アメリカの警官誤射事故増加に見る、トリガーの安全管理の重要性

アメリカの警官誤射事故増加に見る、トリガーの安全管理の重要性
アメリカの警官誤射事故増加に見る、トリガーの安全管理の重要性
 

アメリカの警官による暴発は銃のせい?
誤射事故の増加に見る、トリガーの安全管理の重要性

近年、安定した性能を保ってきた20世紀後半~2000年代の小火器の老朽化に加え、様々な新技術や人間工学を用いた新型の銃が増える中、多くの国の軍では小火器類のリニューアルが進んでいる。そんなミリタリー業界に呼応するかのように、警察などの法執行機関でもハンドガンなどの携行火器を新しいものへと変更したり、ウェポンライトなどのアクセサリー類の装備も恒常化してきている。そんな中増加しているのがアメリカでの警官による暴発・誤射事故だ。

暴発事故に関して言えば、アメリカ軍にも制式採用され話題となっているM17/M18のべースモデルとなるSIG P320の話題が有名である。複数の警察官・保安官補、中には民間人の所有者でも暴発事故が確認されており、これは銃がホルスター内にあったにも関わらず暴発したとして裁判や調査の対象となった。しかし、このところ心配されているのはこのような銃の設計不良による暴発事故だけではない。

M&P M2.0

ロサンゼルス郡保安局では2013年からS&W M&PとウェポンライトとしてSUREFIREのX300 ULTRA及びグリップスイッチを採用し導入を進めた。この際、装備の切り替え後から誤射事故が急激に増加。これは、それまで使用していたベレッタ92Fとの操作感覚の違いや新しく導入したフラッシュライトのグリップスイッチの操作ミスによるものではと見られている。

このロサンゼルス郡保安局の誤射増加の件はハンドガンやウェポンライトの性能・設計が原因であるとの見方があるが、一番の問題は警官のトレーニング不足による新しい銃器に対する技術・意識の低下である。ウェポンライトの扱いについては専門的な知識やトレーニングが不可欠と言われており、慣れないグリップスイッチを握ろうとした際の誤射などが目立つ。他にも、通常の運用時(捜査中など)でもちょっとしたことで銃を握りこんだ際に誤射をしてしまうなどイージーミスが目立つ。

グリップスイッチ

また、ニューヨーク市警などではトリガープルが軽く暴発しやすいとして、レギュレーションに満たない一部の銃をバックアップガンとして使用できないようにする措置を取ったという事案がある。しかし、使用できなくなった銃はトリガーこそ軽いものの落下などによる暴発を防止する安全対策が取られたハンドガンであり、取り扱いがしっかりできていれば危険なモデルではない。この措置はかえってニューヨーク市警のトレーニング不足やを露呈した出来事であろう。

これらの事実は、「トリガーには発砲する瞬間以外指を掛けない」というサバゲーでも当たり前の鉄則を、本物の銃を取り扱う警官ですら守れていないという事実があるからに他ならない。「暴発」という言葉で済まされることもあるようだが、指などがトリガーに触れて意図せず発砲したならそれは間違いなく「誤射」だ。

指トリガー

 

銃社会のプロでもミスをする、そこからエアソフトプレイヤーが学ぶことも多い

アメリカの警官による暴発・誤射の増加が銃やウェポンライトなど道具のせいにはできないというのは、趣味としてエアソフトを楽しんでいるプレイヤーとしても教訓にすべき点が多い。本職の警官ですら、事件現場でなくともホルスターからの脱着や持ち運び時に思わずトリガーに指を掛けてしまい誤射してしまう事故が多いのだ。これはトリガーが軽いとか状況的に仕方ないという言い訳が通じるものではない。安全管理に対し気が緩んでいることの表れだろう。

エアソフトでも同様に、弾を発射しようとするその瞬間まで絶対にトリガーには触れないことを徹底するのは鉄則である。ましてや発射の必要が全くないセーフティーエリア内では尚更だ。エアガンとは言え、眼球や口元などに至近距離でBB弾が当たれば重大な怪我や後遺障害に繋がる恐れがある。実弾が出る銃と同じ感覚で慎重かつ緊張感をもってエアガンを取り扱うよう心がけよう。

トリガー

セーフティーエリアではもちろんのことだが、フィールドの中でもトリガーの管理は徹底したい。フィールドイン後のスタート地点までの移動時やゲーム中でもトリガーには容易に触れないよう、トリガーガードの外へ指を出した状態にしよう。ゲーム開始前の誤射は例えフィールド内でもあってはならないことだし、ゲーム中でも体勢を変える際に思わずトリガーを引きフレンドリーファイアなどでもしたら、超至近距離による被弾で撃たれた側はたまったものではない。

また敵と相対した場合でも撃つ直前まではトリガーからは指を離しておくべきだろう。バリケード越しのガンロックやホップショットは別として、銃と言うのは撃つべき相手が見えた時点から照準を合わせるものだ。トリガーが指から離れていても銃口が相手に向くまでの間にセットできる。先にトリガーに指が掛かっていると、まだ銃口が相手に完全に向いていないにも関わらず身体が反応してしまい、初弾を外す、バリケードに自弾が跳弾し自爆する、味方を誤射する、といった意図しない発砲が起こりうる。

トリガーに指を掛けるということは、その先の発砲も含めた「責任」を伴う行動であることを自覚して、サバゲーやシューティングを楽しもう。

トリガー

※トリガーの安全管理についてお話しましたが、セーフティーエリアにおいてはトリガーに指を掛けていなかったとしても、故障による暴発の危険性などがあるため
・マガジンを抜く
・空撃ちをして本体内のBB弾を除去する
・銃口を人や自分に向けない、覗かない
これらを実施し、エアガンの安全管理を2重3重に徹底するようにお願い致します。

 
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