VFC XCR-L MICRO リチューン

VFC XCR-L MICRO リチューン
VFC XCR-L MICRO リチューン
 

タペットプレート、VFC XCR-L MICROのリチューンで、問題が起きた部分です。分解から初速調整までを、順番に整理しました。

タペットプレートとリチューンの要点

  • ベースは、VFC XCR-L MICRO GRAY電動ガン
  • ギアは、J-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセット
  • ピストンは、J-Armament製14歯メタルTeethピストン
  • タペットプレートは、GUARDER Ver.2用に交換
  • モーターは、純正にSBDを取り付け

VFC XCR-L MICRO 電動ガン本体 リチューン

今回はVFC XCR-L MICRO GRAY 電動ガンのリチューン作業をご紹介させて頂きます。

XCR-L MICROは、コンパクトで人気のある電動ガンです。そのため、リチューンの依頼も多い機種です。

実銃としてのXCRはアメリカのRobinson Armament Companyが開発した自動小銃です。
US SOCOMのトライアウト用に開発されましたがFN社のSCARに負け、現在は民間市場で流通しております。
各シリーズがある中「micro」はバレルが7.5インチサイズです。

エアーガンとしてのXCRはアッパーとハンドガードが一体化した特徴のあるフォルム、またコンパクトで取り回しが容易、M4系マガジンが使える事から人気のある機種です。
昨年GRAYカラーの発売により一層人気に拍車が掛かりました!

GRAYカラーは、見た目の人気も高いモデルです。ただし、内部は、独自の構造を持ちます。

VFC XCR-L MICRO GRAYの電動ガン全体

VFC XCR-L MICRO 電動ガン本体はこちら

VFC XCR-L MICRO 分解作業

フレームロックピンの位置を示したレシーバー
今回はオーナー様にて数点ORGAのパーツを組込み済との事。
最終の調整とギア、ピストン交換のご依頼を頂きました。
それでは早速作業に入ります。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
配線がメカボの上側でコネクターでジョイントされていますので外します。

まず、配線は、メカボの上側でコネクターにより接続されています。そのため、コネクターを先に外します。


タペットプレートを収めるシリンダー部の取り外し

タペットプレートが入るシリンダー部とノズル下部のストッパー
XCRはメカボックスが上下に分割しています。
シリンダー部分の上側をまず外します。
ノズル下部のストッパーを上方向に上げて外します。
硬い場合はマイナスドライバーなどを使うと楽に外せます。
そしてシリンダー部全体を前方向にスライドさせると外せます。

また、シリンダー部は、メカボの上側に独立しています。また、タペットプレートも、この部分に入っています。


ギアボックスを固定するネジとセレクターレバー
次に下側のギアボックスを外します。
ギアボックスを固定してる左右4個のネジを外し、セレクターレバーも取り外します。

なお、ギアボックスは、左右4個のネジで固定されています。タペットプレートの作業の前に、ネジの位置を確認します。


グリップエンド側の固定ネジ
グリップエンドを外し、モーター・やグリップを外します。


ギアボックス後部の2本のネジ
上から見るとギアボックス後部にネジが2本あるので外します。


取り出したギアボックスとカットオフレバー
これでギアボックスが取り出せます。
カットオフレバーのスプリングと固定ネジを外します。

さらに、カットオフレバーは、スプリングと固定ネジを外すと取れます。タペットプレートの作業前に、ネジを失くさないよう注意します。


タペットプレートの前に外すカットオフレバー

外したカットオフレバーとセレクタープレート
これでカットオフレバーが外せます。
セレクタープレートはポロっと取れますが無くさない様にして下さい。

また、セレクタープレートは、小さいパーツです。そのため、外した後は、別の容器にまとめておきます。


ギアボックス下側の2本のネジ
次に下側の2本のネジを外します。


モーターガイド部と上部のネジ
これでモーターガイド部が外れます。
次に上部の2本のネジを外します。

モーターガイド部と、トリガー部は、それぞれ2本のネジで固定されています。そのため、順番に外します。


外したトリガー部
これでトリガー部が外せます。


タペットプレート交換前のギアボックス分解

開けたギアボックスとギア
そしてギアボックスが開けられます。
この中はギアと逆転防止ラッチのみでシンプルです。
ギアを取り外し洗浄します。

例えば、ギアボックスの内部は、ギアと逆転防止ラッチだけです。そのため、タペットプレートの影響も少なく、仕組みは分かりやすいです。


J-ARMAMENT 13:1の強化ギアセット
オーナー様からのご要望でJ-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセットに交換します。


