SUREFIRE(シュアファイア):工学博士のアイディアから生まれた世界的ブランド

SUREFIRE(シュアファイア):工学博士のアイディアから生まれた世界的ブランド
SUREFIRE(シュアファイア):工学博士のアイディアから生まれた世界的ブランド
 

SUREFIRE(シュアファイア)
工学博士のアイディアから生まれた世界的ブランド

現代の銃器アクセサリーでは当たり前となっているウェポンライト。その常識を作り上げたのは今でもフラッシュライトの第一人者として君臨するSUREFIRE(シュアファイア)そのものである。ただ暗い場所を照らすという本来の懐中電灯の役割を超え、警察官や兵士への驚異に対して目潰しとして効果的な盾となるフラッシュライト・ウェポンライトという考え方は、SUREFIREの創設者であるジョン・マシューズが現場の声を聞いて考案したそれまでにない発想であった。

ウェポンライト

SUREFIREは、レーザー照準器を開発したレーザープロダクツ社を前身としている。レーザーの光の特性が小型で使い勝手の良い銃器用照準器として利用できると考えたジョン・マシューズは、反対を受けた自身が立ち上げた工業レーザーメーカーを離れ、1979年にレーザー照準器に特化した新たな企業レーザープロダクツを立ち上げる。このレーザー技術は様々な銃器メーカーにより注目されることとなったが、これを機に同社に声を掛けたオリンピック警備にあたるロサンゼルス市警並びにロサンゼルス保安官局の要請に応え、ショットガン用レーザーサイトを提供。これをきっかけに現場の意見を聞いたジョン・マシューズは、銃器に搭載するフラッシュライトの構想を得る。

1985年には最初のSUREFIREブランド製品となるハンドガン用ウェポンライトを開発したレーザープロダクツ社は、その後も精力的に銃器用フラッシュライトの開発を続け、法執行機関だけでなく軍への納入も果たす世界的な企業へと成長。2000年にはブランド名であるSUREFIREを会社名に変更した。

レーザーサイト

 

無用に力を行使しない新たな発想

SUREFIREのウェポンライトは、先述の通り暗がりを照らすのではなく目潰しの効果を狙ったものである。警察官からのヒアリングの中で出た「対象を傷つけずに行動を制限させる」といったアイディアを実現するのに理想的な方法として、照度を強めたフラッシュライトが誕生した。

強い光を直視すると反射的に視界や運動能力を一時的に失ってしまう人間の反応を利用したフラッシュライトは軍事利用にも有効で、突入作戦の多い特殊部隊においては欠かせない装備の1つとなっている。軍用にも耐える性能を持たせるため、SUREFIRE製品の多くは強度・耐久性・照度において絶対的な信頼性を誇り、現在では最もスタンダードなフラッシュライト・ウェポンライトの地位を築いている。

ウェポンマウントライト

 

ライトに留まらないSUREFIREの幅広いプロダクト

SUREFIREはレーザーサイト・フラッシュライトを起源とするメーカーであるが、今ではフラッシュハイダーやサプレッサー、ボルトキャリアなどのパーツ類から大容量マガジンもラインナップする一大銃器アクセサリーブランドとなっている。特に、サプレッサーはアメリカ軍特殊作戦軍から高い評価を得て、要望に沿った形でSOCOMサプレッサーとして改修し定番シリーズとなった。米軍特殊部隊での使用をはじめ、現在では世界各国の軍や法執行機関、民間市場でも多くの使用例が見られる。

SOCOMサイレンサー

元々プロフェッショナルのために開発された信頼性の高いプロダクトの数々はその実績を認められ、SUREFIREは今では世界的なシェアを誇る銃器アクセサリーブランドとして進化を遂げた。それだけに高価な製品も多く、一般的に入手可能な製品も多いとは言えなかなか手の届かない高級品であることも確かだ。

サバゲーユース、モデルガンアクセサリーとしてはレプリカ製品も数多く作られていて、性能面では実物に遠く及ばないものの、手軽に特殊部隊の再現ができるパーツとして非常に重宝する。最近では精巧なレプリカモデルも多いため、形だけでも揃えたい、フィールドレギュレーションの範囲に合った照度のフラッシュライトを使いたいというプレイヤーにも多くの選択肢があると言えるだろう。

 
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