東京マルイL96AWS Magnusチューン PDI外装パーツ
今回は東京マルイ製L96AWSのPDI製外装パーツを使ったチューン&Magnusチューンのご紹介です。
外装パーツはアウターバレル、マズル、ハンドルを交換します。
レシーバーも交換を予定しておりましたがメーカー在庫切れの為、今回の作業では純正レシーバーのまま行います。
まずはストックとレシーバーを分解していきます。
HOPダイヤルの前側にあるネジを外します。
最後にトリガーガードを下から見ると奥に穴がある(トリガー後方部)のでその奥のネジを緩めます。
それでストックとレシーバーが分解できます。
次にローディングエスカレーター(弾をマガジン部からチャンバーに運ぶ為のガイド)を3本のネジを外し取り外します。
マウントレールの下にネジ(アウターバレルを固定している)があるのでこれも外します。
下側に2本のネジ(バレル基部インナーを固定している)も外します。
次にレシーバーからシリンダーを取り出します。
トリガーユニットの前後のネジを外します。
次にノズルプレートを外します。
クリップを外すとプレートを前方向に引き出して外す事が出来ます。
このノズルプレートはBB弾をマガジンからチャンバーに送り込む為のパーツです。
インナーレシーバーというレシーバーの下側のパーツを外します。
右横のネジを2本外します。
使うのはPDI L96AWS用 プレシジョンシリンダーセット HDです。
トリガーもセットで交換します。
使用するPDI L96AWS用 ニュートリガーはハイレートスプリングの使用に耐えられる仕様となっております。
まずピストンエンドをニュートリガーに付属しているピストンエンドに交換します。
既存ピストンエンドを外しニュートリガー用ピストンエンドのネジ部にネジロックを塗ります。
次にボルトエンドの後部と上部のネジを外しシリンダーと分解します。
ボルトエンドとハンドルをプレシジョンシリンダーに組込みます。
スプリングガイドにMagnusスプリングL96用をはめてピストンを被せシリンダー内に組込みます。
シリンダーヘッドを締め込んでシリンダーはOKです。
次にシリンダーサポートリングの内径を大きくします。
L96の場合、純正シリンダーよりプレシジョンシリンダーの方が若干ですが径が太い為そのままでは動きが渋くなります。
リューターや丸ヤスリ等で当たりを見ながら削ります。
インナーレシーバーにサポートリングを付けてシリンダーを差し込んで前後に動かします。
これで抵抗がなくなるまでサポートリングの内径を大きくしてください。
インナーレシーバーの内側も水性サンドペーパーを使って鏡面仕上げを行います。
そうする事で少しでもシリンダーの動きをスムーズに出来ます。
これらをレシーバーに組込みトリガーユニットも組込みます。
これでレシーバー周りのチューンは完成です!
と思っていたら・・・。
すみません、ハンドルを交換するのを忘れてました^^;
オーナー様のご希望はPDI製の鋼鉄ハンドルです。
交換はボルトエンドを外せば簡単にできます。
これで本当にレシーバー周りは完成です!

次にチャンバー周りのチューンに入ります。
HOP調整シャフトガイドという名称のパーツを外すとチャンバーブロックが引き出せます。

この様に後方にスライドさせて引き抜くのですが・・・。

L96のチャンバーブロックには両側にクリックピン&スプリングがついているので無くさない様に注意してください。

チャンバーブロックの前面にあるネジを外すとチャンバーブロックが分解出来、チャンバーを抜く事が出来ます。

バレル固定クリップとHOPアームのピンを抜いてチャンバーを分解します。

使用するインナーバレルはもちろんMagnusバレルですが電動ガン用は使えません。
MAGNUSバレル 6.23mm VSR & L96 カスタム用 200mmを使用します。
もちろんこのバレルも面HOP対応です。
初速調整ですが高い場合はインナーバレルのカットかスプリングのカットで行います。

チャンバーパッキンも面HOP仕様にします。

ひっくり返して裏側にあるHOP用の突起を削ります。

粗めのヤスリかリューターで削り細目のダイヤモンドヤスリ等で仕上げて表面をなるべく滑らかにします。
これで面HOPで押した時に平らな面が下りてくるようになります。
チャンバーパッキンをインナーバレルに被せチャンバーに組込みます。

面HOP用ラバーはDIMENSION HOPを使いHOPアームパーツに接着します。
接着後前後をHOPアームの幅に合わせてカットをして下さい。
これをチャンバーに組込みチャンバーブロックに戻せばチャンバー周りは完成。

次にアウターバレルの交換です。
PDI製L96AWS用テーパードバレルFLに交換します。

チャンバーブロック一式をアウターバレルに組込みます。
黄色いマスキングテープはクリックピンとスプリングの脱防止です。

シャフトガイドでチャンバーブロックを一旦固定します。
後でまたアウター管を組込むので分解します。

次はアウター管の長さ調整です。
アウター管とはインナーバレルが短くなった為にマズル部にBB弾が当たってしまうのでそれを防ぐ為の誘導管です。
外径φ10mmで内径はφ9mmのアルミパイプを使用します。
ちなみにホームセンターなどで売っています。
アウター管をインナーバレルに被せチャンバーブロックに押し当てます。
この状態でアウターバレル先端と同じ長さの所に印をつけてこれを起点にします。

次に今回は通常のマズルではなくPDI製サイレンサーアタッチメントを使用するのでこのアタッチメントを加工します。
まずφ9.5mmのドリルで内径を貫通させて広げます。(狭いままだとここで弾当たりが発生します)
次に内側(後方)からφ10.1mmのドリルで8mm程度ザグリを入れます。
これでアウター管をアタッチメントに差し込める様にします。
アタッチメントの最後部から8mmの所をアウターバレル先端から逆算してアウター管の先程印をつけた所から計算をして長さを決めて下さい。

これでチャンバーブロックを一旦取り出してインナーバレルの先端と根本にシールテープを4~5巻きしてアウター管を押し込む感じで組込みます。

アウター管を被せたらアウターバレルに再度組込みます。

アウターバレルをレシーバーに組み込む前にバレル基部インナーの内側もシリンダーがスムーズに通るようにリューターで削って広げます。
これでレシーバーとアウターバレルを組込みその他のパーツも組んでストックに入れに試射を行います。
初速調整を行って室内作業は完了です。

このマズルブレーキを付けるために今回はサイレンサーアタッチメントを組込みました。
名称はPDI製ボルトアクション用FETマズルブレーキです。
このマズルブレーキの内径も弾当たりを防ぐ為にドリルで削り広げました。
これでロングレンジ試射を行い今回のチューンは終了となります。