダーはこちら
ORGA トレポン用メインスプリングはこちら
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ORGA トレポン用インナーバレルはこちら
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※コンプリートチャンバーASSY導入時は上記2点は不要です。
付属品
付属品はスポンジの下に入っています。
・ピニオンギア
・ピニオンギア固定用イモネジ※
・専用レンチ
・ピニオンギア用ベアリングスペーサー※
・ピニオンギア位置調整用シム※
※ピニオンギアの固定について
ピニオンギアを固定するイモネジにはネジ止め剤を塗布してください。ブラシレスモーターはハイパワーなため、ピニオンギアに負荷がかかると緩みや脱落の原因となります。ピニオンギアの最適な高さ(モーターセット時にサンギアに僅かに遊びが出来る程度)を決めたらネジ止め剤を塗布して同じ位置に再セットし、数時間~1日程度固着を待ってからテストドライブを行ってください。(ネジ止め剤は同梱されません。別途ご用意願います。)
※ベアリングとシムについて
ベアリング及びシムはピニオンギア取付時に位置調整をするためのスペーサーとしてご使用ください。ベアリングのみの設置で平均的なピニオン位置になります。ベアリングのみではギア鳴りがする場合、シムを1枚ずつ追加してノイズの増減をご確認ください。シムを使用する際は少量のグリスを塗布頂くのがベターですが、ベアリングのみ使用の場合は不要です。
ご使用のレシーバーによってはピニオンを下げる場合もありますが、その際はベアリングやシムは使用できません。また、デフォルトのシャフト切り欠きではピニオンの下げが足りない場合は、ヤスリで切り欠き下方向に広げてピニオンを固定してください。
ブラシレスモーターを導入するその他のメリット
性能をフルに活かすという点では流速チューンにオススメなモーターですが、回転数・反応速度・トルク以外にも低発熱・高効率・低振動・静音と様々な面で従来のブラシモーターより優れており、あらゆるセッティングに有効なモーターとなります。通常セッティングであっても、レスポンスアップ以外に静粛性やロングドライブなど非常に大きな効果が得られます。セミオートを常用するベテランプレイヤーであれば、1000mAh以上のバッテリー容量で丸一日サバゲーを楽しんでもバッテリー切れを起こしません。
また、ブラシレスモーターという名称の通りブラシやコミュテータが存在しないため、経年によるブラシ交換やローター交換、電極削れで発生する粉塵除去などのメンテナンスが不要です。トレポンユーザーが欲しかった性能が凝縮された新しい世代のモーターとなっております。
組込・使用についてのご注意
正常なトレポン本体に組み込んだ場合でも、もし動作不良が発生したり不安定な挙動になる場合は以下の原因が考えられます。また、従来モーターに比べ気を付けるべきポイントが異なりますので、以下の注意点についてご一読願います。
①組込について
当製品は、圧倒的な回転数によりノズルリターンのスピードが従来モーターよりも早くなるため、トレポン本体の調整はシビアになります。チャンバーとノズルの相性、チャンバーとマガジンリップの位置調整、マガジンスプリングなど、早い弾上がりがキープできるよう全体的なバランス調整も併せて行ってください。
標準的なシリンダーASSYで問題なく動作する場合は特に調整は不要ですが、微調整が難しい個体向けに、オルガエアソフトでは対策パーツを別途製作・販売する予定です。そのほかセッティングが上手くいかない場合はサポートさせて頂きますので、
お問い合わせフォームよりご相談ください。
②バッテリーについて
当製品は11.1VのLipoバッテリー(推奨レート25C以上)にて稼働します。7.4Vバッテリーではご使用になれません。また、経年劣化や過充電・過放電によりセルが痛んでいるバッテリーでは本来の性能が発揮されないほか、正常に動作しない場合がございます。組込後、動作に問題がある場合は新品のバッテリーによるテストも行ってください。
※Lipo 7.4Vバッテリーでも新品でセルの劣化がないもの、Cレートの高いものは動作しますが、11.1Vに比べ電圧低下検知の保護機能による動作停止が起きやすくなります。また、回転数や反応速度については本来の性能が出せません。
2024年4月追記:
Cレートにつきましては当店テストによる結果から「25C以上”推奨”」としておりましたが(状態の良いバッテリーであればCレートの低いLipoバッテリーでも動作確認できたため。)、S.COMより正式に「20C以上”のみ”」対応とのアナウンスがございました。弊社推奨値より低いレートも許容範囲ではあるものの、20Cより下では動作保証外となります。引き続きご使用されるバッテリーのCレートにつきましてはご留意頂けますと幸いです。
また、ブラシレスモーターには動作制御とシステム保護を行うCPUが組み込まれており、常に最速の回転数と反応速度をキープします。従来モーターに比べ消費電力は少なくなりますが、規定電流が保たれている限りは動作を続けるため、気づかぬうちにバッテリー容量が低下している場合がございます。バッテリー保護機能も有してはおりますが、念のため休憩時などにバッテリー残量をご確認いただき、50%(目安として1セルあたり3.8Vくらい)を切っていた場合はバッテリーを交換してください。バッテリー容量の使い過ぎはバッテリーの機能低下や破損の原因となります。
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