タペットプレート交換前のシム調整とグリス

シムを並べたギアボックス
シム調整はいつもの要領で行います。
シリンダー部が別なのでやりやすいです!

シリンダー部が別体なので、シム調整は、とてもやりやすいです。そのため、初心者にも向いています。


ネジを締めてシムを確認する様子
この様にネジを締めてシムの具合をみます。
ネジを締めないでシムを決めるとクリアランスが変わるのでギアが回らなくなります。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。

なお、シムは、ネジを締めた状態で決めます。タペットプレートの確認の前に、ギアが回るかを見ておきます。


BREAKTHROUGH BATTLE BORN ガングリス
シム調整が終わったらギアのグリスアップです。
少量をギアの歯に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

グリスは、塗り過ぎないことが大切です。そのため、筆で薄く延ばして、余分を整えます。


ギアボックスを閉じて組み込んだ状態
ギアボックスを閉じて諸パーツもく組込みます。


タペットプレート組み込み前のセレクターとモーター

ロアに組み込んだギアボックスと固定ネジ
ギアボックスをロアに組込んで上部とサイドの固定ネジを締めます。
次にセレクタレバーを取付けるのですがここで注意が必要です。
そのまま組んでしまうとセレクターレバーを動かした時に固定用ネジも一緒に回ってしまい、気がついたらセレクターレバーが無くなっていたなんて悲劇が起こります。

セレクターレバーは、固定ネジが一緒に回ると、外れて失くなります。タペットプレートとは別の注意点として、ネジロックで固定します。


ネジロックとセレクターレバーの固定ネジ
セレクターレバーを組込む際に固定ネジにネジロックを塗布します。
なるべく周りにはみ出さない様に塗って下さい。
はみ出すとセレクターレバーも固まって動かなくなりますので注意して下さい。

ネジロックは、少量が基本です。そのため、周りにはみ出さないように、先端で少しずつ塗ります。


取り付けたグリップと外したモーター
グリップも取り付けます。


SBDを付けたモーター
モーターはミドルタイプですので交換をする際はご注意下さい。
今回は純正モーターを使用しスイッチ接点保護の為にSBDを取付けたモーターを組込みます。

また、モーターは、ミドルタイプです。タペットプレートの動作確認の前に、モーターのサイズも確認します。


タペットプレート周りのシリンダー調整

タペットプレートを含むシリンダー部のスプリングガイド固定ネジ
次にシリンダー周りの調整です。
後部のスプリングガイド固定ネジを外します。


タペットプレートが入るシリンダー部のネジとトップレール固定金具
ネジ3ヶ所とトップレール固定金具を外します。
ちなみにシリンダーはMagnusシリンダーセットVer2~Ver6が組込んでありました。

シリンダーは、Magnus製のVer2~Ver6用が入っていました。そのため、気密と飛距離の面で安心です。


タペットプレートが見える開いたシリンダー部
これでシリンダー部が開きます。


BREAKTHROUGH BATTLE BORN ガングリス
一度シリンダーヘッドを外しシリンダー内の洗浄とグリスアップを行います。
そしてシリンダーヘッドを組み直します。

さらに、シリンダーヘッドは、組み直す際に、気密を確認します。タペットプレートの動作確認の前に、洗浄します。


タペットプレートと組み合わせるJ-Armament製14歯メタルTeethピストン
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンに交換します。

14歯のピストンは、耐久性が高く、定番のパーツです。タペットプレートとの相性も、後で確認します。


タペットプレート交換前に組み込んだシリンダー一式とスプリング
シリンダー一式を組込みます。
スプリングも組込みます。


タペットプレートの不具合と交換

BREAKTHROUGH BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

摩擦が発生する部分は、潤滑が欠かせません。例えば、ピストンレールやタペットプレート周りです。そのため、塗り忘れに注意します。


タペットプレートの不具合を確認するシリンダー部
これでシリンダー周りを閉じてノズルの動きやピストンの動きをチェックします。
と・・・・なんか変。
ノズルがタペットプレートから外れるではありませんか!
原因はプロメテウス製のタペットプレートがこの銃には合わなかった様でした。

タペットプレートは、ノズルを前後に動かすパーツです。そのため、形状が合わないと、ノズルが外れます。


GUARDER タペットプレート
と言う訳で再度開けてGUARDER タペットプレート Ver.2用に交換しました。
これで不具合は解消されました。
どこに落とし穴があるか判らないので油断は禁物ですね。
これでシリンダー周りを組込めばロア周りの作業は終了です。

この件では、タペットプレートの相性が、見落としやすい落とし穴でした。そのため、組み込み後の動作チェックは、必ず行います。


タペットプレート確認後のバレルチェック

外したアウターバレル一式
続いてフロント周りのチェックに入ります。
下部のネジを外すとアウターバレル一式が前に抜く事が出来ます。


アウターバレル基部のネジ
アウターバレル基部に上下左右4ヶ所のネジがあるのでそれを外します。


外したアウターバレル
そうしますとアウターバレルが外れます。

最後に、アウターバレルは、上下左右の4ヶ所のネジを外すと抜けます。タペットプレートの確認後に、この部分へ進みます。


抜き出したチャンバー一式
基部からチャンバー一式を前方向にスライドさせて抜き出します。
MagnusバレルとORGA DIMENSION フラットHOPが組まれていました。

Magnusバレルは、ワイドボアのインナーバレルです。タペットプレートの不具合が直った後の、弾道安定にも役立ちます。


初速調整の為バレル長の調整や弾道チェックを行い作業は終了となります。

試射は、屋外のロングレンジで行います。そのため、弾道と飛距離を確認します。

タペットプレートとチューン構成一覧

箇所 パーツ ポイント
ギア J-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセット オーナー様のご要望
ピストン J-Armament製14歯メタルTeethピストン 耐久性向上
タペットプレート GUARDER タペットプレート Ver.2用 ノズルが外れる不具合を解消
モーター 純正モーターとSBD 接点保護
シリンダー MagnusシリンダーセットVer2~Ver6 組み込み済み
インナーバレル Magnusバレル 組み込み済み
HOP ORGA DIMENSION フラットHOP 組み込み済み

タペットプレートに関するよくある質問(Q&A)

Q. XCR-L MICROで、タペットプレートが合わないとどうなりますか?

ノズルがタペットプレートから外れます。そのため、動作チェックで気づくことが大切です。

Q. どのタペットプレートに交換しましたか?

GUARDER タペットプレート Ver.2用です。交換後は、不具合が解消されました。

Q. タペットプレートを含むメカボは、どのように分解しますか?

上側のシリンダー部と、下側のギアボックスに分割されます。そのため、上側から順番に外します。

Q. タペットプレート組み込み時、セレクターレバーが失くなる原因は何ですか?

固定ネジが、レバーと一緒に回ってしまうためです。そのため、ネジロックを少量塗って固定します。

Q. タペットプレート作業前のネジロックは、どのくらい塗りますか?

少量です。はみ出すと、レバーが固まって動かなくなるため、周りに付かないように塗ります。

Q. タペットプレート交換と同時に、ギアは何に交換しましたか?

J-ARMAMENT 13:1 SuperHighSpeed 強化ギアセットです。オーナー様のご要望での交換です。

Q. タペットプレート交換後も、モーターは交換できますか?

ミドルタイプなので、交換の際は注意が必要です。今回は、純正モーターにSBDを取り付けました。

Q. タペットプレート交換後の初速は、どう調整しますか?

バレル長の調整で行います。また、弾道のチェックも合わせて行います。

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